阪神淡路大震災 特別番組

6434人の尊い命が奪われた阪神淡路大震災から、まもなく29年を迎えます。
地震発生から29年となる2024年1月17日、サンテレビでは、犠牲者を追悼するとともに、記憶・教訓を継承する取り組みの重要性を考える特別番組を放送します。

2024117日(水)
午前530分~615
【生中継】

「阪神淡路大震災1.17のつどい」
~あの日からそして未来へ~

「1.17のつどい」の模様を、会場の三宮・東遊園地から生中継。
地震の発生時刻に捧げられる黙祷の様子のほか、「神戸市追悼の集い」の模様もお伝えします。

<進行>
橋本航介 (サンテレビアナウンサー)
村上文香 (フリーアナウンサー)

ライブ配信

2024117日(水)
午後500分~730
【生放送】

バトン1.17
~知りたい あの日 伝えたい あなたへ~

1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神淡路大震災では、6434人もの尊い命が奪われ、多くの人が住む家や働く場所を失った。
大災害ではあるものの、震災を経験していない人たちが増える中、教訓の継承が課題となっている。
さらに、震災の記憶を語ってきた人たちの高齢化が進み、語り部の活動が困難になっているのが現状だ。
一方で、経験していない若い人たちにも、自分たちで学んで、伝えていくという活動が生まれている。
知っている人から知らない人へ、知らない人から知らない人へ、「震災の教訓」というバトンが手渡されている。
1月17日は多くの人の命が奪われた命日でもある。震災の教訓を、震災を経験していない若い人たちに伝え、次なる災害で失われる命をなくすためにも、あの日から丸29年となるこの日に合わせて特別番組を放送。

<ゲスト>
寺内健さん (元飛び込み競技選手)<宝塚市出身>
阪本真由美さん (兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 教授)
<司会進行>
藤岡勇貴 (サンテレビキャスター)
揚田葵衣 (サンテレビアナウンサー)
<中継リポーター>
柴原優美香 (サンテレビアナウンサー)
小浜英博 (サンテレビ記者)
<ニュース>
村上昂輝 (サンテレビアナウンサー)

ライブ配信

高校生、大学生が学び伝えるあの日の記憶

「震災は経験していないけど、僕たちにできることがある」
震災30年に向けて語り部活動に取り組む「あすパ・ユース震災語り部隊」は、神戸市灘区を拠点に活動する高校生や大学生らの団体。
大切にしているのは、地元・灘区の住民との交流で、被害状況や当時の思いを聞き取り、できるだけ丁寧に伝えるようにしている。
震災を知らない自分が語っていいのかという葛藤のなかで、記憶を継承するために奮闘するメンバーの日々を追った。


あすパ・ユース震災語り部隊

20歳の兄が犠牲 父の背中を追い語り部に

阪神淡路大震災で兄(当時20歳)を亡くした崔秀英さん(45)は、2023年2月から父の敏夫さんと同じ語り部グループ「語り部KOBE1995」に加わった。
2011年から息子を失ったつらさを伝え続けてきた敏夫さんが82歳と高齢になり、「自分が後を継がなければ」と動き出した秀英さん。
家族を失った悲しみや震災の恐ろしさ、後悔しないように行動することの大切さを親子2代で語り継いでいく。


崔秀英さん (45)

サンテレビ防災啓発プロジェクト特集

子どもたちに伝えたい震災メッセージ
38年ぶりの日本一を果たしたプロ野球・阪神タイガース。毎年1月17日には、選手たちが犠牲者を追悼し、黙とうを捧げている。
今回、南あわじ市出身の村上頌樹選手と、神戸市出身の才木浩人選手に、震災についてインタビューした。
震災を経験してはいないけれども、被災地で生まれ育った2人が、震災について学校などで学び感じたことを踏まえ、自分たちと同じ若い世代に、教訓として伝えていきたいことは何なのかを聞いた。

サンテレビ防災啓発プロジェクトについて
震災を知らない世代の教員や児童・生徒たちに震災教育として対象番組を録画したDVDや、サンテレビ 公式YouTubeチャンネルでのアーカイブ配信を使用する際の申請手続きを不要とします。(2025年1月17日まで)

使用後は番組のご意見ご感想をこちらからお寄せください。

  • サンテレビはこの活動を通して、SDGsの目標のひとつである「住み続けられる安全なまちづくり」を目指し、防災・減災に放送分野以外でも取組んでいきます。