番組審議会

第511回 放送番組審議会

1月開催分
参加委員 6人

議事1 代表取締役社長による年頭挨拶

概要

昨日1月17日はサンテレビにとって最も重いテーマの1つ、阪神淡路大震災に関する特別番組を放送し、ネット配信も行った。震災の経験者が減っていく中で、教訓や記憶を若い世代に引き継ぐことに主題を置いた。
2022年はコロナ禍の終息が見えず、ロシアのウクライナ侵攻や物価高、増税や長期金利の利上げなど、社業や暮らしに明るい材料が見えない年だったが、今後の飛躍につながる歩み残した1年でもある。夏の高校野球兵庫県大会の全試合をサンテレビが配信したこと、サンテレビのYouTubeチャンネルが登録者数10万人を突破したこと、2022年度の関西写真記者協会賞のテレビ企画、テレビニュース部門で金賞をダブル受賞したことなどがあげられる。
SDGsについても、「いっしょにやらへん?」というキャッチフレーズを定め、地域の企業や住民と連携して取り組んでいくことを宣言している。国連が報道機関などを対象に加盟を募っているSDGメディア・コンパクトへの加盟も2023年度に果たす予定である。

議事2 サンテレビの放送番組全般について意見交換

委員の主な意見(要旨)
  • 「震災報道に関しては、『本当に防災力が高まっているのか』を検証したり、訓練の実効性があるのかなど、実践的な考え方をしていく必要があるのでは。」
  • 「昨年の参院選では、毎度ながら若者の関心の低さが課題とされた。昨年の特番のように若者を巻き込んでいく姿勢を続けてほしい。」
  • 「タクシーで向かおうとしたら運転手さんが旧社屋へ向かってしまった。まだまだ神戸駅前に移転したというPRの余地がある。」
  • 「サンテレビが持つ震災の映像は本当に生々しいし、編集技術の進歩もしているので、繰り返し繰り返し、飽きられようと伝え続けてほしい。」
  • 「メディアには様々な規制があるのに、YouTuberなどは自由に活動できるというところに矛盾を感じていた。だが、それもそろそろ終わりに近づいてきているような気がする。新聞・テレビのしっかりとした地盤を強みとしていってほしい。」
  • 「YouTube登録者10万人ということでそこでの収入も増えていると思うが、上質な番組を作るという目的のために使ってほしい」
  • 「コロナ禍で顕著に見られたが、『世間を煽る』『真偽がわからない』という報道が出ることがある。サンテレビは、そういう世間が流されていってしまうような情報への対抗のような小さな声を拾いあげる報道をしており、それは震災を経験して事実を丁寧に伝えるという使命が役立っているのでは。」
  • 「神戸新聞との連携をもっと強力にして、地元のニュースをどんどん放送すればいい。ネットニュースのいい加減さを逆手にとって、信頼を得ていけるのでは。」

議事2 11、12月度視聴者リポート報告

11、12月分の視聴者からの問い合わせ、意見、要望について報告した。