議事1 番組視聴・合評
「KOBE LIFE」(毎週土曜日10:00~10:30放送中)
4月16日(土)#1 「ダウン症の書道家 隅野由子さん」
4月30日(土)#2 「空き家再生人 西村周治さん」
審議番組概要
山や海、自然豊かで異国情緒あふれ、流行、芸術、食文化など多様性のある港町・神戸。震災やコロナなど、様々な試練を乗り越え、新たに街がスタートしようとしている。
「BE KOBE」のキャッチコピーには、「神戸の魅力は人である」というメッセージや、新しいこと挑もうとする人やその気持ちを愛する思いが込められている。神戸で生きがいや夢を見つけた人、新たなことに挑戦する人を紹介し、神戸で生き生きと生活する楽しさや街の魅力を発信する。
委員の主な意見(要旨)
- 「取材対象者の人選が今後どうなるかという部分はあるが、すごくいい企画だと思う。」
- 「空き家再生の話は、面白いテーマではあったが、説明不足で結論が弱く思った。」
- 「お母さんの優れた文化資本、知性などが隅野さんの人生の方向性を決めているように思った。」
- 「空き家問題は、利益を目的としたものなのか、ただの活動なのかわからなかった。お金の出どころなどはきちんと説明するべきだったのでは。」
- 「隅野さんの素敵な人柄をうまく伝えていた。」
- 「兵庫区や長田区といった下町の雰囲気を説明しないと、馴染みのない人には伝わらない。」
- 「『人』に焦点を当てながら、『街』の魅力を紹介するというのは、なかなか難しい取り組みなのでは。」
- 「森山未來さんのナレーションは中性的で、男女どちらの紹介にも合っていて、とても良い。」
- 「30分で1人だけを紹介するのは見ごたえがある。」
- 「隅野さんは以前も取材していたので無難な人選、西村さんの方は思い切った人選だと思った。」
- 「オシャレなオープニングから始まって、『典型的な神戸のイメージ』でいくのかと思いきや、うまく裏切られた。」
- 「神戸だけでなく、播磨や淡路バージョンも見たい。」
- 「堅い言い方をすると、隅野さんの方のテーマは『社会的包摂』、母親でさえも最初は健常者目線があったという課題を社会がどう向き合うか。西村さんの方は『持続可能性』という点で、活動の収支については触れるべきだった。」
- 「ナレーションが抑え気味なせいか、全体的に暗く感じた。明るい部分も作って、メリハリをつけてはどうか。」