夏本番を前に、涼しげな音色を響かせるスズムシの出荷が兵庫県上郡町で最盛期を迎えています。
スズムシは雄が前ばねを擦り合わせて、リーンリーンと音を鳴らす虫として古くから親しまれています。
上郡町の松井スズ虫研究所では、夏の暑い時期に一足早く涼しげな音色を楽しんでもらおうと、養殖したスズムシの出荷が進んでいます。
作業場では養殖室で成長したスズムシの雄と雌を選別し、飼育ケースに入れて段ボールで梱包。
自宅に届いてから1カ月ほど音色が楽しめるということです。
スズムシは9月ごろまで、電話などで注文を受け付けているということです。