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佐々木朗希から白星!才木圧巻の完封勝利!

〈6/4 阪神 2-0 ロッテ(甲子園)〉

勝:才木
敗:佐々木朗

佐々木朗希が甲子園で投げるっていうだけでテンション上がるのに、その相手が才木だってんで、多分今年一番瞬きせずにテレビを観たと思う。目がシバシバだ。

2人とも抜群のピッチングで、試合がものすごい速さで進んでく。
5回終わりまでヒットは両チーム合わせてもロッテ・ポランコの内野安打1本のみ。

投手戦って、得てして貧打の裏返しであることも多いのだけど、今日は「ザ・投手戦」
打てるかこんなん!って両方に言いながら、それでも楽しくて仕方なかった。
日本を代表するピッチャーに才木が互角、いやそれ以上のピッチングをしてみせているのだ。

その才木をリードしたのが、梅野。
投球パターンも変え、早打ちのロッテ打線を手玉に取って、テンポよく才木に投げさせた。

打線はというと、5回まではどうにかして球数を投げさせたいという意図が明快で、低めは捨ててよしのミーティング通り。
そして今年のタイガース打線は四球をとれる打線。
今年初めての今岡コーチによる円陣が組まれた直後の6回裏、先頭の中野が四球で出塁。
佐々木朗希のワンバンをキャッチャーの佐藤都志也が弾く間に中野は盗塁成功、2塁へ。
ノイジーは空振り三振だったがそのあと大山の打席で、またワンバンが逸れた。
ノーヒットでランナーが3塁にいるという状況が出来て、ワンバンを投げ切れなくなったところで、大山が次の浮いたフォークをおっつけ、この日佐々木朗希からの初ヒットで初タイムリーとした。
ここらへんは、キャッチャーの差が出たと言ってしまっていいところ。

佐々木朗希はこの回で降板。
7回裏変わったピッチャー八木の代わりばなファーストストライクを梅野がホームラン!
梅野はこれが今季1号。リードとバッティングの両面で才木を引っ張った。

佐々木朗希の球数が6回で100球を超えたのに対し、才木は8回が終わった時点で84球。無失点。
マダックス達成が見えてきたところで、記録達成には、100球「未満」なのか「以下」なのか今さらの確認。「100球未満」だった。99球でなければならない。

ところが9回はヒットで繋がれ、二死2,3塁のピンチに。
マダックスどころか完投もヤキモキしたが、終わってみれば、101球の完封勝利。
記録は惜しかったけど、佐々木と投げ合っての堂々の完封勝利だ。

これが本当にタイガースがやった野球なのだろうか!?

お立ち台では、横に並ぶ大山さんと梅野さんのおかげだと楽しそうに笑う弟分。
ファミリーデーの、いい日曜日だった。

[今日のノイジー]

ファインプレーにヒットを阻まれ、ヘルメットをワンバン。(ちゃんと手に戻ってきたw)

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苦しい延長戦、サヨナラのヒーローは小幡!

〈6/3 阪神 6x-5 ロッテ(甲子園)〉

勝:浜地
敗:廣畑

9回、3点差あって、抑えがマウンドに上がって、先発投手の勝ちを消してしまう―

これだから野球は怖い。

湯浅はグラウンドに帽子を叩きつけ、吠えた。
味方のエラーを救えなかった不甲斐なさ、先発大竹の白星を消した責任感から。
チームの勝利まであとアウト3つの場面、笑う湯浅ではなく怒りに満ちた湯浅の表情で終えた9回表は、チームにもファンにも苦しいものになった。

2連敗後、雨天中止を挟んで迎えたホームゲーム。
1回裏、四球ふたつでいきなり4番大山がゴン!
甲子園を埋めたファンに3点をプレゼントする実に気持ちのいい幕開けだった。

先発は大竹。
4回表、内外野に落ちる不運なヒット3連打で一死満塁の大きなピンチとなったが、フルスイングをしてくる山口に対してはストレートの3球勝負。3球目のインサイド真っ直ぐ要求の坂本には見てるこちらがビビったぐらい。しかし大竹は坂本のサインに首ではなく腕を振って投げ込み空振り三振をとった。ピンチに全く動じることはなかったバッテリーの勝ち。二者を打ち取り、渾身のガッツポーズ。

7回途中、代打大下に2ランを浴び降板したが、規定投球回に到達した大竹は、防御率0.71でリーグトップに躍り出た。

大竹に代わってマウンドに上がったのは加治屋。1点差、この回あとアウト二つ。
俊足藤岡にヒットで出塁を許し、牽制球を二つ続けた加治屋にはロッテファンからブーイング。しかしここでタイガースファンは拍手で応戦。ロッテファンの統制のとれた応援もすごかったが、ここは甲子園。タイガースファンは負けていなかった。
球場中が騒然としたが、加治屋は平然。
次の中村のバットをフォークで空を切らせてロッテに行きかけた流れを断ち切った。

8回裏は、先頭近本が出塁。牽制球を投げるマウンドの澤村に今度はタイガースファンからブーイングのお返し。澤村がこれにまさかの動揺?ボークで近本は2塁へ進んだ。近本がボークだと指摘するあの速さったら。
そして中野はタイムリー3ベースを放ち、一気にタイガースに流れを持ってきた。
続くノイジーの犠牲フライで点差を3に広げて…
ここでもうこの試合は決まったと、疑いもしなかった。

湯浅が打たれたあとの10回、11回。
及川と浜地の奮闘はまず讃えたい。
9回裏、代走植田が牽制アウトになってチャンスが潰えたあとだ。
同点でキツイ場面だが、ゼロで繋いで流れを相手に渡さなかったのは、感謝しかない。
おっと、加治屋のあとの岩崎ももちろん。

11回裏。
この日、3三振と、併殺打とまったくいいところのなかった佐藤輝明がヒットで出塁。
浜地が入っていた6番の打順で、代打は梅野。使命はバントで送ることだったが、2球続けて失敗したことでサインが変わる。
1球外され、それでも4球目遠い変化球に粘って食らいついてバスターエンドランが決まった。これで無死1,3塁。
梅野はこの打席の中でよく挽回した!
次は坂本の打席だが満塁策で申告敬遠。
続く代打ミエセス。無死満塁で1回もバットを振れず見逃し三振に倒れたことは残念だったが、アウト一つに留めておいてくれたことで、9回湯浅の代打から出場していた小幡が多少は楽に入れたのだろうか。

思えば、一度は手にしたショートの座を木浪に譲って以降、ベンチを温める日が多くなった小幡。
その木浪がエラーをして、回ってきたこの日二度目の打席。
カウント1-1。3球目。速球に逆らわず待っていたかのようにバットを出した。打球は前進守備のショートの横を抜け、ヒットになった!!
サヨナラタイムリー!!
これが小幡には人生初のサヨナラヒットだったと。
チームを救い、湯浅を救い、ライバルの木浪を救い、牽制死の植田を救い、ベンチからは大竹が大喜びでペットボトルを持って飛び出し、木浪も笑顔でジャンプしながら小幡に水を浴びせ、ホームインしたサトテルは小幡のバットを拾いにきたボールボーイにまでハイタッチをし小幡に飛び蹴りをかまし歓喜の輪に入った(笑)
みんなで抱き合ってびしょ濡れになってるのが、なぜだか画面が曇って良く見えない。

これだから野球は面白い。(涙)

[今日のノイジー]

犠牲フライでめちゃめちゃ気分よさそう!
打てなくても、チームへ貢献したからね。
事実この得点は大きかった!

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交流戦開幕カードは負け越しでピリッ

〈6/1 西武 4-2 阪神(ベルーナドーム)〉

勝:宮川
S:増田
敗:伊藤将

試合中から確認していたのは、他球場の勝敗。試合より熱心やったかもしれん…
結局セ・リーグ6球団のうち負けたの、タイガースとカープだけだった…
うちが負けるならセの全敗を!大差でも僅差でも選んでいいからとにかく負けてくれ!
ぬぉー!
望んだ結果は得られなかった。
まだまだやな…(試合見ろや)

DHでスタメン出場の渡邉諒のタイムリーヒットで2回に先制するがその裏すぐに逆転を許す。伊藤将司どうした。
でもこのまままたどこかで繋がって勝てるかもしれないな、ってちょっと流行りの「7回に得点」をイメージしながら見て、そしたらその7回、先頭の森下が幸先いい2ベース。このあと木浪の進塁打で三塁まで進むと、坂本の代打ミエセスが犠牲フライを放ち、2点差。
森下の足が存外遅くて本塁セーフを疑われるのも無理はない。
ライオンズはリクエストを要求したが、判定は変わらず。

ライオンズは2回のリクエストを使い切ってて、幻の3回目があれば判定は変わったはずなのだが、タイガースにはラッキーだった。

ま、だからといって阪神タイガースの勝利、とまではいかんかったんやけどな!は!

ほな!

[今日のノイジー]

今日も打てない。
岡田監督は打てないならいつまでもノイジーを使い続けることはしないとコメント。

ベンチスタートで頭を冷やしてくれればいいけどな。
切り替えてノイジー!
せっかく半袖本格シーズン到来なのだから。(理由)

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大山ファインプレーも、こんな日もある。

〈5/31 西武 4-0 阪神(ベルーナドーム)〉

勝:森脇
敗:西勇輝

ホームラン~ミエセス~ララララ~ラ~ラ~♪

さて。

7回裏の大山の守備がめちゃくちゃうまかった。
一死1,3塁からセーフティスクイズをしかけたライオンズ。
源田が転がしたボールはわずかに強かったか。
猛チャージをかけた大山、半身に構えて梅野へバックトス。
三走鈴木はホームでタッチアウト!

昨秋、就任間もない岡田監督が内野手の中間守備を撤廃、選手らへ伝え、徹底的に練習したメニューのひとつがこの「一死1,3塁」のケースだ。
前進守備でのバックホームか定位置での併殺プレーと決め、選手たちから打球処理後の迷いを取り去ることで、確実な守備を求めた。
大山のファーストの守備にはもともと定評があるが、素晴らしいプレーだった。

5回表。帰塁した一塁走者近本と、ファースト渡部の接触したシーンが怖かった。
渡部の右ひざが近本の首付近に当たったのだ。
うずくまる近本。場所が場所だけに心配。
そのあとプレーも続行し、盗塁も決めていたから大丈夫なのかなとは思うけど、本当に大丈夫であってほしい。

8回裏の守備では、セカンドの中野と、ライトのミエセスとで接触もあった。
捕球体勢に入った中野にぶつかりに行ったのはミエセスの方だったが、ダメージ受けてたのもミエセスだった。(なんでやねん!笑)
2人ともが無事でよかった。

負けることより本当に怪我が怖い。
今日、みんなが怪我なく終わったなら今日はいい日だ。

明日もみんな元気で出てきますように。

[今日のノイジー]

こんな日もある!

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村上のリベンジマッチ!

〈5/30 西武 1-3 阪神(ベルーナドーム)〉

勝:村上
S:湯浅
敗:與座

與座のこの「與」という漢字のつくりが迷路みたいだなぁってなんとなく前から気に入ってて、與座が投げるってんで、せっかくなんでちょっと調べてみたら、「与」の旧字体だってんで驚いてるところです。そっちかー!

言われてみればちょっと「与」も入ってるようにも見えてきました。
2人が両手で一緒に物を持ち上げるさまから、助け合い、さらに転じて与えるという意味になっているのだとか。
なかなかいい意味の漢字だった。
(なんの話)

さて陽川!
ひさしぶり!登場曲がタイガース時代のまんまで、この日の第一打席に入ったときには、ライオンズファンとタイガースファンからも大きな拍手と声援が聞こえてきた。
そらそうよ。陽川は人気者だからな。(私調べ)
でも残念ながらこの日はノーヒット。
ガチーン!と長打打ってる陽川見たいな。ただし点はいれるな。あの大ファウルは焦ったぞ。

陽川はさておき…(笑)。
タイガースは昨日今日で選手の入れ替えがあった。
<抹消>
長坂・糸原・原口
<登録>
中川・前川・小野寺

交流戦のこのタイミングで入れ替えるのは全然アリだと思った。
なかなか試合にも出られない状況が続いていたのでファームで調整することと、逆に若手らには一軍の空気にも慣れさせたいという意図と。

上げた右京さんを即スタメン起用というのも、岡田監督ってこんな柔軟な人だっけ?と第一次の岡田監督と比べて感心したり。

実際今日は野手の交代もなかったわけでやっぱりよかった。
彼らも必ずまた上がってくるし絶対必要な戦力なので、それまでは若手起用恐れずどんどんチャレンジしてほしい。

プロ初出場初スタメンの右京さんのヒットは今日はお預け。
ファームでは32試合で.360とめちゃめちゃ打ってたとのことなので、一軍でも1本早く出して暴れてほしい。

さて、試合から2分足らずで先制した件。
さすがにやりすぎなんじゃないかと感じるあの1,2番…
3ベース、3ベースって、あぁちょっとライト愛斗のアウトな守備。
(誰今ダサッって)
(聞こえてますけど)

派手な交流戦の幕開けに、ノイジーのショートゴロ(1打点)が、落ち着く!まぁまぁそう急がんとお茶でも飲んでき。的な。

一応初回に2点はもらったものの、村上にとっては苦い思い出の球場。
プロ初登板初先発がちょうど二年前の同じ日だった。
…って、確認してたら先発ではないけど與座も投げてる!與座の漢字気に入ってるの多分この日からだわ!(笑)

あ、えっと漢字の話じゃなくて、村上。
そんな嫌な思い出も払拭する今日の8回112球、それもまた無四死球の好投!

今日の打線にはそれほど楽はさせてもらえなかったけど、それでも5回、ノイジーの追加点があって2点のリード。
もういけるって思うもんな、今の村上なら。

そして湯浅へつなげて2時間36分のみんな素敵な時短勤務!

ということでじゃまた明日!(早上がり)

[今日のノイジー]

髪切ってヒゲ剃って超いい感じ!

解説の能見さんが
今日の「能見の一球」にノイジーの5回のタイムリーあげてくれたので、満腹感すごい(笑)

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才木ー!アイラブユー!

〈5/28 阪神 4-1 巨人(甲子園)〉

勝:才木
S:湯浅
敗:田中千

今さらですけど、復刻ユニいいよね。靴下もかわいい。二戦目までオールドスタイルだったサトテルが今日はやめてたのがちょびっと残念だった。

さぁいこう!

ミエちゃんいいぞ!
投手戦の様相漂う4回、レフトスタンドに打った瞬間それとわかるホームラン!
速いストレートに打ち負けないパワーはやっぱり魅力ある!
ベンチに戻るとみんなでギャルピースの交換をして、中でも仲良しの糸原とサトテルとはしっかり打合せ済みの儀式(笑)

点をもらった才木くんはもちろん嬉しそうだったが、守りに入ることもなくさらに本当に楽しそうに投げてて、腕振って三振とってるの、見てるだけの私でも楽しかった。

7回、秋広にソロ1本浴びたけど、それでも崩れることなくしっかり打ち取ってた。どんだけ頼もしいのかと。
さすがに7回裏の打順が回ってくるときには代打かなと思ってたのだけど、先頭の木浪がヒットで出てもそのまま打席に入った。行かせてって言ってたんか(笑)
バントで送る場面だったが、失敗。
ただ、キャッチャーの大城が悪送球しオールセーフ。ツイてる!
また今日も7回にチャンス。
近本に回って一気に…と思ったが近本はライトフライ。でも中野がいるんだな。つよっ!
中野は四球をもぎとってこれで一死満塁。
中野よ、ありがとう。うしろは昨日もその前もノーヒットのノイジーだったから全然決めてくれてもよかったのだけど!(笑)
ってまだ1アウトだし大山もいるしなって笑ってたらノイジーが!!センター方向への意識高い系のデキルバッティング。打球はピッチャーの足の間を抜けセンターへ!セカンドベースで当たって跳ねる野球盤みたいなシーンを見つつ、ミエセスのHR以来の1点がようやく入った。
でもって、次の大山!
バチーン!!!すごい音がして打球はあっという間にレフトへ!タイムリー2ベース!
この一打が今日イチだったと思う!
ジャイアンツに戦意を喪失させる決定打になった。

3点リードを持って才木は8回のマウンドへ。
二人目のバッター門脇がスイングしたように見えたのにしてないというジャッジのときには、才木も「えっ」と苦笑してたが、ここで神経質にならず、急ぐこともなく、悠々と三振をとってみせたところが才木にエースの器を感じた。
…が、2アウトとって、代打梶谷がコールされたところで、交代なのだ才木くん。
岡田監督が交代を告げに出たのを見て
「おいマジかー!…マジかー!」ってうなだれるわかりやすいリアクション。
マウンドにきた安藤コーチに、まだまだ遊びたい子供の「えー帰るのー!?」っていうような表情して苦笑い。おいおい安藤はお父さんちゃうぞ(笑)
優しいお兄ちゃん二人、大山とサトテルも可愛い末っ子をなだめてるし、あ、サトテルは同級生やったわw、ベンチでは岡田監督も笑ってるし、なにこのホノボノ感(笑)

ベンチに戻る才木には、スタンドから万雷の拍手。
回の途中でも、才木がよくがんばったと、素晴らしいピッチングだったと、みんなよく見てる!
7回2/3、3安打に抑えたナイスピッチング。
本人は、この回は投げ切りたかったのだろうけどね。その心意気もまた好きだ。

救援の岩貞は、代打梶谷の代打ウォーカーに3球三振。お見事!

最後は湯浅!
久しぶりのセーブシチュエーションのマウンドはやっぱり湯浅によく似合う。
ヒット許しても点はとられないなら十分。

えっと、8連勝…!?
キニシナイキニシナイ…

[今日のノイジー]

お立ち台では、才木から
「アイラブユー!」と言われ
「アイラブユートゥー!」と返して抱き合ったりして、ずるい!キーッ!!(笑)

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大竹が泣いた日。

〈5/27 阪神 3-2 巨人(甲子園)〉

勝:大竹
S:加治屋
敗:グリフィン

今日の大竹もグリフィンも共に立ち上がりに苦しみ、どちらのチームにも初回先制のチャンスはあったが得点はできず、以降は両者立ち直り、中盤まではゼロを積む展開が続いた。
特にタイガースの初回は、中野の送りバントの1アウトのみで満塁のチャンスを得たというのに、無得点。クリーンアップぅー…
ただ、以前なら「ここで取れなきゃ一生とれん!」とナーバスになったものだが、連勝中ってすごいもんで、まぁ次のチャンスまで待つかっと思えるから不思議だ。
「先発・大竹」という安心感と、その大竹が粘って投げてくれればきっと打線がどうにかするじゃろ、という大したアテもないのに借金するタイプと同じ種類の楽観からだ。

実際、「どうにか」なった。
7回裏、…ってえらい時間かかったけど、一死走者なしから坂本が四球で出塁すると、木浪が送りバントで坂本を進めた。
足の遅い坂本が2塁から還るための方策をあれこれ考えてるうち、大竹に代打の渡邉諒が出た。
この回で得点できなければ好投の大竹に勝ちはつかない。
大事な役割を背負った渡邉諒にボールが先行すると敬遠気味の四球で二死1,2塁。
2アウトでも、あるぞあるぞと思うのは次の打者が近本だから。
近本は9球粘って、誰もが苦労したグリフィンからこの日二度目のセンター前ヒット!カウントがね、3-2になっててこれがはまった。
私が一番心配してる二走坂本は、めちゃめちゃいいスタート切ってて、ホームへ!
欲しかった1点がようやくタイガースに!
ジャイアンツの守備も後ろへ下がってたことがまたカウントの妙というか、近本の狙い通りというか。
近本ありがとう!!
あれほど打てなかったグリフィンだがやはりこうなると原監督はグリフィンを諦めた。
そして代わった大江から今度は中野が2点タイムリーヒット!

そういえばね、昨日の試合後岡田監督が「明日は打つやろな、1、2番はな」と言ってた。
ハッパかけるつもりで言ったのかもしれないけど、言ったことがそのまま現実になってちょっとおののいてる。

しかし、昨日もだが一瞬のスキを逃さない怖さが今のタイガース打線にはある。
それも、終盤まで機をじっと待って、一番ダメージの大きいところで、鮮やかに点を奪って逃げていく。
…え?今私タイガースの話してるってことで合ってる?(震え)

3-0の9回表。
岡田監督は、浜地をマウンドへ。
今日は最初から湯浅、岩崎は使わないと決めていたらしい。
そしてその浜地が2ランを浴び1点差となったがここでもすぐに加治屋を投入し、ゲームを締めた。
湯浅、岩崎を温存しながら勝てたことは、長いシーズンを戦う上でチームにとってとても貴重な経験値を得た。
もちろん浜地個人にもね!

そして今日のハイライトはどうしても大竹の涙になってしまう。
近本が打ったところで、ベンチの大竹が泣いていた。
ヒーローインタビューではそのワケを、照れてごまかしたりすることなく話してくれた。誠実な人柄が出てる。
「一人はみんなのために、みんなは一人のためにというか、そういうチームプレーを感じた」からだと。
まだゲーム中なのに、大竹が感極まっているのを見ると、どうしても熱が入ってしまう。私は試合が終わった今もまだ大竹のせいで泣いている。
解説の能見さんが、泣いている大竹を見たそのとき
「野手は投手のために、投手は野手のために、という相乗効果」と話していたのだが、ヒーインの大竹が話したことと同義だったのも、思い返して熱くなった。

大竹の涙の試合、後々特別な意味を持つものになるのかもしれない。
それがわかるのは秋。
それまで、大竹にはまだまだいっぱい泣いてもらおう。

私も心がいっぱいだ。

[今日のノイジー]

ん?(ノーヒット)

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桐敷プロ初勝利!

〈5/26 阪神 2-1 巨人(甲子園)〉

勝:桐敷
S:岩崎
敗:鈴木康


試合開始直後の球場外周。
今季初登板初先発の桐敷が順調な立ち上がりだったことを、三度の大きな拍手と歓声で知る。
実際見た桐敷のピッチングは、めちゃめちゃ良かった。
ブルペンではあまり良くはなかったということだったが、バッテリーを組んだ梅野はそれでも良かった方のストレート中心に組み立て、桐敷はバッターを打ち取っていくうちに変化球も冴え尻上がりによくなっていった。

というわけでですね!
今日は、直近13試合中唯一の19日の敗戦に責任を感じているわたくしれーことですね、松竹芸能の 代走みつくに さんと、有能グラフィックデザイナーのおっさんと3人で観戦させてもらいました!

なんちゃらデザイナーはですね、かの有名なふくもっさんの走らんかいタオルのデザインをした人なのですよ!

別の日の写真…みつくにさんにはこのタオル持ってもらうべきやったか…いやでもサンテルビタオルもええで…

たまらんかったです!いい試合見せてもらった!
桐敷は3回に1点を失うが、7回93球、被安打5、四球1で奪三振は10の好投!
対する横川もまたこれが(残念ながら)良くて、タイガース打線は3安打に抑えられていた。
球数はまだ80球ながら三巡目に課題を抱えるということで継投に入ったらしいけど、結果これが裏目に。
こういっちゃなんやけど、阪神ちゃんは何回りしても打てへんもんは打てへんのやで原さんよ。(おい)

7回、マウンドに上がった元オリックスの“K-鈴木”だったが、一死から大山へデッドボールを当ててしまって甲子園は一気に沸きあがる。ってか怒号(笑)
こういうときの甲子園はものすごい強い。
ピッチャーが代わった途端に俄然元気になってたスタンドは、ここぞとばかりに畳みかけるような応援。
幼少期から甲子園にも通ったサトテルは心得たもので臆することもなく完全に自分のものにしてた。
悠然と構えたところから、綺麗な流し打ち。ランナーを溜めることに意識があった。
そしてボルテージは最高潮に。チャンステーマがマウンドの鈴木康を襲う。
森下は初球を仕留め、レフトへのタイムリー!
二走大山はまた激走!同点!
キタキタキタキタ!

このときみつくにさんが「ドラ1三連打」って言うから、大山はデッドボールってマジレスしたら、即座に「大山は顔で打ったヒット」と返された。
みつくにさんのこういうところ好きだ。本気で思ってるもんな。そして言われて私もほんまにそう思った。大山は顔でヒット打った。

さぁ打線は繋がる。
梅野もレフトへのヒットで出塁!
満塁だー!
原監督は左の高梨へスイッチ。
木浪は左対左になっても関係なかったのがすごい!
レフトへきっちり犠牲フライ!
やや浅かったが三走サトテルもよく走った!
勝ち越し!!
すごいぞ甲子園のファン!!(笑)

いやもう冗談抜きでこの甲子園が大好きだ。正確に言うと大好きな甲子園が戻ってきた。
野球って大きな声で応援して、手が痛くなるほど拍手して、大歓声の中、自分もその一部になって、こうやって観るもんなんだよ!

そして、興奮の覚めない中、湯浅がコールされまた甲子園が盛り上がった。
リリーフ陣が奮闘してる中、繰り上げ日程で戻ってきたから、楽なところで投げさせたいということで抑えではなく8回だったが、全然楽じゃない(笑)。1点差の厳しい登板となった。
ランナー二人を溜め4番岡本というシーンは今から思っても怖い。
快音がしてその先を見たら近本が構えて待ってたときのあの光景よ!
近本には観音様の光るオーラが見えた。

そして抑えは岩崎!今日もすまん!
最後は走者を背負った中、代打の長野に粘られ、ただただ祈ったよ。
そんな中岩崎はしっかり、いつものように低く低く投げた。投げ切った。
空振三振にとったあとのガッツポーズが、岩崎の背負ったものの大きさと、簡単じゃなかったことを示すようで、ちょっとウルッときてしまった。


桐敷の嬉しいプロ1勝目。
青柳の代役どころか、とんでもないピッチングを見せてくれた。
カメラのフラッシュ以上に眩しい笑顔だった!

ナイスゲーム!!


ヒーインの最中ですがサブリミナル的に現れるみつくにさん置いときます(笑)

[今日のノイジー]

3回に巨人・坂本のタイムリーで1点を失ったけど、2塁で坂本を刺したビッグプレー!
あそこでチェンジにしたのは大きい!
クッション処理のうまさにもまた感動したけど、帰ってテレビで見返してたら、素手!!素手で捕ってそのまま投げてる!!
うぉぉぉーー!!

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延長10回2アウト!ランナーは無し!…からの絶叫と興奮!

〈5/25 ヤクルト 4-7 阪神(神宮)〉

勝:及川
敗:星

横浜高校の先輩、伊藤将司の白星を後輩の及川がかっさらっていったゲームはこれで二度目。
共犯は加治屋。共犯言うない!わしか。
加治屋は確かにボークをとられ同点にされてしまったが、このあと崩れず好調塩見から空振り三振をとっていたことは評価したい。(誰)
次回にでもこの借りを返してくれたらそれでいい。
(案外猶予ない)
(それも、勝っている状況で伊藤将司がピンチで降板し加治屋が救援するというシチュエーションを作らなければならない)
(厳しい)

8回2アウトまで投げてくれた伊藤将司には感謝しかない。
勝ち負け以前に長く投げてくれる先発ピッチャーというのは本当にありがたい。
できればもっと早く、楽に投げさせてあげたかったが、援護はソロホームランの3本のみ。
あかん!!のみって言い方!贅沢言い過ぎ!!すみません!!十分です!!(卑下しすぎ)
大山とミエセスと近本ありがとう!
大山は、反撃ののろしとなる力強い4番らしい一発。
近本は、自身が風に感謝の、でもしっかり振り切ってたからの一発。
ミエセスは、「いつも一発だけやな、アイツなあ(笑)ホンマ」と岡田監督も笑う一発(笑)
個性派揃いで楽しい(笑)

タイガースにもスワローズにも勝機は何度かあったが、その差は守備だったかと!
三振ゲッツーもあってちょっと嫌な雰囲気漂った6回の裏の守備の木浪!
飛び付いて捕っただけでもすごいが、すぐにセカンドへ正確なトス。ダブルプレーは無理だったが、ひとつアウトとっただけでもすごいファインプレーだった。
木浪のこのプレーは直後のイニングのミエセスのホームランを呼んだのじゃないかとも思う。
そのひとつアウトとっただけでも、ってところで言えば2回裏の中野も!

そして近本がホームラン打って勝ち越しに成功した8回の裏。
今度はレフトのノイジーが猛然と走って地面スレスレの打球をとってアウトに!
あんなの見せられたら、レフトの守備固めなんか入りづらい(笑)
最後は、サトテルの三塁線への横っ飛びと一塁への強くて正確な送球でゲームセット!
ああ…!目立ったところだけでもこんなに!

スワローズは加治屋のボークで同点に追いついたが、タイガースは押し出し四球で勝ち越し。
ここの差は同じようにもらったものに見えて実際そうでもない。実に大きな差があった。

まーた2アウトからだ。ビジターゲームでの延長戦はそんな簡単じゃない。
近本がヒットで出塁したあと盗塁を決めた。これで中野は敬遠されランナーが二人となったのだが、足の速いランナーを二人も背負った星の心境よ。
追い詰めたのは近本の盗塁が発端ってことになる。
このあとヒットで繋いだノイジー。
大山は、すっかり貫禄の四球で勝ち越し!
満塁となってから前夜のヒーローサトテルが走者一掃のタイムリー2ベースで、ランナーのいなかった2アウトから一挙4点。
「明日も勝ちます!」ってデカイ声で言ってたもんなぁ(笑)

長いゲームの土壇場でまた急展開を見せ、使いたくなかった岩崎を温存したのはポイント5倍つけとこう!
守りからリズムを作るって、とてつもない好循環が生まれる。

明日は、今季初登板初先発の桐敷。
行けー!J.BOY!

[今日のノイジー]

10回表。二塁走者のノイジーは、センターからのカメラで頭だけ映ってるのだけど、出たり下がったりものすごく忙しそう。めっちゃホーム還る気満々(笑)

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9回2アウトからのクローザー打ちと大山の激走(再)

〈5/24 ヤクルト 5-6 阪神(神宮)〉

勝:島本
S:岩崎
敗:田口

おかえり島本!
今季初登板で勝利投手に!
ビハインドの展開だったとはいえその差は1点。
島本の踏ん張りも、このあとの展開に効いた。

野球は9回2アウトから…ついこないだもこんなこと書いたばかり。
あの日も大山激走しホームへ滑り込んでの勝利だった。
え?なに?流行ってる?

まぁでもこの9回2アウトになるまで、恐ろしく長く感じたゲームだった。
西勇輝も立ち上がりこそスイスイいったが、3回に入ると浮いた球も目立ち、展開上でも味方が点をとってもまたとられるという、相手がしつこいのか西が淡泊なのか。
時間以上に長く感じる試合だった。

西勇輝から西純矢への遠縁リレーなるものも見られたが、純矢は勇輝の勝ちを消してしまう。
連続四球を与え一死しかとれずに降板した純矢は、勇輝のとなりで涙を堪えられなかったが、そんな西純矢をも笑顔にした出来事が!
それがあの「9回2アウトからの」だ!

抑えの田口からのノイジーの打球は、ライトへのライナー。
ここでライト・並木がまさかの後逸。照明でボールが消えたっぽいのだが、ふふふそれはね、ノイジーが消したのですよ。ノイジーの念力がね!(と言ったところでこの先は広がらない)

全力で走るノイジー。
抜けたのを見ると躊躇なく3塁を狙う。長距離になると馬力はあるからスピードにのる!
…妄想やけど。
だって中継では、外野の様子ばかりでノイジーの走塁が映ってなかったのだ。残念。ここは一瞬でもいいから見たかったよ!
で!ノイジーに代走植田海。海くん、この日を含めて出場した最近の3試合でホーム踏んでる!

そして4番大山。
大山のもぎ取った四球はデカかったー!
大山は逆転のランナーになった!

そして、佐藤輝明!
初球をものすごいスイングで叩くと、打球は火を噴き(見えた)、ライト線へ!
大山は1塁から長駆ホームイン!
4番の激走はどんな言葉や行動よりもチームを鼓舞する。

最後は、また今日も岩崎の出番。キツイ場面に本当にありがとう。岩崎カッコイイ。

いつもだけど、代走で仕事した海くんがベンチ前最前列でみんなを出迎えてるのもいい。
全員がゲームに入ってる。

もちろん、先発に勝ちがついてリードして勝つのが理想ではあるけれど、それができなかったときにも誰にも負けをつけまいとする諦めの悪い打線は、だいぶ好みだ(笑)

というわけで、泣くな純矢!
いつか近いうちに西西リレーで勝とうな!勇輝もそのつもりしてるはずだ!

[今日のノイジー]

その3塁への激走、さぞかししんどかったろ肩で息してるやろ、と思ったら、全然やった。
なにあの余裕。

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