番組審議会
第502回 放送番組審議会
2月開催分
参加委員 9人
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、第502回放送番組審議会は各委員に資料を送付し、意見をメール等で募る在宅形式で行った。
議事1 番組視聴・合評
「Yadokari~コロナ禍の留学生支援~」
(2021年12月19日(日)20:00~20:55本放送)
(2021年12月31日(金)11:00~11:55再放送)
審議番組概要
世界で猛威を振るい、いまだ感染の終息が見通せない新型コロナウイルス。その影響は、勉強や技能実習で訪れた留学生、技能実習生たちの生活をも大きく変えてしまった。いまや私たちの生活のあらゆる場面で活躍する外国人の人材。コロナ禍だからこそ見えてきた必要な支援の道とその難しさを、神戸市兵庫区にある「国際交流シェアハウスやどかり」(留学生用シェアハウス)への1年間の取材を通して考える。
委員の主な意見(要旨)
- 「国際都市をうたう神戸らしいテーマだった。」
- 「急速に身近な存在になってきた外国人労働者について、ほとんど実態を知らないことに気づかされた。」
- 「『留学生』『国籍』などで大雑把にレッテルを貼るのではなく、信頼関係を築きながら丁寧に取材ができるのは地元局の強みだと思った。」
- 「支援活動に愛情と情熱を傾けるシェアハウスのオーナーに心を打たれた。」
- 「問題行動で退去していった留学生も取り上げているのが、美談だけではない現実を示すことができていた。」
- 「取材先のシェアハウスは、どういう施設なのかの説明がほしかった。住居の提供と、学習・労働の支援活動はそれぞれ別の活動で、これは特殊な施設のはず。」
- 「視聴者が支援活動に参加できる道しるべ的な情報を提供すべきだったのでは。」
- 「改善点が思い浮かばないほど秀逸な番組だと思った。」
- 「シェアハウスのオーナーと留学生に焦点が絞られているが、地域住民との問題や交流も描かれているので、周りの人たちの意見などもあればもっとよかったのでは。」
- 「日本語に不慣れな留学生たちへのインタビューに苦労したということなので、それがわかる場面があればよかったのでは。」
- 「コロナにより日本の教育現場は大きく変化し、教育とは何かを突き付けられた。その影響の末端にある外国人留学生たち取り上げることは、日本の教育問題にもつながることだと思う。」
議事2 1月度視聴者リポート
1月分の視聴者からの問い合わせ、意見、要望について報告した。