番組審議会

第446回 放送番組審議会

開催日  2016年2月9日(火)
出席委員 8人

議事 特別番組「少年・手塚治虫の宝塚~漫画の神様、故郷に帰る~」
(1月1日(金)19:00~19:55放送分)

審議概要
サンテレビが1981年1月に放送した番組「ふるさと人間記 ぼくの宝塚 手塚治虫」。フィルムで制作されたこの番組は、“漫画の神様”手塚治虫が、幼少期から青年期を過ごした宝塚を訪れて、自らが進行役を務めながら故郷への思いを自分の言葉で語るというユニークな構成だった。今年は手塚治虫氏の漫画家デビュー70周年にあたり、故郷・宝塚が彼の創作にどのような影響を与えたのかを、「ふるさと人間記」で語られた言葉と映像に、関係者の新たなインタビューを交えて取材し、手塚漫画のルーツをたどる。

委員の主な意見(要旨)
  • 「地域指向とか地元密着を基本方針とする放送局としてこういう切り口があったのかと思うような斬新な番組だ」
  • 「感動の番組だった。一地方局だけでなく全国で放送してほしい」
  • 「手塚治虫のクリエイターとしての魅力と人間・手塚治虫の魅力に満ち溢れた番組だ」
  • 「過去の番組を再取材し、現在の視点で再構成して番組化している手法は面白く、興味深い」
  • 「映像を保管しておくことの大切さと、最新のデジタル技術の素晴らしさを感じることができた」
  • 「街並みを知らない人にとっては位置関係がよくわからない」
  • 「番組の再構成の視点が、『平和』、『自然』、『人間のあたたかさ』で、それらはこの間に失われてきたものだったというメッセージがあった」
  • 「デジタル化で映像はきれいになっていたが、音声が聞き取りにくい」
  • 「他局がお正月のバラエティー番組ばかりを放送している時間帯での放送がよかった」
  • 「何を伝えようとしているのか、もう少し絞りこんだ方がよかった」
  • 「他の地元出身の人についてもあらためて伝えてほしい」
  • 「オリジナルの15分番組を見てみたい」