■阪神0-6ヤクルト
今季2度目先発の藤浪は7回115球10三振と力投したが、味方の援護がなく、逆に守備の乱れで足を引っ張られた。阪神は連敗。
■藤浪が全力疾走
(0-1とリードされた阪神は3回、一死から8番植田が死球で出塁し、9番藤浪が送りバントを決めた)
広澤氏「藤浪、1塁まで全力疾走したんです。最後まで走ったところに、今シーズンに懸ける、この試合に懸ける心意気を感じましたね」
(続く陽川が凡退し得点ならず。藤浪は6回にもライトフライで1塁へ全力疾走した)
■ミスをカバーするスポーツ
(4回、藤浪はヤクルト先頭の山崎を0ボール2ストライクと追い込みながら、3球目のストレートを打たれてヒットに)
広澤氏 「もったいないですね。その前のフォークがあんなに落ちたのに…もったいない」
(しかし次打者の初球、2塁に走った山崎をキャッチャー梅野が刺した)
橋本アナ「梅野が藤浪を助けます!」
広澤氏「これで、3球目のもったいないストレートが帳消しになりましたね」
橋本アナ「助け合いと言いますか…」
広澤氏「野球ってミスの多いスポーツなんですけど、"ミスしてはいけない"ではなくて、誰かがチームメイトのミスをカバーする、そういうスポーツだと僕は最近よく思うんです」
■藤浪、必死の形相
(ヤクルトは7回、ショート北條のエラーと内野安打で二死1塁3塁。続く1番坂口は藤浪への強いゴロ。藤浪が弾き1塁へ悪送球する間に3塁ランナーが生還し2点目)
広澤氏「藤浪を責められないですね」
(リプレイ映像では、藤浪が体勢を崩しながら必死の形相で1塁に投げる姿が映し出された)
橋本アナ「どうにかしたかった…」
広澤氏「気持ちが表れてますよね」
(藤浪は続く上田をフライに打ち取ったが…)
橋本アナ「センター近本かショート北條か、どちらだ、あー、ボールが落ちている!」
(近本と北條が激突し落球の間に2者が生還しヤクルト2点追加。記録は北條のエラー)
広澤氏「近本のスタートが遅い。北條はセンター(近本)が来てないので自分で取りに行ってぶつかった。ぶつかっても落としちゃいかん」
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試合が終わって広澤氏は「藤浪は言うことないんじゃないですかね。内容は素晴らしかった。今後の彼の活躍を期待したい」と讃えた。
次回のサンテレビボックス席は8月1日の阪神-DeNA戦を甲子園から生中継する。
(浮田信明)