〈7/20 阪神 4x-3 ヤクルト (甲子園)〉
勝:ドリス
敗:ハフ
「久しぶりに会いましょう」なんてなかなか実現しないけど、「野球観に行こう」ならどれだけ久しぶりでも何年も会ってなくても、サクッと実現するのって、野球ってやっぱりすごいなって思う。
神戸住みだと思って誘ってたそのうち一人が実は愛知住みということがわかり、この日は新幹線でやってきたとか、会って1分でもう面白かった。(野球じゃない)
さて。
チームは6連敗中。暑い。スタンド無風。湿度1000%(ぐらい)
シチュエーションとしては、なかなかハードな観戦なのだが
ずるいよな、甲子園。この色たち。来た甲斐あったって思わせようってか。
今日はそうはいくか。勝つんだ遥人、耐えてくれ…!いいか、よく聞け。1点とられたら負ける。それがタイガースの野球だ。
私たちは、遥人が不憫でならなかったが、「遥人はまだ自分が無援護の仲間入りをしていることを知らないはずだから大丈夫」だという設定にした。打ってくれない、点なんかとってくれない、それがプロなのだと、その若さゆえ信じ込んでいるはずだと。
だから1点をせっかく先制してもらって勝ち投手の権利までもらっているのに、6回二死満塁で中村に勝ち越しのタイムリーを打たれてしまった自分が悪いと反省しているはずだ。なんならベンチで「お前が悪い」ぐらいの空気を醸し出されているかもしれない。
投げ終えて走ってベンチに戻る遥人が何度も、後ろからやってくる野手に振り返り帽子をとってペコペコしているのはそのせいに違いない。
社会に出て2年目、遥人がまだ「理不尽」という日本語を十分に備えていなくても不思議ではない。
さぁ、遥人が気付いてないうちに、なんとかしてやらなければ。
遥人がちゃぶ台をひっくり返す日がどんどん近づいてる…
本当は、7回裏に点をとれたらよかったのだけど、チームの反撃はもっとあと。
(ひどい…)
遥人、ほんまにナイスピッチやったで…
ココロの勝ち星は遥人につけてます。
(何にもならない)
さぁもうこうなったら能見さんに勝ち星だ!
青木、村上、バレンティン相手に三者凡退なのだ!!!能見さんすげーー!!
流れはきた。
8回裏、今日ヒットの出ていない .258の糸原がバッターボックスに向かった。
「これが4打席目なので打率から計算するとここで打つ」と、隣から小学生でもわかる理論を展開されたが、それが当てはまったからなんかヤダw
糸井は好調をキープ、さぁ4番、打つならここだ大山。大山が打たなきゃ未来はないのだ。
そして!大山が打って(植田海の危ない走塁、中村が捕球しきれずに)タイムリーになった!大山やったー!
スタンド大盛り上がり!
9回の表にちょっとワケあって、能見さんの勝ち星がドリスにスライドしていたが、なんとか、本当にやっと、連敗が
止まったでーーーーーー!!!!!!
代打北條の2ベース、陽川のプロ初の送りバント、そして今や誰より頼りにしてるオールスターMVP我らが近本の犠牲フライ!(←みんな知ってるけどこの人ルーキー)
うまい試合運びでもなく、圧倒する力技もなく、ナイスゲームとは言い難いけど、耐えたぞ!
土俵際で足かけて踏ん張って、うん、頑張ったというやつだ。
最後、代走江越のタッチアップ、速かったわー!(笑)
[今日のマルテ]
ベンチにおったん…!