Blog Archives

交流戦ド派手最終戦!

〈6/12 オリックス 1-9 阪神(京セラドーム)〉

勝:ガンケル
敗:宮城

ナイター延長戦の翌日のデーゲームってさぁ、きっついわぁ…(誰が言うとんねん)

さて!
今日も宮城相手に苦戦させられるかと思っていたのだけど、オリックスは昨日山本由伸で落とした影響がこうも響くのか、というゲーム内容だった。
昨日勝っててよかった…。

ガンケル先生が素晴らしい省エネ投球で、完投勝利を成し遂げた。完投はプロ初なのか!
一大決心して日本へ来てくれて、やりたかったという完投を達成してくれたのは、本当に嬉しい。
ヒーローインタビューでは、福原コーチが最後まで行かせてくれたと感謝の言葉を述べる。
それはね、福原コーチの方がありがたいと思うよ(笑)

それから、インタビュー終わりでキャップをとってお辞儀するのが、迎えにきた王子様のやつ。
ガンケル先生の品の良さに自分自身の普段の行動を恥じるよ。
サトテルのホームランを見るのはいつも楽しいって、ファンの一番のところをくすぐってくるのも、もう本当たまらん。
完封は未遂に終わったが、これからの楽しみの一つにとっておくよ!

さて打線。
好調島田をスタメンから外すなど、宮城対策で右打者に重点を置いたオーダー。
そんなに左右関係…あったわごめん(笑)
1番に入った山本も、2番北條も宮城打ち。
こういうバリエーションがあるの、4月には考えられなかったこと。(右も左も関係なく打てなかった)
交流戦優勝はできなかったけど、それで悔しいなんて全然思わない。(負け過ぎでそんな贅沢言えなくなってる。)(むしろよくここまで立て直してきたもんだと褒めてやろう)

サトテルは何?(笑)
6打点?
9回の3ランホームランはいくらなんでもやりすぎだ。えげつないホームランに場内のザワつき収まらんやないか。
8回に能見さんが投げたが、サトテルに当たらなくてよかった。サトテルものすごくいらんことしそうw(いらんこと)

能見さんは今季初登板。
0-6と大差ついてからの登板だったが、変わらぬポーカーフェイスで無失点の好投。
能見さん、コーチ兼任という立場もあって発言は抑えているけど、もっと投げたいと思うのだよ。
でもね、コーチ兼任とはいえ選手であるのだから、選手の立場でもっと投げたいって言ってくれないかな。タイガースを去ってオリックスへ行くと決めたときみたいに。

さぁ、チームは4位浮上だって!?
ウソじゃないよね?
4連休あるけど、この調子をみんな忘れませんように(すごい心配)

Posted in | 交流戦ド派手最終戦! はコメントを受け付けていません

ヒーローになった熊谷!延長戦制して最下位脱出!

〈6/11 オリックス 2-3 阪神(京セラドーム)〉

勝:岩貞
S:岩崎
敗:本田

延長11回、4時間19分の熱戦だった。
両チームともミスがあり、失点に繋がったり得点できなかったりと、マイナスの部分もあったのだが、今日の試合は、それらのマイナスの部分を補う好判断・好プレーが上回った。
回を重ねるにつれ、手に汗を握る展開。
日本球界を代表する山本由伸を相手に、手も足も出ない展開を予想していたのが裏切られた。いや、裏切ってくれて全然構わないのだけど。

攻略のカギは、1番島田と2番中野のバッティングにありそうだった。2打席連続の2者連続ヒット。
2人が150キロ後半のストレートを打っていたことで、オリックスバッテリーの配球も変わったし、何より山本由伸に迷いを生じさせた。

時間はかかったが、8回。(かかりすぎ)
二死走者なしから、3番近本が内野安打をもぎとると、ここまで3打席ヒットのなかった佐藤輝明が外一辺倒の配球からわずかに内に入ったスライダーをライトへ弾き返した。
打球速度が速かったので前で落とせば一走近本の本塁生還はなかったが、ノーバンでの捕球を試みたライト佐野皓大が後逸。佐野も目一杯のプレーだった。
山本由伸の前に何もできなかったはずの(少なくとも私はそう思っていた)タイガースが、4番の一打で1点を返した。
そして、大山。
結果5タコと奮わなかったものの、少しでも間違ったら仕留められるオーラがすごい。
最大限の警戒をして続けて投げたフォーク3球目がパスボールとなり、同点となった。
この得点は大山だからこそ生まれたものだった。

こうして延長戦に突入するわけだが、先発伊藤将司が5回途中まで。
継投もビハインドのそれだったが、加治屋、渡邉、石井、アルカンタラ、岩貞、岩崎の奮闘があった。
彼らが踏みとどまってくれたから今日の試合が熱くなったのだ。
イニングまたぎの岩貞は、いい顔してたなぁ。

同点のまま11回表。
先頭の佐藤輝明がヒットで出塁して、代走に熊谷。
あかん、熊谷って書いただけで目頭熱いぞ。
ボール2からの3球目に熊谷がスタートを切った。
バッテリーも最大級の警戒をしているのだが、伏見の送球が少し逸れたのもその警戒からくる焦り。
ボールは熊谷のヘルメットに当たって、コースが変わった。
試合後のヒーインで熊谷は、当たったボールがどこへ行ったかわからなかったとコメントしたが、リプレイを見てると、熊谷はすぐさましっかり打球の行方を確認できていたように思う。興奮のあまり、藤本コーチの回す腕以外記憶から飛んじゃったのじゃないだろうか。
そう、サードベースの後ろで腕を回す藤本コーチもまたファインプレーだった。
熊谷への信頼と、それにまた応えるように一段と速度の上がった熊谷の走塁は、、、(泣く)
ボールが転がっていったセンターを守るのは福田周平。猛チャージしてきたが、藤本コーチの判断は福田の肩がそれほど強くないと踏んでいたこともあったのだろうけど、めちゃめちゃいいボールが返ってきた。(笑)

勝ち越しのホームベースを手ではらった熊谷は、さっきボールが当たったヘルメットをバシバシ叩かれ歓迎を受ける。

熊谷はそれだけでは終わらなかった。
サードの守備に入った11回裏。
二死1,3塁での宗の打球は詰まった遅いゴロ。
一歩目が少しでも遅れていたらセーフ、少し握り直してもセーフ、緊迫の場面だが熊谷のチャージと送球で欲しかったアウトをとった。ゲームセット!
梅野が熊谷を指差しして讃える。
梅野もヘルメットを飛ばしながらファウルフライをとるなど好プレーでチームを鼓舞した。

ヒーローとなった熊谷。インタビューは初めてだったか。
いつの間にか自分の居場所を見つけて一軍定着した彼だが、誰より準備と研究をしてゲームに臨む姿勢があったからだし、その努力が報われて嬉しい。

3年前の安芸キャンプ。狭い通路にある階段で身体をかがめてグローブ磨いてた姿が懐かしい。

ナイスゲーム!
最下位脱出!

Posted in | ヒーローになった熊谷!延長戦制して最下位脱出! はコメントを受け付けていません

青柳さんと大山サン!

〈6/10 オリックス 1-6 阪神(京セラドーム)〉

勝:青柳
敗:山崎福

なんの爪痕も残さず福岡の連敗からのこのこと戻ってまいりました。申し訳ございません。今日から平常運転です。

今日の試合後、久しぶりに虎党のYさんから連絡をもらった。
「最下位の気がしないな。まあまあ楽しいぞ」って。開幕からどんだけ辛かったかとか、福岡のなんとも情けない連敗とか、そんなこんなを全部まさか忘れているわけもないのだけど、これにはめちゃめちゃ共感。
エース青柳が好投して、主砲大山がホームラン打って勝てば「楽しい」になるのだ。
そしてその「楽しい」には、古田さん野茂さんによる青柳さんへのヒーローインタビューの内容も大きいと思う。
レジェンド二人が、我らの青柳さんを手放しで讃えてくれて、そしてそれに物怖じしない青柳さんがとても誇らしかったのだ。
青柳さんが古田さんに逆インタビューするなんて、青柳さん準備してたのかな。直接質問できる機会なんてそうそうない。自分へのインタビューであってもレジェンドと話せる絶好のチャンス。ただのインタビューにしない青柳さんの姿勢と度胸に泣けてくるぐらい。青柳さんを尊敬してるのはこういうところでもある。
新聞でもテレビでも、我らが青柳さんへの称賛の言葉が並んだ。
だからたかだかの一勝だって「楽しい」になる。

5回表。
大山にスリーランホームランが出た。
近本とサトテルはサード宗の連続エラーで出塁した走者なのだよね。1イニングふたつのエラーは辛い…しかもタイムリーエラーにもなって…他人事とはまったく思えず、宗の表情が映し出されるたびに、どんまいどんまいと唱えていたのだけど…
大山の捉えた瞬間のインパクトと、打球の猛烈な速度と、放物線の大きさと、計り知れない破壊力。あまりにも凄まじく、大山さんあんたなんちゅうことを…!
ここで仕留めてくる大山がさすがなのだが、あんまりだ!(笑)
これで主導権を握ったタイガースは7回を青柳さんが投げ勝利。
8回にマウンドへ上がったケラーが失点したが、京セラで投げさせた方が悪い。

近本が、マウンドでロジン煙に包まれている山崎福也を見て、キャッチャー伏見に「ロジンすごいね」って笑いながらバットを構えていたのが私的今日のハイライト。あのキュンキュン笑顔で直後2ベース打っちゃうんだ。ひどくない!?(笑)

さぁ明日は山本由伸。
えっと…がんばろう!(笑)

~オマケ~

青柳さんの好投を支えた坂本。
青柳さんは、場内のヒーローインタビューでも「誠志郎が引っ張ってくれたので」と坂本を持ち上げてくれ、くだんの古田氏野茂氏のインタビューにも「キャッチャーの配球のおかげかな」と言ってくれたのだが、野茂さん「いやあんまりないと思う」。
これには笑った。
がんばれ!坂本誠志郎!(笑)

Posted in | 青柳さんと大山サン! はコメントを受け付けていません

連敗…

〈6/9 ソフトバンク 4-0 阪神(PayPayドーム)〉

勝:レイ
敗:ウィルカーソン


花火。




ルーフオープン。

もういいわい!

Posted in | 連敗… はコメントを受け付けていません

福岡!

〈6/8 ソフトバンク 1-0 阪神(PayPayドーム)〉

勝:東浜
S:モイネロ
敗:西純



PayPayドームへ行ってきました!

午前中の新幹線、博多で降りたら高寺の姿。
同じ新幹線に乗っていたらしく、一軍に上がってきたのだなとなかなか感慨深く、
こちらも気が引き締まる思い。(ただの観戦)

プロ初昇格、8番セカンドで初スタメン。
残念ながら初ヒットまでは記録できなかったが、今日は、
高寺のプロ野球人生の大きな記念日になるだろう。
立ち会えて嬉しい!


先発は西純矢。
尻上がりに調子をあげていったが、打線の援護を得られず、7回を投げたが1失点で敗戦投手となった。
6連勝の勢いなんてなかったんや!


PayPayドームでは、イニング間に陽気な演出があって楽しい。
(敵地でもきっちり参加するタイプ)

今日もしもホークスが勝ったら、花火の演出と、ルーフオープンするってんで、見たいけど超複雑。
タイガースが勝ってもやってほしいなぁ。


花火と


ルーフオープン。

負けたんかい!(天井見ながら)

Posted in | 福岡! はコメントを受け付けていません

6連勝!

〈6/7 ソフトバンク 0-2 阪神(PayPayドーム)〉

勝:西勇
S:岩崎
敗:石川

湯浅登録抹消。
故障などではなく疲労を考慮した戦略的な抹消とのこと。
実質1年目である右腕の登板数と、投げたい気持ちと、最近の内容と、チームの状況と…俯瞰して見て考えての休養だというのだから、しゃあない。今は我慢。
「1年間しっかり完走してほしい」という金村コーチの言う通り。

で。
そんな中、今日先発の西勇輝は6回まで。
ぎゃ!7回8回どうしよ(早速)

だが、金村コーチに任せていて正解だということが、今日の試合でわかった。(疑ってたんかい)

7回 岩貞
8回 アルカンタラ
9回 岩崎

完封リレーで勝ったのだ!
ここにまだ藤浪や、リベンジに燃えているであろうケラーも控えているのだ。
湯浅がリフレッシュして戻ってくる日まで、頑張ろうなみんな!10日間ならなんとか!(すぐ戻ってほしい派)

そして、梅野が戻ってきた!

梅野は即スタメン。
梅野がオーダーに並ぶだけでもチームに箔がついた気がする。1打席目にヒットが出て本人も落ち着いたのでは。
さて。梅野が一番手だとして、二番手は坂本だと思っていたら、長坂がめきめきと頭角を現し現在に至る…ええ、ワシの推しは坂本ですが、これは嬉しい悩みです。

出入りのあった週はじめ。頭とれたのはよかった!

まーたヒーローは大山だって。飽きてしまいそうな自分が怖いw

西勇輝にはやっと4勝目がついた。

交流戦優勝を狙える位置にいるなんてウソみたい。
騙されたままそっとこのままいこう(笑)

Posted in | 6連勝! はコメントを受け付けていません

Day 3:大山お立ち台皆勤賞!

〈6/5 阪神 8-3 日ハム(甲子園)〉

勝:伊藤将
敗:吉田


毎日毎日同じような写真飽きもせず貼り付けてから書き始める日記も3日目。
お祭りのような3日間が終わった。

今日のゲーム前のBIGBOSSは、甲子園のスタンドをバックにスマホで自撮り。
選手たちも集めて一緒に記念撮影してるのなんて、それはもう北海道からやってきた修学旅行生。微笑ましくて、見てるこちらまで楽しくなってしまう。(連勝中の余裕)

監督になった新庄は、甲子園が喜ぶ選手起用を見せてくれた。
高校時代に甲子園を舞台に活躍した選手や、

なんと言っても谷川昌希!
北海道へ行ってからもタイガース時代と変わらず半袖で投げてくれている。頑張って続けてほしい(半袖)。
8回二死満塁となってからの凱旋登板となった谷川だったが、代打・小野寺が走者一掃のダメ押し打。
もんのすんごい複雑だったよ。。
では1点差で9回の方が良かったのかと問われれば「否」なのであるが。。許せ谷川。


見えないけど雰囲気雰囲気。

この三連戦の大山は一体…
初日にホームラン3発。
2日目猛打賞。
3日目にも3ランホームラン。
神がかり的な大山の活躍に、鳥肌が止まらない。
風邪をひいたら大山のせいだ。

まさか3つ全部勝てるとは夢にも思ってなかったけど(どういう意味よ)、終わってみれば連勝も5に伸びた。

新庄が甲子園とタイガースに魔法をかけてくれたみたい。
負けても次の日も明るく球場に来る新庄につられるように私も3連戦が楽しかった。
サンキュー新庄!

ナイスゲーム!

Posted in | Day 3:大山お立ち台皆勤賞! はコメントを受け付けていません

Day 2:快投青柳さん!

〈6/4 阪神 3-0 日ハム(甲子園)〉

勝:青柳
S:岩崎
敗:杉浦

行ってきました!

前夜の興奮が残っていて、同じような写真でも、なんでも、何度でも、撮ってしまう。
絶好調!


園芸様の散水時にできる
今日一緒だったおっ!サンが、「虹!虹!」とテンションあがってる。虹の生まれ変わりか何かなのかな。
とにかく写真はもらえたから深く追求しない。
なんたって連勝中。忙しい。(忙しい?)

さぁ!今日は青柳さん!

キャッチボールするときの青柳さんは上から投げる。
マウンドへ上がる直前の最後の一球だけ横からバシッと投げる。
普段見えないものがいっぱい見えて楽しい。

青柳さんは、このゲームで防御率が脅威の0点台に突入。
8試合に先発登板して、投球回数は64。
一試合平均8回を投げて防御率が0.98というのはもはや異常なのでは!?

この日も低めに制球された安定感抜群のピッチング。
青柳さんの投げる日に観にこられて嬉しい。(BIGBOSS目当てだったくせに)

5回裏、青柳さんのバント失敗もしっかり上位打線の島田、中野、近本で得点して昨日ほど派手な展開ではなかったけれど、青柳さんを助けたところが偉かった!

前夜、ホームラン3発を放った大山は打点もあげての猛打賞。

今日もチケットは完売。今季最多の観客数を更新したそうだ。
晴れ渡った空の下。
バックスクリーンにVICTORYの文字が躍る。

ナイスゲーム!

明日も行くぞ!

Posted in | Day 2:快投青柳さん! はコメントを受け付けていません

Day 1:大山3発!大逆転!

〈6/3 阪神 9-7 日ハム(甲子園)〉

勝:渡邉
S:岩崎
敗:堀


あの新庄が監督になって敵チームとはいえ甲子園に帰ってくるなんて誰が予想しただろうか。


またまた松竹・代走みつくにさん登場。
試合中、興奮し過ぎで両足つってはりました。
(ちなみにロハス推し)


しょんぼりベンチに戻るサトテル。
しょんぼりもしょんぼり。
3回終わりには6点差があった。


というのに、ベンチ総出の前のめり。
いやもう、鳥肌。


だって逆転!!
6点差は…BIGBOSSになった新庄が「タイガースはこんなもんなのか」とくれた挑戦状。
矢野監督が、ビハインドでも代打・代走を繰り出したのは、少なからず新庄に呼び起こされた熱があったからだと感じている。


勝った!!!
今季最多の大観衆の、大逆転の甲子園。
やってやった なんてもんじゃない。
コロナ禍で経験した無観客試合。あと一歩で逃した昨年の優勝。大コケとなった開幕からのここまでの道のり。
やっと、やっと、見たかった野球を、見せてもらった気がする。

大山。ホームラン、ホームラン、フォアボール、ホームラン。
すごい。その中でもフォアボールをもぎとったところこそ、ザ・大山だった。
2本続けて打って興奮しないわけがないと思うのだが冷静に努めた。

早い継投になったが、岩崎まで繋いだ投手陣。
いつもはベンチで出番を待つ男たち。
全員野球というけれど、この夜はまさに誰が欠けても成立しえない、タイガースの、甲子園での勝ち方ができた。

ナイスゲーム!

明日も行くぞ!

Posted in | Day 1:大山3発!大逆転! はコメントを受け付けていません

投げてガンケル!打ってガンケル!

〈6/2 阪神 6-1 西武(甲子園)〉

勝:ガンケル
敗:隅田

今日 のタイトルは、サンテレビ・橋本アナの実況からお借りしました。(無断)

ガンケル先生は自身の第一打席にもヒット、マウンドでは長坂の出すサインに首を振ることもなく、静かにバッターを打ち取っていった。

打線も初回から珍しく打って、3回までに7安打。
ただし得点はない。
これはこれでストレスの溜まる展開だった。

4回裏。無死2,3塁とまたもチャンスを作る。長坂の飛球はタッチアップに十分な距離があると思ったが、三走糸原が思ってた以上に来ない。余談だが私はこの糸原の見た目とのギャップが好きだ。オールドスタイルの着こなし、足速そうに見えてのギャップたまらんではないか。え?そのギャップは逆がいい?そらまそうやけども、面白さは上やで?(面白さ)

で、糸原は余裕でアウトとなってしまい、センターからの好返球もあったということにしとこう。2アウト2塁。
ガンケル先生には悪いが、ちょうどこれで次の回先頭から回るから、なんてこと考えていたらなんと自らのバットで先制点を弾き出した。
右中間真っ二つの見事なタイムリー2ベース!

はい!投げてガンケル!打ってガンケル!

6回にもヒット打ったものだから、打率は.357まで上昇。
これまで好投しても援護がなくて8試合に登板してもまだ1勝しかできていなかった。
ガンケル先生は考えた。
自分で打とう―
そしてそれは非常に賢明な判断だった(できるんや)

今日は7回途中で降板したが、このときスタンドから降り注がれた大きな拍手がとてもよかった。心地よい初夏の夜にピッタリだ。甲子園のファンはガンケル先生に惜しみない賛辞を贈り、ガンケル先生も手をあげて応えた。
回の途中の降板でこんなこと言うのも変だが、今年の名場面集に入れてほしい。

名場面集というと、もちろんこれも!
西武・森に打順が回る8回に登板したのは藤浪。
先頭愛斗と山川穂高をゴロアウトにとると、またもやスタンドからは拍手。
森が打席に入ったからだ。
大阪桐蔭の優勝バッテリーの、甲子園での対決は胸が熱くなる。
ストレートがくるとわかっている森の方は、藤浪の159キロの初球を火花が散るような打撃で打ち返した。
セカンドベース上の森は笑っていなかったけど、打たれた藤浪の方が笑っていたのが印象的。
リードしているからだけど、これがプロ野球なのだと二人にはいいものを見せてもらった。

今日は今季最多の17安打。安打数のわりに、、という点数だったが贅沢言うまい。

それから糸原。お立ち台での言葉は意味深だった。

「3月、4月、苦しくても、頑張れ頑張れ!って言って応援してくれたファンのために、それだけを思っていつも臨んでいるので」

打てない時期、応援の言葉もある一方、ネット上でのひどい誹謗中傷を何度も見かけたし、糸原自身も目にしてしまうことはあったと思う。
でも今日、糸原は応援してくれたファンのことだけを口にした。
糸原のヒーローインタビュー、よかった。

Posted in | 投げてガンケル!打ってガンケル! はコメントを受け付けていません