1.ネット上ニュースの削除要請「不起訴」の場合
2.ネット上ニュースの削除要請「起訴」の場合
3.被害者(その家族を含む)からの匿名要請
実際に放送したニュース映像を視聴してもらい、一連の流れを説明した後、委員に意見を求めた
1.ネット上ニュースの削除要請「不起訴」の場合
当社は事故現場でない容疑者自宅を映像として使用、さらに実名で報道した。その後当社サイトに記事をアップした(当該記事は現在削除済み)。後日視聴者(不起訴になった容疑者)から当該記事の削除、さらに拡散された記事に関しても削除要請があった。
【論点】
・事件現場ではない容疑者自宅の撮影・放送・配信、及び実名での報道について
・放送と同一内容のテキスト・動画のネット配信、及びその掲載期間について
・配信記事の削除要請について。また当社サイト以外に拡散した記事削除について
2.ネット上ニュースの削除要請「起訴」の場合
当社は容疑者の名前、さらに運営する施設名を実名で報道した。その後当社サイトに記事をアップした(現在容疑者は匿名、施設名は実名)。後日視聴者(起訴された容疑者の友人)から、「更生の障壁になる」などの理由で記事の削除要請があった。
【論点】
・「更生の障壁になる」としての削除要請について
・有罪判決を受けた者と不起訴処分者で対応は違えるべきか
・放送で容疑者名と共に、施設名も実名で報道したことについて
3.被害者(その家族を含む)からの匿名要請
当社は被害者の男性を実名報道で放送した。その後当社サイトに記事をアップした(匿名表記)。後日視聴者(被害者の家族)から、匿名報道の要請をしたにも関わらず、実名報道されたことに対する苦情が入った。
【論点】
・本件のような自然災害による被害者家族からの匿名要請について
・また事件・事故の被害者(いずれも家族を含む)からの匿名要請について
・放送の対応と配信での対応(例えば実名から匿名に変えるなど)について
10月分の視聴者からの問い合わせ、意見、要望について報告した。