指定暴力団神戸山口組が来年の方針などを示すための会合を神戸市内で開き、周辺では警察が厳重な警戒にあたりました。
13日午前、神戸市西区にある指定暴力団神戸山口組の傘下事務所では警察が警戒するなか幹部らを乗せた車が次々に到着しました。
神戸山口組は「事始め」に合わせて会合を開いたもので、警察によりますと、対立する山口組は11日名古屋市で幹部らが集まったということです。
山口組と神戸山口組の間では、2019年8月以降抗争とみられる発砲事件が県内で3件発生していて、合わせて3人が死亡し、それぞれの事件で対立する組員らが逮捕されています。
兵庫県公安委員会は12月20日から2つの団体に対し「特定抗争指定暴力団」の指定に向けた意見聴取を実施することにしていて、指定されれば定められた警戒区域に組員が5人以上で集まるだけで逮捕できるなど、活動がより厳しく制限されることになります。