番組審議会
第470回 放送番組審議会
開催日 2018年9月11日(火)
出席委員 5人
議事1 番組視聴・合評
特別番組「カンパイKOBE2018 ~5周年スペシャル!~ダイジェスト特番」
(8月26日(日)16:00~16:55放送分)
議事2 7月、8月度視聴者リポート(問い合わせ、意見、要望)について質疑応答
審議概要
震災を経験した神戸から復興の願いを込めたエールを東北へ届けようと2014年に始まったチャリティーイベント「カンパイKOBE」。5周年を迎える今年も「みなとこうべ海上花火大会」に合わせて、ライブ、グルメ、そして日本酒など盛りだくさんの内容で開催。このイベントの模様をダイジェストし番組化した。
委員の主な意見(要旨)
議事1について
- 「ライブのステージが中心で若さにあふれた番組だった」
- 「ライブでは歌詞が聴き取れるところが多く、特にMONKEY MAJIKの歌詞は胸に響いてきて、仙台を思い出し、時空間を超えてつながりを感じた」
- 「このイベントがあることは知っていたが、こんなに盛り上がっている世界があるとは知らず驚いた」
- 「ライブはダイジェスト版だったが、MONKEY MAJIKは音楽的にもよかった」
- 「わざわざ現地へ行かなくても当日の模様を見ることができて、新たな発見があった」
- 「東北へ向けてのエールという大義名分が番組内では希薄であった」
- 「野外イベントは現場よりもテレビで伝わるものが弱くなるので、テレビを通して特別なメッセージがあると視聴者も共感できるのに、その部分がはっきりしなかった」
- 「長時間のイベントなのでもともと1時間の番組にすることは難しい」
- 「チャリティーの部分は会場へ行けば感じることができるのかも知れないが、番組を通しては感じることができなかった」
- 「イベントへの出店だけではなかなか採算が合わないので、スポンサーへのサービスで作った番組かと思った」
- 「来年以降のイベントを盛り上げるための番組かもしれないが、見る側にしてみればこれは何のための番組かと思ったのではないか」
- 「チャリティーイベントでは募金に応じてくれた人たちにはその使い道を、責任をもって発信しなければならない」
- 「花火の映像と音楽のコラボということでは物足りない」
- 「チャリティーでいくらあつまって、それをどう使うのかが番組内にあればよかった」
- 「盛り込みたいことが一杯あるのはわかるが、ライブの比重が大きくて残りの部分をもう少し描いてほしい」
- 「この特別番組をするよりもイベントの様子を当日あるいは翌日のニュースで放送する方が出店社へのサービスになるのではないか」
- 「若者と神戸の地場産業である日本酒を楽しむことができる新しいイベントということで発信し、その中にチャリティーの部分があるという番組の流れがあれば違和感なく見ることができたのではないか」
議事2について
- 「視聴者からのプロ球開催のあり/なしや災害情報はdボタンでデータ放送を活用し、もっと周知してはどうか」
- 「これだけ災害が多いと兵庫県の北部や西部などはもっと情報がほしいという切実な要求がある」