議事 「1.17 3.11 “2つの被災地”芽生えた絆」
(1月17日〈火〉18:00~18:54)
審議概要
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で、被災者支援を続ける「チーム神戸」の金田真須美さん。金田さんは阪神・淡路大震災の被災者であり、震災をきっかけに神戸で被災者支援のボランティアを始めた。その経験を生かして石巻市で活動する金田さんは、被災した人たちの交流スペースを作り、コミュニテイづくりに力を注いでいる。春、夏、秋、冬と10ヵ月にも渡る金田さんの地道な活動を通して、必要とされる支援のあり方を考える。
レギュラー枠の「ニュースシグナル」を拡大し、この番組の前後に配した。
(17:30~18:00/18:54~20:00)
委員の主な意見(要旨)
- 「非常に誠実にテーマと向き合い、好感がもてる」
- 「番組としては引き込まれた。面白く見られた」
- 「中心人物を通しての目線は、被災者の心情や境遇に踏み込んでいるが侵害していない。直後の番組でも、フォローが為されていた」
- 「(阪神・淡路の)震災を経験した局のスタッフの思いはよく分かった。たくさん残っている映像が、分かり易く、よくまとまっていた」
- 「きれいにまとまり過ぎ。もっと厳しい現実、被災者の怒りの部分にもスポットを当てて欲しかった」
- 「全体に情緒的。被災地は笑顔を並べる状況にはないし、ボランティアが抱える問題もある」
- 「前後の番組で補っていたのかも知れないが、1月17日の放送であるにもかかわらず、阪神の映像が少ない感があった」
- 「ボランティアの中では突出した人物を取り上げているため、視聴者との関係性、『私たちに出来ること』という視点がない」
- 「音声が不明瞭だったり、聞き取れないシーンが多数あった。字幕で補ってほしい」