番組審議会

第401回 放送番組審議会

開催日  2011年5月10日(火)
出席委員 7人

議事 「東日本大震災 “被災地”から被災地へ」
(2011年5月1日 午後2時~2時55分放送)

審議概要
「東名阪ネット6(サンテレビ、KBS京都、三重テレビ、テレビ神奈川、千葉テレビ、テレビ埼玉)共同企画ドキュメンタリー」の第一弾で、東日本大震災の被災地への支援を行っている人たちに密着した55分枠の番組。

16年前の阪神・淡路大震災で被災経験がある金田真須美さんは、劣悪な環境の避難所で暮らす被災者の状況改善に力を注ぐ。
阪神・淡路では引っ越しボランティアなどを行った吉村誠司さんは、その活動のつながりを元に重機を使ったがれきの撤去に取り組む。
また、宮城県石巻市にある小学校の避難所が、ボランティアの支援を受け変わっていく様子などを通して、阪神・淡路の経験を生かした被災者支援のあり方を追った。
ナレーションは、神戸出身で阪神・淡路大震災の遺児支援を続けている、シンガーソングライターの平松愛理。

委員の主な意見(要旨)
  • 「タイトルの意味を、あらためて実感。感動的な場面など、ポイントをよく絞って撮れている」
  • 「借り物や通りいっぺんの言葉で伝えているのではないので、リアルに胸を突く。(他局と)同じ映像が流れても肌に感じるものがある。サンテレビでないと作ることができない番組」
  • 「被災者の避難所での気持ちの変化など、被災地を支援しようという映像が、随所に自然な感じで紹介されている」
  • 「被害状況を伝える震災報道は色々あったが、ボランティアにスポットを当てた番組は少ないので、有り難かった」
  • 「神戸の視点から見ていく番組で、見ている方も気持ちが同じように動く。具体性があり関係性が分かり易い。ボランティアに行こうという人にも共感されるだろう」
  • 「誠実で丁寧につくられている。低い視線で、被災者に寄り添い話に耳を傾ける姿勢が良い」
  • 「番組のキーとも言える女性について、16年前(阪神・淡路)の体験が詳しく語られていれば、彼女のエネルギーの説明になるのだが……」
  • 「ハッピーな感じのエンディングには違和感がある。むしろこれから始まる問題が山積であり、きれいに収めないで欲しかった」
  • 「一時の勢いだけでない取材や報道、継続性が今後の課題」