議事 防災特別番組「阪神淡路 防災家族会議~南海トラフ巨大地震に備える~」
(2017年1月29日(日) 20:00~20:55放送分)
審議概要
近年、甚大な被害をもたらす大地震が相次ぐ日本列島。番組では、梅田康弘京都大学名誉教授の解説で、発生が確実視されている南海トラフ巨大地震の危険性や津波から命を守る行動などを伝えた。また、ため池による洪水「内陸津波」の可能性や、地震による液状化の被害についても検証。阪神淡路大震災から22年を経て、自助・共助の重要性を改めて考えるとともに、家族で防災・減災について話し合うことの大切さを訴えた。
委員の主な意見(要旨)
- 「去年4月の三重県南東沖を震源とする地震を南海トラフ巨大地震の前兆現象だと位置づけたり、内陸の津波の危険性を指摘したり、とても良い内容」
- 「市民目線でいろいろな要素を盛り込んでいて、見やすかった。ため池や液状化も紹介していて、視点の違いが面白かった」
- 「南海トラフ巨大地震の発生について、実感がわいてきた。どういう形で地震に備えるか具体的に説明していて良かった。家族とも話題にして防災について話し合うことが大切とよく分かった」
- 「見ごたえのある番組で映像も良かったし、地図も綿密で良かった。テーマも『内陸津波』など新しい視点が盛り込まれていて良かった」
- 「阪神淡路大震災を経験した地元メディアの使命として重要な特別番組。内閣府や海上保安庁、自治体から映像や資料を取り寄せて整理していて、ビジュアル的にもわかりやすかった」
- 「切り口が新鮮で、尼崎の液状化を防ぐための対策も紹介していて、地域で防災に取り組むことが大切と伝わった」
- 「いたずらにあおらない、音と映像の使い方が良い」
- 「全体的に整理された非常に良い番組」
- 「南海トラフ巨大地震の前震や、淡路島に8メートルの津波が想定されていることも知らなかったのでためになった」
- 「南海トラフ巨大地震の場合、阪神淡路大震災と違ってどんな被害が想定されるか具体的に紹介したら良かったのではないか」
- 「福井県の原子力発電所に被害が出たらという問題に触れなくて良かったのか」
- 「福島県でため池が決壊して内陸津波の被害がどれくらい出たのか知りたかった」
- 「子ども向けに、どうやって逃げるかなどの情報を流してほしい」