議事 特別番組「ホンモノを見せたい!松方幸次郎 夢の軌跡 幻の松方コレクション」
(2016年9月11日(日) 20:00~20:45放送分)
審議概要
9月17日から11月27日まで神戸市立博物館で「松方コレクション展―松方幸次郎 夢の軌跡―」が開催されるのに合わせて制作した番組。実業家・松方が絵画を集めていった経緯、美術館建設を夢見ながらも散逸を防ぐことができなかった事情を振り返るとともに、収集された作品の魅力を専門家たちのインタビューをまじえて紹介した。また、新たに発見された作品を含めて今回の展覧会の狙いや見どころについても伝えた。
委員の主な意見(要旨)
- 偉大なコレクターである松方がどういった人物であったかが基本のテーマで、とても面白い番組だった
- 前半で人生を追いかけ、後半でコレクションを紹介するといった構成が良く、松方コレクションへの理解が深まった
- 一度は散逸した作品が、絵画を大切に思う人たちのおかげで、いろいろなルートをたどって回収できたことに感銘を受けた
- かなり詳しく絵画が紹介されていて、展示会を見に行きたいと思った
- 松方が最終的には美術館構想を抱いていて、それが国立西洋美術館という形で結実して、ちょうど世界文化遺産に登録されたので良いタイミングの放送だ
- 人物像をきっちりと描いたうえで、展覧会の内容を紹介するなど内容的に整理されていて楽しみやすかった
- 番組を見てから展覧会に行くと非常にわかりやすいのではないだろうか
- 松方がなぜ、西洋美術の作品にそこまで心をとらわれたのかという根本の部分がぼやけたままで物足りなかった
- 神戸の街を紹介するイントロ部分が長い
- 全体的に色々な要素が埋め込まれすぎていて、平板な感じがした
- 散逸した作品をどうやって再発見できたのかその経緯も知りたい
- 松方コレクションには今でも新しい発見があるということをもっと強調してほしかった
- 展示会場でもこの番組を流してほしい