ビシエド弾に福本豊氏「エゲツない」、阪神が3連敗

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  • サンテレビボックス席/福本豊氏

中日9ー4阪神 (12日 阪神甲子園球場)

中日ビシエドの2打席連続2ランなどで阪神は打ち負けた。4番大山は7回の逆転機に凡退した。

タイガース戦を試合開始から終了まで完全中継する「サンテレビボックス席」。12日、解説を務めた福本豊氏(阪急—阪神コーチ)は「きょうはビシエド」。同じく中田良弘氏(阪神)は「大山がもっと打ってくれたら」と悔やんだ。

4回にビシエドの強烈2ラン

中日1点リードの4回、走者1塁で4番ビシエドの打球は低い弾道を描いてレフトスタンドに突き刺さった。福本氏は「まるでピンポン玉。レフト前の当たりかと思ったらそのままスタンドに入った。エゲツない打球やね」。中田氏は「メッセンジャーの投球は見送ったらボール。投手は低めを打たれたらショックが大きい。どこに投げたらいいのかと思ってしまう」とピッチャー心理を語った。
ビシエドは続く6回、今度はライトポール際に2ラン。福本氏「メッセンジャーはいいとこに放ってるんだけどね…」。中田氏は「これぞ4番」と讃えた。

木浪の初ヒットから反撃

7回、代打で登場したルーキー木浪が18打席目でプロ初ヒット。暴投で阪神2点目のホームを踏んだ。福本氏は「当たりはバットの先っぽだったけど、ホッとしたと思う」。5試合ぶり先発出場のルーキー近本もタイムリーで続いた。福本氏は「甘いボールだったが、それを1発で仕留めるのが一番大事なこと」と評価した。
しかし4-6まで迫りなお満塁で登場した大山が凡退。中田氏は「4番なのに余裕でインコースを攻められている」。

4番の差が出た

中田氏は「きょうは阪神と中日の4番の差がはっきり出た」と断言。福本氏は「大山にはこの悔しさを常に持って欲しい。先は長い」とエールを送った。
阪神は13日も14時から甲子園で中日と戦う。予告先発は阪神が岩貞、中日は柳。
(浮田信明)

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