議事1 番組視聴・合評
「証言1.17~被災局のあの日 そして未来へ~」
放送日:2024年1月17日(金) 21:30~23:00
再放送日:2024年1月26日(日) 19:30~21:00
審議番組概要 1995年1月17日、激震地神戸に本社を置くサンテレビは停波の危機にさらされていた。本社の倒壊を免れ、自家発電で放送を継続。職員たちが次々と駆け付け、午前8時14分、緊急放送を開始した。その後、停波の危機を回避したサンテレビは、CMをカットし、6日間、計106時間29分にわたる特別放送を行った。あの時、アナウンサー、記者、カメラマン、技術職の職員はどう行動し、どんな教訓や反省を得たのか。当時の関係者の教訓や次の災害へのメッセージを伝える。
委員の主な意見(要旨)
- 「アーカイブを使用した構成は地元メディアだからこそできた番組だったと思う」
- 「震災報道に関して強いメッセージを受け取ったような番組だった」
- 「『心の痛みを撮影する』という言葉が非常に印象に残った」
- 「震災に関しては今後もずっと語り継いでいってもらうテーマだと思う」
- 「職員に震災経験者が5割を切る現在、今後どのようにして継承していくかということを考えさせられた」
- 「震災の生き証人の方の証言を残され、なおかつアーカイブされているところに感動した」
- 「記者、カメラマン、技術、それぞれの方のテレビマンとしての矜持というのを強く感じた」
- 「当時、被害情報から生活情報へと被災者目線に変えたことは住民にとっては有難かったことだと思う。」
- 「苦労したのにうまくいかなかったというような失敗事例を紹介すれば今後の問題提起となったのではと思う」