議事1 番組視聴・合評
「岩手と兵庫の絆 ~大震災から復興へ~」
1月29日(日) 20:00~20:55
3月12日(日) 21:00~21:54
審議番組概要
兵庫県出身の石田靖と岩手県出身の山川恵里佳が、東日本大震災津波の事実と教訓を風化させないため、そしてこれからのまちづくりや防災を考えていくため、岩手三陸の今をお伝えする特別番組。ともに大震災を経験した地域同士、手を携え復興へ歩みを進める兵庫と岩手の絆も紹介。
▽宮古市の新遊覧船「宮古うみねこ丸」
▽大船渡市の被災から復興した養殖ホタテ
▽宮古市で震災後も地元で営業を続ける老舗菓子店
ほか
委員の主な意見(要旨)
- 「特定の会社や人など岩手の良さがよくわかる一方で、全体的な復興の様子が把握しづらい」
- 「復興のキレイな側面は魅力的に伝わったが、水面下のもがき・苦しみも見せる必要があったのでは」
- 「定期的にこういったテーマの番組を作って、風化を防ぐのはメディアの役割だと思った」
- 「タイトルにある『つながり』が番組の中になかなか出てこなかったのがもどかしかった」
- 「『観光』を通して岩手を盛り上げようということなら、それをメインとしても良かったのではと思う」
- 「東日本大震災後、定期的に東北を訪れていたのがコロナ禍で途絶えたという人も多いので、そういう人たちへの良いメッセージになったのでは」
- 「浄土ヶ浜は津波の際に悲劇があった場所でもあるので、それを紹介せずに『綺麗な風景』というのは違和感があった」
- 「神戸と岩手のつながりに『ラグビー』『平尾誠二』というキーワードが出て、なるほどと思った。それだけにあっさり終わってしまったのが残念だった。」
- 「震災という共通点はあれど、都市を襲った直下型地震と、津波の被害が大きかった地震とでは、大きな違いがあるのでそれを比較するのも重要では」
- 「復興の『途中』を見せるというのは難しいと思うが、番組のパッケージとしてはうまく出来ていたと思う。」
- 「堅い雰囲気ではなく気楽に様々な情報に触れられた」
- 「どうしても見る側の期待が大きくなってしまうし、人によっても求める内容が違うのではないか」