議事1 番組視聴・合評
「阪神淡路大震災28年報道特別番組 バトン1.17 ~震災28年あの日を知らない子どもたちへ~」
1月17日(火) 17:00~19:30
審議番組概要
6434人の尊い命が奪われた阪神淡路大震災から、28年を迎えた。地震発生から28年となる2023年1月17日、サンテレビでは、犠牲者を追悼するとともに、記憶・教訓を継承する取り組みの重要性を考える特別番組を放送する。
▽震災継承の架け橋に二十歳の語り部
▽安田大サーカス団長安田 亡き友の言葉
▽精道小学校 震災教育の現在地
委員の主な意見(要旨)
- 「内容が盛りだくさんで、非常に見ごたえがあった」
- 「サンテレビの防災啓発プロジェクトは子どもたちにとって素晴らしいことだと思うので、もっと有効活用してもらえるよう働きかけてほしい」
- 「安田大サーカスの団長のように、今になってようやく震災経験を話せるという人はまだまだいて、その声を拾うのがメディアの役目だ」
- 「サンテレビの震災映像は他局と一線を画するほど臨場感があり、身近にメディアがいてくれるおかげでこういったありのままの歴史が残るのだと思う」
- 「小学校での震災教育の際、小学生の答えがあまりに『完成』された答えだったので、もっと子供らしい答えもあるはずなのではと思った」
- 「希望の架け橋のメンバーの、活動へ駆り立てるものをもっと掘り下げて聞きたかった。」
- 「スタジオで安田団長が震災の記憶を語っているときに、変に掛け合いをせずに、一人語りをさせているのが非常によかった。BGMもいらなかったと思う。」
- 「語り部がいなくなると、『断絶』ができてくる。それを埋め合わせるのが映像の力だと思う。」
- 「話自体はとても良かったが、こういう場面でも芸人を起用することに違和感がある」
- 「芸人が語ることで、意外性も相まって、よりインパクトのある内容になったと思う」
- 「それぞれの震災経験者にそれぞれの記憶・証言があるので、1人あたり短くてもいいのでたくさんの証言を集めるというのはどうだろうか」
- 「『上書き』されてきた震災の記憶を浮き上がらせ、とても身近なものと感じさせる番組だった。」
- 「押し付け的な昔の震災教育とは違い、ワークショップ形式で意見を出し、受け継ぐ側が再生産していく形が印象的だった。」