議事 サンテレビの放送番組全般について
審議概要
「阪神タイガースの3000試合中継まで、あと『7』に迫っている。このように地域に深く根ざした不可欠なコンテンツを、新たに生み出していきたい」「『いま何が起きているか』を、リアルタイムで出来るだけ早く確実に伝えていく」などとする局側の新年の抱負を受けて、委員側からは副委員長が「タイガースの3000試合中継には注目している。一方で、通信と放送の融合が現実になり、メディアのあり方が厳しく問われている時代。当審議会の役割も従来に増して重要になっている。指摘すべきところは厳しく指摘していきたい」と述べ、サンテレビの放送番組などを中心に、意見交換を行った。
委員の主な意見(要旨)
- 「(各局とも)ことに年末年始、見たいと思える番組がなかった」(多数意見)
- 「インターネットの利便性に奪われた視聴者を、どう取り戻していくか」(多数意見)
- 「テレビの信頼性を含めた魅力など、視聴者の意識がキチンとリサーチできているか。年齢層によっては乖離しているのではないか」
- 「『定着』をキーワードに、ニュース番組を見てくれる世代を丹念に育てる。問題の確認と提起があれば、視聴者は帰ってくる」
- 「自社製作番組。思いがこもったものは伝わる」
- 「スマートフォンやタブレット端末は『ながら』が出来ないのだから、食事をしながらでも……というテレビの良さを感じられるように」
- 「iPS細胞に関連して、(医療産業都市)神戸は注目されている。最先端の医療を取り上げて欲しい」
- 「アマスポーツや、メジャーでなくとも地域で活躍している人を取り上げたもの。全国のテレビ局とは一線を画した番組を」
- 「この1月17日に(阪神・淡路大)震災特番をあれだけの時間やっていたのは、サンテレビだけだった。18年を経ても再生できないところもあるのを見て、東北など(の被災地の復興)は、とてつもなく長い歳月がかかるのでは、と改めて思った」