番組審議会

第427回 放送番組審議会

開催日  2014年3月11日(火)
出席委員:7人

議事1 トークバラエティー「カツヤマサヒコSHOW」
(毎週土曜日 23:30~24:25)

審議概要
コラムニストの勝谷誠彦が、初めて自身の名を冠した番組。勝谷が雑誌編集長となり、売れる雑誌を作るべく行きつけのバーで各界のスペシャリストと本音トークを繰り広げる……という設定で、スタジオのセットでは本物のバーテンダーがシェーカーを振る。
ゲストトークの他、話題の店や隠れスポットなどの勝谷情報をVTRで紹介するコーナーや、視聴者からの悩みをゲストとともに解決するコーナーもある。
アシスタントはサンテレビアナウンサーの榎木麻衣。編集長の部下という設定で、お酒をすすめながらも会話の軌道修正(?)をしつつ、本音トークを限界まで引き出していく。
昨年10月スタート。これまでに、作家の百田尚樹氏やボクシングの長谷川穂積氏、映画監督の林海象氏、報道カメラマンの宮嶋茂樹氏(不肖・宮嶋)ら様々な分野のゲストを迎えてきた。当審議会では‘ホリエモン’こと、堀江貴文氏が登場した本年2月22日放映分を視聴、合評した。

委員の主な意見(要旨)
  • 「良い雰囲気で、良く出来ている。また見てみたくなる番組」
  • 「土曜深夜に合う構成。良い意味でサンテレビらしくない番組」
  • 「勝谷氏の、イメージよりソフトで常識的なMCぶりが良い。榎木アナも好感が持てる」(意見多数)」
  • 「ゲストのラインナップに驚き。こういう人たちが呼べる時点で、成功と言える」
  • 「ゲストが魅力的。サンテレビのチャレンジとしても面白い」
  • 「‘背景’の女性客の衣装や動作が気になる」「バーにしては明るすぎる」(意見多数)
  • 「(セットを)バーにしている必然性が感じられない。カクテルなどの豆知識も」
  • 「‘編集会議’の体裁になっていない。『今週はこれでいこう!』のようなオチを」
  • 「タイトルの『show』は、内容とミスマッチではないか」
  • 「回を重ねる毎に、まだまだ発展していくと期待している」

議事2 報告(続報)
アニメ番組「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」

本年1月から毎週土曜日に放映している表題アニメ番組(30分枠)に「放映時間帯が不適切」などという視聴者意見が寄せられたことを受け、BPOの青少年委員会が審議入りしていた(既報)。
同委員会は、2月25日に開催した第154回委員会で、これまでの局側の回答書などを基に「委員会の考え」を公表することにより審議を終了することとなり、当審議会ではこれらの点について、局側から各委員にその経緯等を説明した。
報告のあと委員長から「評価が高い番組も制作しているのに、こんな形で名前が挙がって残念だ。反省点には真摯に向き合っていただきたい」との要請があった。