「被災地を想う…」福岡県/女性

 

 
私は福岡に住む40歳の主婦です。
大阪で生まれ育った私にとって、神戸はよく遊びに行く場でしたし、
いとこも兵庫区の母子寮におりました。
いとこたちは2階に住んでいたため助かったのですが、
1階におられた8人のうち6人の方々が亡くなり、
新しく再建された母子寮にはこの方々の遺影があり、
何ともいえない気持ちでした。

 

1年のうちで一番寒い時期を、

テントや体育館の中で恐怖とともに寝た人のいたことを私は忘れません。
あまりにも多くのものを失ったことへの悲しみと、
なすすべのない不安とあせりの中で、
今も闘い続けている人のいることを私は忘れません。
被災地を遠く離れていても、思い続けています。