■阪神4-1中日
阪神先発の青柳は17個のゴロアウトを奪う力投。阪神の借金は「2」となった。
■ゴロアウトがバロメーター
17日のサンテレビボックス席で解説を務めたのは投手出身の中田良弘氏(阪神在籍1981〜94)。
青柳は初回、中日先頭の大島をショートゴロに打ち取った。
中田氏「簡単に言うと、青柳のいい時はゴロアウトが多いんでね」
橋本アナ「ゴロが多いか少ないかがバロメーターですね」
中田氏「立ち上がりの入りって難しいんですけど、低めのいいゾーンに行ってますね」
■幸運なヒットで先制
(阪神は3回、1死1塁2塁で2番糸原の当たりは、いったん3塁線ファールゾーンに出てからフェアゾーンに逆戻り。3塁手の悪送球を誘い2塁走者が生還)
橋本アナ「おっと、フェア、フェア」
中田氏「あああ」
橋本アナ「中田さん、これ珍しい…」
中田氏「ふつうファールゾーンに行くんですけど、入ってきましたね」
(さらに3番サンズが2点タイムリー2塁打で続いた)
橋本アナ「サンズはスリーボールからでした」
中田氏「3球続けて真っ直ぐの後の抜いたシンカー。あれをよく引き付けて打ちましたね。引っ掛けなかったですね」
■中田氏、青柳を絶賛
(4回、ビシエドにソロホームランを浴びた後、左の溝脇に対する青柳の投球に中田氏が注目した。空振りとファールで2-0と追い込む)
中田氏「アウトコースのコントロールが非常にいいですね、左バッターに対してね」
(3球目は内角にスライダー)
中田氏「あ、この球ですね。内に入りましたけど。同じコースで違う球種を使うんですよ。同じ外でシュート、同じ外でスライダーというね」
(5球目は外角低め)
中田氏「いまクイックで放りましたよね」
橋本アナ「あっ」
中田氏「バッターのタイミングがずれるんですよ」
(6球目、ワンバウンドする球で空振り三振に取る)
中田氏「ほう(満足そうに笑う)」
(青柳は5回、先頭の京田をフルカウントからセカンドゴロに打ち取った)
中田氏「いい粘りですよね」
橋本アナ「フルカウントまで行きました」
中田氏「この辺が去年おととしと違う、一皮むけた所ですね。フォアボール出すケースありましたからね」
(試合が終わって)
中田氏「ゴロの山。外野フライが1つだけっていう試合ありますかね。きょうは素晴らしかったですね」
18日と19日の阪神×中日戦もサンテレビボックス席で生中継する。
(浮田信明)