キム・マンドク
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時は18世紀末の朝鮮王朝時代。都・漢陽でホン(後のキム・マンドク)は、両親を知らぬまま養成所を運営するキム師匠に育てられた。
好奇心旺盛のホンは、独創的な考えで商売をし、お小遣いを稼いでは問題をおこしていた。師匠に怒られる日々を過ごしながらも、いつかは大商人になって養成所の仲間たちと世界を渡り歩くことを夢見ていた。
闇商売が縁で両班の子息チョン・ホンスと仲よくなるが、市場の大房カン・ゲマンの罠にはまり、漢陽を追われてしまう。ホンスと引き裂かれ、師匠とも離れ離れになったホンは、師匠の故郷・済州にたどり着き、教坊行首ミョヒャンの養女になって成長する。
7年後、済州一番の妓生になったホンは済州の西門問屋の若だんなでカン大房の息子カン・ユジに水揚げしてもらうことが決まるが、その当日、命を落としたと聞いていたキム師匠が目の前に現れる・・・・。
師匠はホンが平民であり、妓生にした罪は重いとミョヒャンを非難し、妓生を何とか辞めさせようとするのだった。師匠はホンを助けるために必死に、平民であるその証拠を・・・その証言を・・・探し始めるのだった…。
あらすじ
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10月12日(木) 最終話
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借金の取り立てに怒り暴徒となった民が西門に押し寄せる。知らせを聞いたマンドクは暴徒たちをなだめ、ムンソンに東門に来るよう誘うが、ムンソンは息子のサンだけを東門に預けて一人済州を離れる。数年後、済州は凶作が続き、民は飢えに苦しんでいた。マンドクは倉庫の米を無料で配るがすぐに底をついてしまい、都からの救済米は船が難破して海の底に。民を救うため、マンドクは全財産を米に変える決意をする…。
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10月11日(水) 第29話
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オ番頭の刀に刺されたホンスは、父の腕の中で息絶えた。キム・ウンリョルは、悲しみに暮れるマンドクに「ホンスのためにも夢をかなえよ」と励ます。息子を失って初めて己の罪に気づいた刑判は、すべてを王に告白して裁きを願い出る。ムンソンとオ番頭も過去の罪を問われるが、オ番頭がすべての罪を引き受ける。そして2年後、生き延びたムンソンは非情な高利貸しとなり、済州の民を苦しめ続けていた…。
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10月10日(火) 第28話
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本土にも出店を出し、倭国との交易を中心となって行う東門はまさに順風満帆。その頃、チョン刑判に帳簿を渡さなければ殺すと脅されたムンソンは、帳簿を持つカン・ユジを探すが、ユジは済州を離れる決心をして帳簿をマンドクに託す。それを突き止めたムンソンがマンドクのもとに駆けつけた時、帳簿はすでに火の中だった。万策尽きたムンソンは済州から逃げだそうとするが、そこへチョン刑判がやってきて…。
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10月9日(月祝) 第27話
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チョン・ホンスは西門の密輸現場を取り押さえるが、ムンソンはミョヒャンの単独犯だと主張し、倭国の商人をも買収して証拠を隠滅。ムンソンはすべての罪をミョヒャンにかぶせて毒殺を謀る。一方、偽の済州産真珠が対馬からの密輸品と判明したのを受け、朝廷では対馬との交易を増やして密輸を防ぐ一方、密輸の黒幕を追及せよとの王命が下される。追い詰められたチョン刑判はムンソンを始末しに済州へと向かう…。
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10月6日(金) 第26話
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ムンソンを待ち伏せし、父の仇を討とうとするカン・ユジ。しかし、そこへ駆けつけたチョン・ホンスと戦うはめになり、重傷を負って逃亡。ホンスはユジをかばうマンドクを責めるが、マンドクは殺人犯人として済州中で指名手配されるユジを何とか逃がそうとする。その頃、都では済州産を名乗る真珠が大量に出回り、値段は下落の一途をたどる。これを不審に思ったホンスは西門の密輸を疑って調査を開始し…。
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10月5日(木) 第25話
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西門と役所の癒着が断たれ、西門の寡占化状態だった市場も変化しつつあった。東門は清の装飾品が人気なことに目をつけ、質の良い済州の真珠販売に着手するが、それを知ったムンソンが、質の悪い倭国の真珠を密輸して済州産と偽り、東門の半値で売りさばく。真珠の値の低下に悩んだマンドクは真珠を装飾品に加工して売ることに。その頃、ムンソンが父を毒殺した事実を知ったカン・ユジは復讐の機会を狙っていた…。
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10月4日(水) 第24話
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行商団と連携し、済州の海産物を朝鮮全土で販売するマンドク。そんな時、豊漁のために魚の値が暴落しているとの情報がもたらされ、マンドクは早速、干物や塩辛を作って損失を未然に防ごうとする。一方、済州長官として赴任してきたチョン・ホンスは早速済州の市場改革に着手。これまで西門が代行してきた献上品の徴収を役所に戻す。危機感を感じたムンソンはチェ係官と共謀してマンドクを酒の密造の罪で捕らえ…。
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10月3日(火) 第23話
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都では闇商人の取り締まりが厳しくなり、済州の海産物を都で売ろうとするマンドクは大量の海産物を抱え込んでしまう。この状況を打開するため、マンドクはカン・ユジの紹介で全土の行商団を牛耳る親方と会い、都以外の販路開拓を依頼する。親方はマンドクの考えに興味を示すが、その矢先にカン・ユジの過去が暴露され、怒った親方はカン・ユジと縁を切ることを取り引きの条件として突き付ける…。
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10月2日(月) 第22話
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ム・メンダルへの返済期限が迫る中、行商団に捕らわれたトンアは、行商団の頭領になっていたカン・ユジに救われ、無事手形を取り戻す。マンドクは白笠で儲けた資金で東門問屋を取り戻し、行商団と連携して販売網の強化を目指す。その頃、都ではムンソン率いる絹店が市場を牛耳り、闇商人を力ずくで排除。混乱収拾にあたる平市署の令チョン・ホンスは、ムンソンと癒着する父・チョン刑判と正面から対立し…。
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9月29日(金) 第21話
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師匠の教えを胸に刻んだマンドクは、さっそく雑炊店の経営を始める。味と商いの方法で他店との違いを出し、6年後には済州一の雑炊店に成長。さらなる発展に向け新たな事業を模索していたところ、偶然、王様の危篤を知ったマンドクは、これを商売の好機を見て国葬に必要な白笠事業に乗り出す。済州中から笠作りの名人を集め、最高級の白笠を作り上げたマンドク。そこへ、王様崩御の知らせが…。
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9月28日(木) 第20話
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カン・ユジから帳簿のことで問い詰められた師匠は、それをネタにムンソンから証書を取り戻す。帳簿がなくなっていることに気づいたムンソンは、帳簿が師匠の手に渡ったと勘違いし、都合の悪いすべてを知る師匠を始末するため綿密な計画を練る。ムンソンの指図で黒牛事件の調査が再開されると、カン・ユジは真相解明を阻止するため飼育業者の口止めを図る。一方、ムンソンはカン・ユジの短刀を持って師匠を訪ね…。
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9月27日(水) 第19話
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黒牛事件の罪を着せられた東門の大行首が獄死。さらに、ムンソンの差し向けた高利貸しに乗っ取られて東門問屋は消滅する。西門に疑惑の目を向けるキム・ウンリョルはしぶとく調査を続けるが、これに脅威を感じたムンソンはキム令とマンドクの親子関係を証明する証書を盗み、事件から手を引くよう迫る。その一方で、事件の鍵を握る黒牛業者をオ番頭に命じて始末しようとするが、そこへチョン・ホンスが現れ…。
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9月26日(火) 第18話
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献上船の運営権を獲得した喜びに沸く東門問屋。しかし、そんな東門をムンソンの次の策略が待ち構えていた。献上船に宮廷でしか使えない黒牛の革と肉が載っていたとして東門の大行首が捕らわれ、さらに高利貸しのム・メンダルが船の代金を払えと東門に乗り込んでくる。マンドクは、大行首の濡れ衣を晴らすため黒牛の飼育業者を訪ね証言の矛盾点を見つけ出すが、そこへ東門の大行首の訃報が届き…。
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9月25日(月) 第17話
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ムンソンとチェ係官が待ち構える中、東門の船は無事済州に到着。直ちに船内を捜索するが、マンドクは見つからなかった。思惑が外れたムンソンは、キム副行首に師匠を東門の仕事から排除させるよう命じる。一方、船と船頭を手に入れた東門は船頭たちの賃金を減額して入札に挑もうとするが、船頭たちはこれに猛反発。折り合いがつかないまま迎えた入札の日。マンドクは船頭たちにあることを提案する…。
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9月22日(金) 第16話
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西門の妨害にも負けず、マンドクたちはファン船主の船を取りに海南へ向かう。しかし、マンドクは出島を禁じられた身。これを知ったムンソンはチェ係官に頼み、帰島を待って船を検閲するよう手配。一方、海南に到着したマンドクはファン船主の船を引き取ろうとするが、船頭たちが労賃未払いを理由にこれを拒絶。マンドクは献上船の運営権を獲得すれば未払い労賃を払ってもらえると説得するが…。
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9月21日(木) 第15話
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献上品の納品権獲得での活躍が認められ、キム・マンドクは東門問屋に復職。一方、権利を逃した西門問屋ではカン・ユジが大行首の座を剥奪される。そんなある日、王妃のご婚儀用の献上品を載せた船が難破し、再び献上品を運搬する船が必要になる。船を持つ西門ではムンソンがチョン刑判の力で献上船の運営権を獲得しようと画策。一方、船を持たぬ東門ではマンドクが船を借りて運営権の入札に参加しようとするが…。
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9月20日(水) 第14話
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西門に拉致されたソレは干アワビ作りを強要されるが頑に拒否。干しアワビ作りを断念したムンソンは倭国の商団と連絡を取り、アワビの代わりに倭銀を献上し、献上品の納品権を獲得しようとする。一方、やっとソレを捜し出したマンドクは再び干しアワビを作り始める。しかし入札には間に合わず、献上品の納品権は倭銀を献上した西門のものに。あきらめきれないマンドクは、干しアワビを持って役所に駆けつけるが…。
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9月19日(火) 第13話
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晴れて東門問屋で働き始めたキム・マンドクだが、妓楼の客を呼んだことが問題となり問屋を去ることに。行き場を失ったマンドクは救疾幕での恩人ペク・ソレを救い出し一緒に暮らし始め、そこへ献上品のアワビの入札が行われることを知る。マンドクは干しアワビ作りの名人ソレと干しアワビを作り、東門に納品して入札に参加しようと思い立つが納品の前日、ソレが干しアワビと共に忽然と消えてしまう…
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9月18日(月祝) 第12話
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親子として初めて対面したホンとキム・ウンリョル。ホンは商人となる夢を語り、ウンリョルはホンに「金萬徳(キム・マンドク)」の名を授ける。一方、アワビ横領事件は罪を被った戸房が殺されて迷宮入りに。ホンスは納得できないが、今後の不正を摘み取る制度の実施を長官に掛け合い、事件は幕を閉じる。教坊を出た師匠とホンは東門問屋で働くことになるが、そんなホンにホンスはすべてを捨てて済州に残ると言い出し…。
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9月15日(金) 第11話
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母親の戸籍がきっかけで自分たちが親子であることを知ったホンとキム・ウンリョル。そして密航事件の審理の日、ホンは無事密航の濡れ衣を晴らし、さらに平民と認められて妓生から解放される。ウンリョルはホンを引き取ろうと考えるが、師匠がこれに反対。一方、アワビ横領事件の再審理で追い詰められたムンソンとチェ係官は、ホンとウンリョルが親子の証拠を手に入れてウンリョルを陥れようと画策する…。
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9月14日(木) 第10話
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救疾幕から脱出したホンは自ら役所に出頭し、身の潔白を証明したいと申し出る。そこへキム・ウンリョルとチョン・ホンスが調査官として済州に赴任し、彼らの計らいで自分が平民の娘であることを証明する戸籍を探し求めるホン。それを知ったカン・ユジは先回りして戸籍を持ち出し、戸籍を渡す代わりに自分の女になれと迫る。やっとのことで戸籍を手に入れたホンはウンリョルを訪ね、自分の母親が記載された台帳を見せると…。
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9月13日(水) 第9話
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ミョヒャンとチェ係官に謀られ、キム師匠は牢獄、ホンは救疾幕(クジルマク)に送られる。養母の豹変ぶりにぼう然とするホン。その頃、漢陽では財産を狙って正妻の座に着いたマクスンがカン大房を毒殺。カン大房急死の報は済州にも届き、青ざめる係官に師匠は、カン大房はチョン刑判に殺されたと言い放つ。救疾幕に入ったホンは、そこでかつて済州から逃げようとしたペク・ソレと再会。そして彼女の口から母の死とホンが妓生になった真相を聞き…。
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9月12日(火) 第8話
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海女頭からホンの母ウノンの死の真相を聞いた師匠は、事実を言わない代わり妓生をやめさせるようミョヒャンに命令。一方、アワビの不正事件を調べていたホンスも海女頭から重要な証言を得る。追い詰められたミョヒャンとチェ係官は海女頭を殺し、さらにホンも投獄。何としてもホンを助けたいユジは、自分が捕まるのも顧みずホンスに不正の証拠が書かれた帳簿を手渡す。一件落着かと思われたその時、都のカン大房が急死したとの知らせが届き…。
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9月11日(月) 第7話
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水揚げ式直前に感動の再会を果たしたホンとキム師匠。師匠はホンが妓生になっていたことに驚き、ホンが平民の娘であることを証明して妓生をやめさせようとする。一方、アワビの不正事件の捜査で済州に来たホンスは、友人で西門問屋の大行首カン・ユジと再会。ユジはホンにホンスを紹介するが、ホンは妓生になった自分を恥じ、名乗り出ることができない。その頃、ホンの母親を知る海女頭を訪ねた師匠は、重大な事実を知り…。
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9月8日(金) 第6話
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トンアを救うためミョヒャンの養女になったホンは、7年後、美しい妓生に成長していた。ある日、水揚げを断ったホンの親友が殺される。親友の母を弔問したホンは、不条理な献上品の実情と献上品の一部が西門問屋に流れている事実をつかむ。同じ頃、都で献上品の不正を知ったキム・ウンリョルは調査のため済州行きを決意するが、カン大房がこれを妨害。代わりにチョン・ホンスが済州に到着する。さらに、キム師匠も済州にたどり着く…。
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9月7日(木) 第5話
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済州島への密航に成功したホンは東門問屋に居候しながらキム師匠とトンアの行方を捜す。自分の食いぶちを稼ごうと妓生たちに白粉を売ったら大当たり。しかし、それが仇になって東門から追い出されてしまう。一方、カン大房の追っ手に捕まるもチョン・ホンスの助けで解放されたトンアは、ホンを求めて済州島にたどり着く。3か月ぶりに再会した2人は都への脱出を図るが、ホンの才能に目をつけた行首妓生ミョヒャンの策略にはまり…。
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9月6日(水) 第4話
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朝廷とカン大房の追跡から逃れるには都を出るしかないと考えたキム師匠はチョン刑判を訪ね、カン大房と刑判の裏取引が書かれた帳簿を渡す代わりに捜査を中断するよう取り引きを提案。当面の危機を回避したキム師匠はホンとトンアを連れてふるさとの済州島を目指すが、船に乗る寸前でカン大房の一味に見つかってしまう。キム師匠とトンアのために自ら捕らわれるホン。そんなホンを助け出したのは彼女を愛し守ろうとするホンスだった…。
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9月5日(火) 第3話
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絹の密売現場に向かったホンは、逮捕に踏み込んだキム主簿の兵と密売業者の争いに巻き込まれる。辛くも養成所に逃げ帰ったものの、カン大房に命を狙われるばかりか、密売の重要人物として朝廷からも指名手配。ホンを案じたキム師匠は養成所をたたむことを決意する。一方、密売犯を取り逃がしたキム主簿はチョン刑判に捜査中断の圧力をかけられる。密売船で出会った少女が以前、闇商売で逮捕したホンだと気づき養成所に向かうが…。
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9月4日(月) 第2話
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闇市で知り合ったホンスのおかげで罰を免れたホン。結局、無事解放され、養成所を守るため仲間たちとお金稼ぎに奔走する。ホンスが刑判の子息と知り師匠から会うことを禁じられたホンだが、書店で偶然再会し急接近する2人。そんな時、漢陽に贅沢禁止令が公布され、市場が大混乱に陥る。カンの絹店では没収を免れるため絹を地方に運び出すことを画策。絹店のオ執事は絹を運び出す仕事をホンにやらせるよう姪のマクスンに命じるが…。
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9月1日(金) 第1話
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両親を知らずに育ったホン(後のキム・マンドク)は、尚宮だったキム師匠が運営する養成所で暮らしていた。裁縫や機織りに満足できないホンは師匠の目を盗んでは市場で物を売る毎日。その頃、都では養成所出身のカン・ゲマンが高官を後ろ盾に市場を牛耳っていた。カンは自分のやり方に批判的な師匠が目障りでならず、市場からの排除を画策。養成所の危機を知ったホンは再び闇商売をするが、そこへ取り締まりがやって来て…。