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チャンス潰すも最後は同点ラパンパラ!

〈9/14 ヤクルト 4-4 阪神(神宮)〉

13日の中日-ヤクルト戦。
1-0の9回表、一死1,2塁での審判の判定が大混乱を招き、結果ヤクルトが負けた。
…こんなんの次の日…そらもうヤクルトさん、一丸となって燃えてるやんか…こんなアツアツでぶつけられるって、ワシら関係ないもん…ほんま勘弁してくれ。。。

アツアツは、雨ぐらいじゃ冷えてはくれなかった。結構強く降ったんだけどな…
先発の雨柳さんは、中断もあった中でも粘って投げていたが、打線との兼ね合いで5回まで。
で!点はとれない。
チャンスだけ作っては、せっせと潰した。
2回表も3回も4回も5回も。
3点ビハインドのまま7回まで進んで、近本、中野の連続ヒットで1点を返すのがやっとだった。

5回表には、ヤクルト先発スアレス兄が中野への危険球で退場となった。
無死1塁からマウンドに上がったのは、2年目の大西だった。
準備なんかできていなかっただろう。
糸原ヒット、マルテ四球で、たちまち満塁になった。
しかし大西は大山、糸井に対し、全球ストライクゾーンで勝負。
開き直って腕を振って、スコアボードに「0」を入れた。
無我夢中で投げたあの姿、高揚し何度も何度もガッツポーズをする大西に、正直、感動すら覚えた。

7回表は、無死1,2塁で、マルテがレフトのポール際に大ファウルを打ち込んだが、どれだけ飛んでもファウルはファウル。逆転3ラン未遂。
明日頑張ろうって、そう思ってた。

ところが!!
9回表!!
マクガフから!!
マルテが!!

今度は正真正銘!レフトスタンドへ運んだ!!

3ランホームラーーーン!!
同点ーーー!!!

大粒の雨の中、ブルペンで肩を作っていた弟スアレスが登板。試合を締めた。

この試合、勝てなかったとするか、負けなかったとするかというのは迷うのだけど、ラパンパラ見られたら結局のところ悪い気はしない。
…甘やかしすぎか。

[今日のマルテ]

帰り道でもスタンドのファンに向けてラパンパラ!
いやぁ、ほんと大将ゴキゲンさんで(笑)

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大敗の一敗

〈9/12 DeNA 8-1 阪神(横浜)〉

勝:今永
敗:ガンケル

6回裏、無死満塁。前進守備を敷いたタイガース内野陣。
バッター大和の打球は、ショート正面のゴロ。中野は余裕のあるバックホーム…だったが、これが一塁側、つまり梅野のグラブとは反対の方向へ逸れウゲーーー!
しかし梅野はこれを捕ったのだ!
目一杯のばした身体、だが、ホームから離れてはいけない。
のばしながらも、つま先をホームに残すという曲芸のような捕球をしてみせた。一瞬足は離れたが、すぐに足をつきなおした。

この梅野、超ファインプレーだと思うのだ。
あんなに身体伸ばせないし、伸ばすだけで痛いと思う私のような寝っころがって野球を観てるような女には特に。

しかしまぁ、なんかこう、、バババッ!と負けましたね。

近本猛打賞!
欲を言う。出たら走って!
頼んだ!

[今日のマルテ]

1回表、二死3塁。
マルテの打球はショートへのゴロ。
マルテの足に無警戒だったショート柴田。ああそうさ、私もアウトだと思ってたね。少し柴田はボールを持ち過ぎた。
ここで全力疾走していたマルテ。
1塁セーフ。タイムリー内野安打となった。

「あの瞬間は俊足になった気分だったよ(笑)」
ゴキゲンさんでなによりです(笑)

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ラパンパラ飛び出て秋山10勝と糸井さん300盗塁!

〈9/11 広島 1-4 阪神(マツダスタジアム)〉

勝:秋山
S:スアレス
敗:高橋昂

アッキャマーン!
2年連続の二桁勝利、おめでとう!
これでEXILEのATSUSHIさんに曲を作ってもらうという目標を達成した。
だけど秋山が達成感得てしまっていたらこの先どうしたもんか、って思ってた矢先…
ATSUSHIさんが自身のインスタで「日本シリーズに間に合うように頑張ります!!」と明言。
秋山のための登場曲、日本シリーズ行ったら聴けるの!?
ATSUSHIさんグッジョブ!秋山、まだまだ頑張るぞ!(笑)
そして秋山じゃなくてもその曲聴きたいな!

さて、そんな今日の秋山。
6回までなんとノーヒットピッチ。
打線の援護には相変わらず恵まれなかったが、秋山のピッチングは間違いなく相手を焦らせたし、そして味方の攻撃の意欲も高めた。(だいぶ時間かかっとったけどな!!)
7回にホームランを許してしまうものの、7回をこの1失点に留めた秋山は随分と強くなったもんだ!
それと、8回岩崎、9回スアレスへの直通特急が快適過ぎる!

この秋山の勝利を援護したのが、4番マルテだった。
0-0の6回に、7月9日以来となる一発。
オリンピック期間もあったから余計にだけど、長かった。
特に4番に入ってから打点があげられず、本人もフラストレーションがたまってただろう。
それが抜けたのが、昨日の最終打席。
二塁打ひとつでみんな褒めてくれて、ちょっとその気になった。それが決勝3ランという最高の形になったのだ。マルテ、ちょろいな(笑)

実はこのホームランが出るまで3回にも二死1,3塁のチャンスはあったのだけど、見逃し三振。ストライクとコールされたジャッジに不満げだったが、あの場面を堪えたのはえらかった!

そして昨日の西の100勝に続く、念願の糸井の300盗塁!
8回表、無死1,3塁で代打で登場した糸井はヒットで出塁。
ここで糸井が仕掛けた。
三走植田を警戒した會澤が投げてこなかったため、悠々到達。
「300盗塁達成」の文字がバックスクリーンに映し出されると、3塁ベンチから、記念ボードが出てきた。
昨年の7月2日が299盗塁。このあとから用意されていたというボードは、こんなにかかるとも思わず、チームスタッフはボードをずっと一軍帯同させた。
年を越した。
そして今日9月11日、ようやくあのボードが役目を果たす日がきた。
おめでとうボード!!

それぞれの目標とした数字を達成できた、記念すべき勝利だった。

ロハス!ダメ押しタイムリーありがとう!

[今日のマルテ]

試合後の矢野監督インタビュー。
「久しぶりのラパンパラでベンチもタイミングを一致させるのがなかなか難しかった」

矢野監督が求める最高のラパンパラ、見せてやろーじゃねーか!
(いや、最高のホームランの方がんばれ)

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西100勝!

〈9/10 広島 1-4 阪神(マツダスタジアム)〉

勝:西勇
S:スアレス
敗:大瀬良

35打席ヒットがなかった佐藤輝明が二軍へ。
理由は不振からなのだが、打率.254、ホームランはチームトップの23本。打点もサンズの63に次ぐ60。
要するに、前半打ち過ぎたん…
タイガースが首位を独走する間、チームをけん引したのは佐藤輝明であるということは揺るがないし、ただ、その分相手チームの佐藤輝明に対する攻めは、ルーキーに対する生易しいものではなくなったということだ。
佐藤輝明であるが故の試練。
本人は気落ちもあるだろうが、この二軍行きは私は賛成だ。
このままなんとなくたまに打ったりできていたら、そのまま一軍のベンチにはいられたかもしれない。だけどそれで佐藤の成長になるのかと思うと疑問だ。
それに一番の賛成の理由は、ファームには平田勝男監督がいる。
平田さんも楽しみにしているだろうし、平田さんのもとで思いっきり暴れてくるといいよ。悪いことはしっかりカミナリ落としてくれるし、いいことには祭りかっていうぐらい褒めてもくれる(笑)

そして、藤浪もこの日二軍へ。
昨日のリリーフ登板の2イニング目の急変が、その理由だ。
平田監督は、藤浪の顔を見るのは嫌だろうなぁ。顔を見ないことこそが一軍で活躍している証だから。
藤浪は、さっさと戻っておいで。

あとは、いるメンバーでやる。
西勇輝は、勝利あるのみ。
何度目? 8度目か。長かった…。
100勝は、大きな大きな節目。
やっと乗り越えられたというか、本人のせいだけで足踏みしてたわけちゃうしな、、打てないのに“打線”なんて書く打線がさ・・・
西は、青柳の上をいく投球回数を投げてくれているピッチャー。
以前、岡田元監督は、当時の井川を「200イニング投げてくれるところ」に信頼を置きありがたい存在だと語った。
勝敗数だけでは計れない貢献が西にはある。

1-1同点の6回。
一死満塁というチャンスで西の打席がやってきた。一打勝ち越しの場面で矢野監督が打席に送ったのは、ベンチスタートだったサンズだ。
原口と迷う場面、矢野監督の判断は何だろう?
データもあるが、でもきっと最後は「なんかやってくれそう」だと思う(笑)
で、その「やってくれそう」は現実のものとなる。
サンズ、すごいな!
調子悪いからこそのベンチスタートなのに、プレッシャーかかる場面、打っちゃうか!
大瀬良には気の毒なジャッジもあったが、確実に1点をとるためコンパクトなバッティングに徹したサンズに拍手を送りたい。
このあとさらに追加点をあげた中野。ちゃんと打つもんな…怖いw

そういえば、この場面と8回、いずれも二塁走者だった梅野が本塁死。
梅野は足の遅い選手ではない。全力で走ったあと梅野に降り注いだのが、前のランナーからの祝福ではなく、審判のアウトの無情なコールって、あんまりや(笑)(←笑ってんじゃねーよ)
一試合に2度も、こんな目にあわされた梅ちゃんは、あとで藤本コーチに何かいいものもらってください。

あと大事なところ!6回小川、7回及川の継投だ。
勝ち越したとはいえ、相手は連続試合本塁打記録のかかる鈴木誠也もいる打線。
西の100勝目という、平常時ではないプレッシャーも二人にかかる。
二人ともピンチを作ったが、キツい場面をしのいだ。
大きかった!勝敗だけではない希望をみせてくれた。
余談ですが、この二人の継投、代走みつくにさんが「ダブルリバー」と言ってます。うまいこと言ったと悦に入ってます。よかったら使ってあげてくださいw

西、100勝おめでとう。
タイガースのイエローと、オリックスのブルーが配色された100勝の記念プレート、いいよね!

[今日のマルテ]

5打席目でやっと出たヒット。
ホームランじゃなかった分、おおっぴらには喜べませんねんっていう微妙な表情を塁上では見せていたが、ベンチに帰るとみんな褒めてくれたので、しっかり喜んでた(笑)
みんなアリガト!

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高橋対決は…

〈9/9 阪神 3-13 ヤクルト(甲子園)〉

勝:高橋
敗:高橋

上肢のコンディション不良から復帰。やっと高橋遥人が甲子園のマウンドへ帰ってきた。

サンテレビボックス席のオープニングは、「今日の顔」を表す。
もちろん、今日は高橋遥人のアップから。

おかえり遥人!
さぁみんな!しっかり守ってやんな!

先頭塩見の外野へ抜けそうな当たり、中野はよく捕ったが内野安打。惜しい!
落ち着けない遥人は、2番青木にヒットを許す。
どんまい!
次の3番山田哲人をボテボテのゴロ、サード大山が突っ込んでファーストへ…悪送球ぅー!
無死満塁で4番村上その初球、三遊間抜くタイムリーヒットで0-2。
1アウトもとれずピンチが続く、福原コーチが間をおきにいった。
大丈夫や!みんなで守ったるで!
無死1,2塁5番オスナでアウトひとつ。遥人の復帰の一歩目だ。
6番中村にレフト前へ運ばれるが大丈…夫じゃなーい!レフトサンズがお手玉してる。ハルト君カミサマハ、乗り越えられるヒトにだけシレンを与えるのデース!0-3。
一死1,2塁で7番サンタナ、打ち取った当たりにセンター近本「わいは遥人の味方やで!」と言ったか知らんが打球は近本の前、グラブの下ぁー!外野守備で後ろへ逸らすと大事故になる、の見本市。0-5。

このあとどうやってあと二つのアウトをとったのかは記憶にないし、もっとこのあと、どうして8失点もしてるのかも記憶にない。

小野寺!プロ初打点おめでとう!

[今日のマルテ]

佐藤輝明と一緒に調子落とすのやめい!

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ロハスと大山と一平ちゃーん!

〈9/8 阪神 5-3 ヤクルト(甲子園)〉


勝:小川
S:スアレス
敗:小川

 ↑

明日は、
勝:高橋
S:スアレス
敗:高橋

ですかね!

さて。
先発伊藤将司は、5回3失点。
5回に打順が回ってきたところで代打を出されて交代。
その代打のロハスが同点の2ランホームランで、伊藤将司の負けを消した。
伊藤将司としては何も満足していないだろうが、昨日の今日なので、それもルーキーの登板なのだからこのへんで許す。(だからそれルーキーにかける言葉か)
本音を言うと、伊藤将司は既にもう一段上のステージにいると思っているので、あと1イニング投げてほしいのだ。
なぜなら、このところ好投を続けている小川一平を7回にはめて、早く安心したいからだ。
7回小川、8回岩崎、9回スアレス。ふふん(満足)

その小川一平が、6回のマウンドに上がりプロ初勝利をあげた。
試合後、矢野監督と写真撮影に応じる一平ちゃんだったが、矢野監督のささやき女将が止まらない。
あ、失礼。「お世話になっている方々へ連絡しとけよ」という、非常に大切なことを諭していたのだ。

一平ちゃん、おめでとう!もう連絡済んだか!?(笑)

さて、さらりと書いたが、そう!快音響かせてバックスクリーンへ打ち込んだロハス2ラン!
サード村上が1,2塁間を守るロハスシフトではあったが、関係なかった!

そして、決めたのが大山!
なんだかんだで6番で結果を出しているのが複雑ではあるが、今日それを言うとただのわがままになりそうなのでやめとくか!
ナイスバッティン!

[今日のマルテ]

後半戦のラパンパラ待ってるで!

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完全無欠の負け

〈9/7 阪神 0-12 ヤクルト(甲子園)〉

勝:奥川
敗:青柳

巨人戦との大一番、興奮のままに過ごした3日間。
一日休んだら、チャラになってた…そんな試合です。

まぁ、燃え尽き症候群といいますか、過去にも何度も(何度も何度も)経験しているわけで、珍しくはないのですが、
12点とは。
それも0点とは。
2安打とは。

ここまでやるとはいい度胸してんじゃねーか。
よほど今後の試合に自信があるとみたぞ。

そう思わなやってられん。。。

明日や明日!

[今日のマルテ]

馬場の牽制球を後逸する。ストライクゾーンに不服顔を見せる。
今日のマルテさん、12点減点です。今季の打点から引いておきます。(誰得)

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引き分け上等!

〈9/5 阪神 6-6 巨人(甲子園)〉

6回表終わった時点で0-6。
後悔したよね。昨日の日記「首位奪還!」なんて書いちゃってさ。
なーにが首位なもんか。
今からでも日記直してもらおうかなっ
あとから修正お願いするの達人やしな。そろそろ名人やしな。

6回の守備から坂本勇人を下げたジャイアンツベンチ。
どこか悪いのか積極的休養なのか、とにかくこの坂本を下げたことが全ての始まりだった。
代わったショート若林がサンズのショートゴロをファンブルし、これがタイムリーエラー。
1-6。
その前、先頭中野がセンター丸の、エラーではないがグラブに触れながら捕れず3ベースとなっていた。
気の毒ではあるがマウンドの鍵谷も味方の連続ミスをカバーできず、四球を出したところで交代。
原監督のマシンガン継投の始まりだ。
しかしこのマシンガン継投が負の連鎖でしかなかったところが哀しい(ウソです)。
一死満塁となったところで、代打原口。
前進守備を敷いていたライトのさらにその前へ落ちるタイムリーヒットを放った。まるで間に落とすゲーム見てるみたい、あの場所しかないってところだった。
2-6。

ここでまたピッチャーは交代。
しかし流れは止まらず梅野、この前の守備から入っていたロハスの連続タイムリーヒットで2点差となった。
4-6。

2点差となると、俄然いける気がするのがこのカードのタイガース。
7回裏、またショートが若林→廣岡へ変わっていたのだが、またしても代わった人がエラーしてしまうっていう…
このエラーがなけりゃこのあとはなかったのにな。エラー怖い。(改めて)

無死1,3塁で糸原はセカンドゴロ。だがこのゴロはただのゴロじゃない。1点が入った。糸原の良いところはこのゴロが打てるところ。
そして二死1塁。
存在感しかない代打・糸井が、左中間真っ二つのタイムリー2ベース!
すごい!!
6点差、あいつら追いつきやがった!!

イッヘーイ!!
昨日の日記タイトル直してもらわんでいい!!
\(^o^)/

先発秋山の10勝目叶わず、ロングリリーフの藤浪にも課題は残ったが、チームとして負けなかったことが大事。
ビハインドで投げた馬場、小川だって、敗戦投手のピッチングなんかじゃなかった。
「0点で抑える」と、どんどん後ろへと繋いでく。
野手も同じ。後ろへ後ろへ。

勝てなかったけれど、負けなかった。
いいもの見た。

ナイスゲーム!

[今日のマルテ]

試合前の円陣、この連勝中は仲野トレーナーが担当されているのだが、心に刺さるお話ばかり。
で、日本語がわからないマルテはよそ見。ま、そうなるか(笑)

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大山のサヨナラホームランで首位奪還!

〈9/4 阪神 4x-3 巨人(甲子園)〉

勝:岩貞
敗:ビエイラ

1(中)近本
2(遊)中野
3(左)サンズ
4(一)マルテ
5(二)糸原
6(三)大山
7(右)佐藤 輝
8(捕)梅野
9(投)ガンケル

今季4戦4敗の高橋に対して挑んだオーダー。
前日のオーダーがウソのよう(笑)
スタメンに戻った佐藤輝明に復活の一打は出なかったが、ファウルとなった1塁アルプスへの大飛球は、佐藤輝明の打球そのものの走りだった。
明日かな。

ゲームは予想通り、高橋とガンケルのガマン比べとなった。
6回裏、岡本に逆転の一発を喰らったあと、中田にファウルで粘られ、11球目が四球となった。
膝に両手をついたガンケル。
ここから崩れて…という構図がすぐに思い浮かぶのだけど、今シーズンは「ガンケルなら」と思い直す自分がいる。
でもさすがにきついと思う。一死1塁で、打席には先制打を許した大城なのだ。
しかし、ガマンという点でいうと、ガンケルは真のガマンの達人。
大城をセカンドゴロのダブルプレーにとった。
ガンケルは逆転を許したせいか、うつむき加減でベンチに戻ったが、胸張っていいぞ。あのホームラン1本だけで凌いだのだ。
ここは、ガンケルの真骨頂を見たイニングだった。

ガンケルがうつむいていたのには、この前の5回裏、バッテリーを組む梅野が逆転の2ランホームランを打っていてくれたからだろう。
この1点を守りたかったんだよな。
7回途中でマウンドを譲ったが、ガンケルナイスピッチやで!
勝ちつけてあげたかった。

7回表、一死一塁で登板したのは及川。
正直、首をひねった。
3試合連続失点中の投手を、首位攻防戦、1点差を追うマウンドに上げる意味とは…
言ってる間に、二死満塁。
しかし及川は、この場面代打・中島に対し、ひるむことなく梅野のミットに投げ込んだ。
カウント2-2でのワンバンにバットを出してしまったのは、中島のポカだったと思うが、逃げなかった及川が勝ったのだ。
ベンチ帰ったら帽子とってニコニコ座ってる。

そして8回表。
岩崎かと思われたが、小川。なんでかわからんけど、なんかもういい(笑)
4番岡本から始まる打順だった。
得点圏へ走者を進めてしまうが、ここも小川がしのいだ。
3アウト目は、佐藤輝のライトでの好捕だった。

8回裏。
先頭は代打小野寺。肘にデッドボールを受けたが、全く痛がる様子を見せずそれどころか、「出たぞ」と言わんばかりの表情でベンチを見る。
代走に島田。
そして、ここで“1番バッター近本”にヒットが出るのだ。
続いて2番中野が超絶プレッシャーのかかる中、見事送りバントを決め、1死2,3塁。
そして、サンズだったが、なんとここで満塁策をとり敬遠される。
次のバッターは4番マルテだ。
一死満塁にマルテの登場で甲子園のボルテージが上がる。
ところがここでマルテ、6-4-3のダブルプレー。
試合は負けた、と思った。
今日は9回裏をビエイラが投げる。

意気消沈の中、9回表のマウンドに上がったのは岩貞。
3人であっという間に終わった。
このあとの攻撃もこんなもんだろうか、そんな風にしか見えていなかった。だから岩貞ってすごいピッチングしてたのだね。(逆説的)

そして守護神ビエイラに対し、先頭は糸原。
糸原はかつて、「勝ちパターンで出てくる9回の抑えの外国人ピッチャーが一番燃える」と話している。
この日はノーヒット。いつでも燃えとけって言いたいのだが、好物を目の前にして糸原はあっさりとは引き下がらなかった。
4球連続でファウルで粘った後の8球目を、レフト前へ運んだ。
代走は植田海。糸原が1塁に行くのと同時にもうベンチを出てた。

そして、6番の大山だ。
無死1塁。繋ごうなんて思わなくていい。
ファーストストライクを振る。これを信条としてきた大山は、2球目、ビエイラの内角156キロのストレートを振り抜いた。
打球が上がった瞬間、大山が珍しく右手を突き上げた。
打球は、レフトの方へ高く舞い上がり、ゆっくり走り出す大山とその行方を見守った。

そして…
大山!逆転サヨナラ2ランホームラン!!

ベンチからみんな飛び出してホームベースまで駆け寄った。
大山を迎えるために。
両手を突き上げ、飛び跳ね、水をまき、頭を叩き、めちゃくちゃに喜んだ。

大山大山大山!
あんなに苦しんで、4番を外れるどころかスタメン落ちまでして、それなのにここで打てるなんて!
ただのサヨナラじゃない。
首位攻防の巨人戦のサヨナラホームランだ。
この日を待ってたなんて容易くは言えないほど、興奮が止まらない。

[今日のマルテ]

8回は勝負にいった結果だ。また明日やり返して!

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大山、中野、糸井さーん!

〈9/3 阪神 7-3 巨人(甲子園)〉

勝:岩貞
敗:戸郷

1(遊)中野
2(右)島田
3(中)近本
4(一)マルテ
5(左)ロハス
6(二)糸原
7(三)大山
8(捕)坂本
9(投)西 勇

100勝目前にして勝てない西勇輝に前回同様坂本と組ませ、大きく打線を組み替えて挑んだ一戦。
佐藤輝明をスタメンから外していては佐藤の復活には程遠いという意見も聞かれる。
わかる。佐藤は4打席立って1本打ってくれたらいいという立ち位置だ。
しかし一方、打てなくなったからのスタメン落ちであるのでまだ納得感はある。
このオーダーで誰が一番割を食ったかって、近本だ。
彼は、6試合連続マルチ安打の結果を残していた。3番になった途端に無安打となると、技量の問題ではなく適性の問題だと思うので、近本には気の毒だった。
いつか3番でも活躍してほしいけど、いやそれ今やるか…と。
じゃ3番は誰なのかと言うと糸井ではあかんのかと。

おっと、勝った試合だった。なんで愚痴ってんだ。
「なんで」の理由。→5回まで戸郷にパーフェクトピッチを許していた。西は2失点。
そらもう言うよ。めちゃめちゃ言うよ。ぜんっっっぜん打てへんもん。この直接対決での敗戦が何を意味するのかわかってるもん。(もう負けるつもりでいた)
今日の西は大崩れすることもなく、悪くなかったのにこれじゃあんまりだ。
6回表にも1点を失い、もうここまでだと、そう思った。
この裏の攻撃までは。

6回裏、先頭の7番大山がチーム初となるヒットで出塁した。
次は坂本だったが当然代打。(あんなオーダー最初からなかったんや!)(自暴自棄)
代打出場の糸井は、フルカウントから右中間真っ二つ、一走大山長駆ホームイン!糸井、タイムリー2ベース!!
点差以上に差を感じていたチームに、この1点は大きな大きな反撃への意欲をもたらした。
糸井はヒーロー。お立ち台には上がらなくても、私はそう思う。
そのまま守備にも就いた糸井だったが、7回裏の打席ではネクストバッターズサークルで矢野監督から直々に代打を送られることが告げられると、不満顔どころか闘志だけそのまま残すかのように「わかりました」とだけ言ってベンチへ下がった。
すごい。
私は糸井のままがよかったと思っていたのだけれど、自分のエゴを一切出さずに後を託したあのベテランの姿には、チームスポーツで何が一番大事なのかって教えられた。

その7回裏だ。
この日まだヒットのなかった4番マルテが2ベースで出塁。
ロハスが四球を選んだが地味にこの四球は大きかった。
6番糸原がセンター返し。
これで一死満塁。
何番になっても大山のところにやってくるチャンス。
戸郷に7回を投げ切ってほしいジャイアンツベンチの思惑を、大山は初球で打ち砕いた。
痛烈な当たりは三塁線を抜けていく、同点の2点タイムリーヒットとなった。
そして次が糸井の打席だったのだが、サンズを起用。
原監督も戸郷諦め、高梨へ。
2球続いたボールのあと、サンズは申告敬遠。
高梨は2球投げただけだったが、鍵谷へ。
ピッチャー岩貞の打席で代打原口。
原口はファイルフライに倒れたが、ピッチャーは鍵谷から大江へ。
一走サンズの代走に小野寺が出た。
原監督のマシンガン継投に、めくるめく代打・代走攻勢。
両軍ベンチのホワイトボードがガンガン書き換えられる。タイガースベンチでこれをソツなくこなすのは清水誉マネージャー。

ここで一度整理したい。
状況は、3-3、同点の7回裏。
二死満塁。
打席にはプロ入り初1番に起用された中野。
カウントは3-2フルカウント。
7球目。
「ずっと待ってた」というスライダーだったが、あまりの悪球。
見逃せば、押し出し四球で勝ち越しの1点が入るのだが、中野はそのスライダーに反応した。
肘をたたんで上からバットをかぶせ、思い切り叩いた。
打球はライトポール際、フェンス直撃!
走者全員をホームへ還した中野は3塁ベース上から、右腕を突き上げベンチにガッツポーズ!
ホームで3人の走者と、そしてベンチの連中はそのすぐ後ろまでせまってガッツポーズで応えている。
おまいら出過ぎじゃ(笑)

すごい勝負だった。
終わってみれば、あんなに愚痴ったスタメンも形なく、ただ、8回岩崎、9回セーブのつかない場面だったがスアレスというタイガースの形で締めた。
西だって6回3失点の2戦で連続のクオリティースタートと試合を作り、7回を投げた岩貞も「とにかく勝ちたいという気持ちだけなので、0点で抑えることができて良かったです。」と岩崎のコメントを先に盗用(笑)

ナイスゲーム!
さぁ、忘れないうちに次、行こう!

[今日のマルテ]

7回裏、三走マルテ。
大山の打球が三塁線破ったのを振り返りながら確認して、右手上げながらウキウキでホーム還ってきてたの、めちゃいいやんか…!

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