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原口のビールかけが嬉しかった話

久しぶりに大好きなカメラマンさんが、少し落ち着いたタイミングで連絡をくださいました。
「優勝おめでとうございます!」って(笑)
いやいやそれは私の方から言わなきゃいけないのに。

このカメラマンさん、アノ日のご担当は、念願のビールかけ会場だったとのこと。
準備が忙しくて、試合はほとんど見れなかったとおっしゃるので、そこは気の毒に思いながら、でも「念願のビールかけ」なんて言ってくれてホッとした気持ちにもなり。

でね、そのビールかけ会場で、原口選手がビールをかけてくれたのだと嬉しそうに教えてくれました。
それ聞いて、ちょびっと泣いちゃいました。そのときは言わなかったけど。

2019年1月、原口が大腸癌であると公表したときのこと。
当時私は日記で、原口と、あるカメラマンさんとの交流を書かせてもらいました。

虎ギャル応援日記『原口選手へ』(2019/1/25)

このリンク先にある日記のカメラマンさんというのが、今回連絡をくださった方なんです。
夢みたいな話でしょ。悲しくてどうしようもなかったあの日が歓喜に変わって、こうしてカメラマンさんがビールかけの現場にいて。
夢かな。夢じゃない。

カメラマンさんとの対話のような映像がしっかり残ってる。
「サンテレビ最高!」と言いながらしっかりカメラさんにビールをかけてくれる様子が。
村上アナに「監督インタビューよかったよ!」なんてねぎらってくれてることも、原口の人柄にまたうれし泣きしてしまう。うん、ほんと監督インタビューよかった!

〈9/17 阪神 0-1 DeNA(甲子園)〉

勝:ウェンデルケン
S:森原
敗:ブルワー

さて、3安打っと…。
勝ち負けはもう関係ないとはいえ、からっきし打てる様子がないというのはいただけない。

7回表の、ライト森下からホームへのドストライク返球は素晴らしかった。
岡田監督はバックホーム体制を指示していなかったから別にいいと言ったが、ゲームの中で生きた打球を捕球して真っ直ぐ返球するという貴重な機会。
好プレーは偶然にできるものではないから、この森下のプレーは、大きな成果だったと思う。

今日先発した村上には防御率のタイトルがかかっている。
この日もゼロに抑えて6回で降板。
規定投球回まであと3回と2/3とし現在もトップ。

9回、ブルワーが大田泰示に浴びたHRのあの初球は、あまりに簡単でもったいなかった。
この日の解説の福本さん
「振るとこにきたんや」。
その表現がぴったり過ぎた。
しかし、昨日の今日でこれがあってもまだテストはしてくれるようだ。
ブルワーのピッチングはここからが楽しみだぞ。

負けたら試合後の挨拶はしないはずだった岡田監督は、負けても行くぞと、選手会長の近本へ指示。
優勝が決まって消化試合になっても球場へ来てくれるファンのために、そういうことやんか。

[今日のノイジー]

チーム初ヒットがノイジーで、チーム3安打中の貴重な1本!
ノイジーデーは続いているぞ!(大盛り上がり)

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ノイジー来日初の2発で大暴れ!

〈9/16 広島 3-9 阪神(マツダスタジアム)〉

勝:大竹
敗:森下


「入場料が無料の日」と聞いて、阪神競馬場へ行ってきました。
200円の入場料をケチったくせに、JRAさんに大盤振る舞いしてしまいました。
しかし、本命の「阪神」が勝ったので、これでチャラです。
いや、チャラどころか、競馬場では鳥谷敬さんのトークショーなるものがあり、相変わらず声を張ってくれない鳥谷さんの貴重なお声を聞けたので、トークショーにお金を払ったと思えば、むしろ優勝でしょう。優勝です。

ノイジーの3ランはスマホで見ました。
佐藤輝明がタイムリーを打って、0-4と突き放し、なおもチャンスで回ってきた打席、打った瞬間ソレとわかる、会心の一発。
思わず「え!」と声が出ました。(え!ってなによ)

さぁいこう!(今?)

1日休んだレギュラーメンバーも今日はスタメンに名を連ねた。

相手先発は森下。
初回。近本がヒットで出塁、中野は四球を選び、一死2,3塁からまた大山が四球。
好調の佐藤輝明は今日も打って0-2。
大山はどうして毎日あんなに走らされているの?(笑)
そして、二死1,2塁から坂本誠志郎にもタイムリーヒットが出て、0-3。え!(おい)

カープ相手の大竹は無双。
いくら優しい新井さんでも、こうも同じピッチャーにやられると腹立つやろなー。

獲れるタイトルは全部獲らせたい岡田監督のコレクションのひとつに、大竹の勝率まで加わった。忙しそう。
私もこれは獲ってほしいし、大竹の頑張りと、岡田監督の采配に、ものすごく注目してる。

しかし、この日は心配事が顕著になったという日でもあった。
3回表、大山が本塁クロスプレーで右手を気にする様子。
8回表、森下が自打球でうずくまる。
8回裏、中野がイレギュラーした打球をあごに受けた。
傷みで顔をゆがめる選手を見ては、心配でたまらないし、これからポストシーズンに向けて一人も離脱してほしくない。

そして、選手たちは誰も言い訳にはしないが、グラウンドの状態がよくなかったようで、1試合4エラーを記録。
蓄積した疲れもあるだろう。
その状態で試合に出続けることにはリスクも伴う。
1ヵ月以上も先のCSに向けたコンディション調整は、やはり簡単ではないぞと、この日の試合で痛感した。

ブルワーが来日初失点。味方のエラーもあり3失点となったが、ブルワーとチームにとってはこの試合でよかった。課題が見つかった。

桐敷!今日もナイスリリーフ!ありがとう!
石井と岩貞で無失点リレー。
最後を締めた岩貞には6点差など贅沢すぎる!(笑)

[今日のノイジー]

5回の3ランは先に書いたとおり。
続く4打席目には、2ランホームラン!

来日初の1試合2発のホームランで、5打点!

……え!!!!!

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消化試合…!?

〈9/15 広島 6-5 阪神(マツダスタジアム)〉

勝:島内
S:栗林
敗:加治屋

ナイターとはいえまだまだ蒸し暑い屋外球場で野球をやり、優勝して、夜中にビールかけで大はしゃぎして、そのあと、各局のインタビューに回って、終わったのは午前2時過ぎ?
翌日は新幹線で広島まで移動して、また野球やろうって?

断る。ワシなら最後まで聞かずに断る。
「わざわざ今日やらなくてよくない?明日にしよか」ってもっともらしく断る。

坂本とノイジーと木浪がベンチスタート。
賢者たちよ。なんて断った?(違)

断れなかった大山(だから違うってば)は、猛打賞ビールかけの翌日、理屈に合わない活躍をしている。
後ろの佐藤輝明も続いて打つものだから、えげつなく走らされる。
9回には偵察みたいな盗塁を敢行、簡単に刺されたのだけど、それでも岡田監督は相手の守備隊形と、その後どういう行動を起こすのか試せたとご満悦。
それに大山がアウトになったのは、むしろ歓迎していたふしもあり。早く終わらせたいもんな(笑)

近本もゲーム途中で交代。
今日はブルペンデーと決め、中継ぎテスト。
及川はプロ初先発。門別はプロ初登板初先発。
門別に一時は勝利投手の権利もあったのだけど、それはお預けとなった。
しかし門別、高卒とは思えぬ度胸の良さと、あの威力ある速球いいね!
キャッチャーは、栄枝をプロ初スタメン起用。
みんなアピールしたい立場だ。
小野寺の2安打2打点も、いいぞ!
巡ってきたチャンス、なにもビールかけの翌日でなくても…と思いつつも。(笑)

終わってみれば取ったり取られたりの、11安打5得点。
村上と防御率を争う床田を打って、村上を援護した。
5-6というスコアが物語るように、互角の戦い。

ここからは個人が目指すものと、CSを睨んだ調整と、岡田監督の采配をまだまだ楽しめる。
消化試合がない…!

[今日のノイジー]

今日は休ませてもらったぜ!

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優勝日記!

胴上げのとき、ぴょんぴょん跳ねてる谷川BPの姿が見えた。現役時代と変わらず半袖だった。嬉しくなった。

〈9/14 阪神 4-3 巨人(甲子園)〉

勝:才木
S:岩崎
敗:赤星


マジックはあとひとつという中で、ここにいられることの幸せを何度も噛みしめ、満員のファンの熱気を感じながら眺める風景、今日は格別にきれいだった。


今日はこの方と。私がサンテレビで日記を書かせてもらうようになった当時、同じくサンテレビでコラムを連載されていた大先輩。
今日のオーダーをサンテレビ製のスコアブックに書き込む 代走みつくに さんです。
全球書き込む意気込みだけはすごかったんですが、試合途中、静かに泣いてました。
ええ当然スコアは完成していません。

さぁいこう!
先発は才木。
昨日岡田監督は才木について「行けるところまで思い切り全力でいってほしい」と発言したが、「全力でいってほしい」を額面どおりに受け取って、7回1失点の好投。
「行けるところまで」と言ったのは、「力み倒すやろな」と想定されていたからだ。
そんなことも意に介さず、躍動感のあるピッチングで堂々の勝利投手となった。
おめでとう!
次に投げるピッチャーも大変やな、と思ったら8回に登板した岩貞が打者二人に連打を浴び失点してしまう。
そして、岡田監督は実に素早く代えたが、今日、岩貞を出すのには意味があったから、よくないけれど、これでいい。天国の横田に見てもらうためだから。
後ろは石井と島本で凌いだ。
島本の丸への空振り三振なんて、どれほど球場が湧いたか。

打線は、序盤に二度もダブルプレーに打ち取られてしまったが、6回、一死1,3塁という場面で、大山の犠牲フライで1点を返すと、次の佐藤輝明が、バックスクリーンへ放り込んだ。
昨日のグランドスラムに続いての2ランホームランだ。
自分たちで勝って決めたい。そんな想いのつまった素晴らしいホームランだった。
テルが打ったからきっと勝てる。ぎゃ、ダジャレみたいになってしまったけれど、でも本当に思ってた。
大山で決める大事な試合は、まだこの先にあるということ。楽しみにとっておく。

2点差で迎えた9回表、聴こえてきたのは、『栄光の架橋』。
岩崎が横田の登場曲とともにマウンドへ上がったのだ。
岩崎の熱い気持ちはたちまちスタンドへも広がりファンは歌った。

しかしこれはいつもやってきた「普段通り」ではなかった。ホームランを浴び、1点差になり、なおも2ベースを打たれピンチを作ったことも、岩崎らしくはなかったかもしれない。
でも岡田監督はそんな岩崎を非難するどころか擁護するように言った。
「1点でも勝ちは勝ち」だと。
岡田監督には感謝しかない。完全に同じ思いだし、私まで救われた気がする。
ウイニングボールは、今シーズン何度もその守備で魅せてくれた中野のグラブに収まった。


2023年9月14日。
セ界一の阪神ファンである岡田監督が、セ界一へと導いてくれました。

阪神タイガースは、今季最多の11連勝を記録し、ひとつ残ったマジックを自分たちで消した。
開幕からずっと「勝負は9月」と監督は言い続けたが、9月、ひとつも負けないで優勝するなんて誰が思っただろうか。

胴上げで宙を舞うのは岡田監督と横田のユニを掲げた岩崎。
不動の4番、大山の目には涙があった。


ライトスタンドからの写真。(ありがとう!)

写真を撮ったり、たくさん笑って、手を振ってくれる選手たちみんなが、誇らしくて愛おしくてたまらない。
タイガースが好きで、大好きで、こうやって優勝日記が書ける日がきて、こんなに嬉しいことはない。

…と、まだまだたくさん語りたいけれど、朝がきてしまいました。うそやろ。

[今日のノイジー]

ビールかけにはしゃぐミエちゃんには敵わないが、ゴーグルをつけて黙ってスタンバイするノイジーもいいぞ。
これから先、まだまだ頼んだ!

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M1

〈9/13 阪神 4-0 巨人(甲子園)〉

勝:青柳
敗:横川


↑原口の声出しでバモス中。
このときはまだ見えていた空席も試合開始間もなく早々と駆け付けたファンによって埋め尽くされていた。
平日だ。いつもはこんなに早く埋まることはない。みんなどんな理屈こねてここまで来たんだろう(笑)

2回表、一死1,2塁、センターへ抜けようかという岡田の打球を青柳さんはグラブではじいたが、バックにいた中野がノーバンで捕球し、そのままセカンドベースを踏んで飛び出していた二走坂本勇人をアウトにし、併殺を完成させた。
中野の動きがミュージカルでも見てるようなよどみない動きだった。役柄は…ってそんな話じゃない。
抜けていたら恐らく1点だったので、青柳さんは助かったのと、このラッキーで今日の神様もタイガースファンではないかと思った。

ただ序盤の青柳さんは慎重すぎた。
間合いが長く、決してテンポのいい投球ではなかった。
外野へも飛ばされていたが、この日の甲子園は風によってボールは失速。

色々振り返ると、今日は青柳さんのための勝利プログラムが組まれていたのだな。

3回裏、先頭の近本がヒットで出塁すると盗塁成功。中野は内野安打で繋ぎ、森下が今年のチームの象徴である「四球」をもぎとった。

ここで打席は大山。
原監督は横川を諦め、継投に入った。
正直、ホームランとは言わんから、ヒットでも大山には打ってほしかったのだけどな…!


しかし、大山の分までカバーするのが今の佐藤輝明だった。
といってもよ!あんなことになるなんて!!
1打席目のあともう少しでホームラン!という当たりも惜しかったが、全然それよりこっちの方がいいじゃないか!フルベースだ!
一死満塁、カウント1-1。ちょっと浮いたかな、と思った変化球、次の瞬間には快音響かせて右中間スタンドへ!!
うーわ!!!!満塁ホームラン!!!!
サトテルの豪快な一発で4点。
満員のファンのどよめきと大歓声を受けてダイヤモンドを一周するサトテルの姿は、スターのそれ。
サトテルは今季初の猛打賞も。遅いわ!(笑)

試合運びは完全にタイガースのものとなった。

青柳さんは6回無失点で交代。
7回に投げたのは、久しぶりのブルワーだった。
前回登板から1週間ほどと少し空いてしまったが、いやいやいやいや恐れ入った。
打者3人に対し2奪三振を奪って鮮やかにベンチへ戻っていった。
早かった!

そして、登場曲「J.BOY」が響く甲子園。
桐敷の出番を歓迎し、石井大智の9回の締めも不安なく、こういうオプションコースもあります、っていう岡田監督のネタ見せのようでもありながら、実によく計算された継投だったと思う。


お立ち台へは、青柳さんとサトテルが上がった。
2人とも長い不調に苦しんできたが、今アレへ向かう中、重要なピースとして戻ってきた。

阪神タイガースは、今季最長タイの球団初のシーズン2度目の10連勝を飾り、マジックを1とした。


明日、ここで。

[今日のノイジー]

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西勇輝2安打完封ベストピッチでマジック3!

〈9/12 阪神 1-0 巨人(甲子園)〉

勝:西勇
敗:山崎伊

ちょうど1週間前の火曜日の試合前には15のマジックだったのが、


今日試合が終わったら3という数字になってた。

余談なんですけど、いや、余談でもないんですけど、サンテレビのスポーツの女性ディレクターさんがね、アレしたときのビールかけの会場を担当するそうで、ビールまみれになって邪魔になるからと今のセミロングの長さの髪を短く切ろうかなって言うんですけど。
乙女が、おしゃれでもなく失恋でもなく、ビールかけが理由で髪を切ろうとしている人をいまだかつて見たことがなかったので、最高にロックだな、と畏怖の念を抱いている。
で、いつ切るのかっていうと、アレよアレよという間にスタンバイの状態に突入しまったので美容院へ行く時間が全くとれないのだそうだ。残念。
…と話はここで終わったのだけど、日本シリーズがあるやないか。よし。「ビールかけがあるから髪切った知り合いいる」って言いたい。

さて!
いやもう本当に西勇輝のピッチングに尽きる。
あ、どうしよ、西勇輝と坂本誠志郎のバッテリーに尽きるって言い直したい。

低め低めと左右、抜群に制球されたコントロールと緩急、それに持ち味のテンポの良さ、間違いなく今季一番のピッチングだった。
坂本の構えるミットにズバズバ決まって、三振を奪う姿に、スタンドのファンも引き込まれていく。
9回表のマウンドへ上がるとき、なんとこの日二度目の登場曲が流れ、「がんばれ!がんばれ!西!」の大きな大きなコール。
西も泣きそうだと言ったが歓声がものすごくて、私までちょっと泣きそうだった。

今日の西の被安打は2。四球はふたつ。
併殺に仕留めたりと、バックの守備も手伝って試合はどんどん進んでいった。

言いたかないが、対戦した山崎伊織もえげつなくて、タイガースのヒットはわずかに3。
3回以降は見事な三者凡退!おおん…

大切な1点は、2回表。ノイジーのヒット、坂本サード強襲の内野安打、木浪のライトへの犠牲フライによってもたらされたものだが、ノイジーの3塁まで行った走塁は誉めてあげたい。
あのとき、ノイジーが2塁止まりだったら…と考えただけでおぞましい。
木浪があの場面で「普通に」犠牲フライを打てるというのもすごいこと。

試合時間は今季最短の2時間6分。
今季最長の5時間16分と、最短試合を経験してしまった。こんな帳尻合わせ別に望んでないんだが勝ったからいい、で話は済んでしまう。つまり、嬉しい。


明日の歓声を待つ甲子園。
もう一度言う。マジックは3。

[今日のノイジー]

外野まで飛んだきれいなヒットは2回のノイジーのセンターへのヒットのみ。
そんな世界線あったんか!

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10勝トリオ!

〈9/10 阪神 5-1 広島(甲子園)〉

勝:伊藤将
敗:九里

打線は好投九里の前に沈黙。Hランプがつかないまま、前2戦とはまったく違う様相。
だが三巡目となった6回、中野がようやくのチーム初のヒットで出塁、エラーも絡み突然の「得点圏」が訪れると、それまでおとなしくしてた森下がここぞとばかりに打って中野をホームへ還した。
このルーキーを、頼もしいというべきか調子いいというべきか、まだ迷っている(笑)
しかしこれは歓迎すべき得点には違いない。(歓迎しない得点などない)
マクブルーブに浴びたソロで失点していたが、振り出しに戻した。
それでもまだ両チーム先発が大きく崩れる様子はなかった。

7回裏、タイガースに絶好のチャンスが訪れる。
一死からノイジーと坂本が、田中広輔の珍しい連続エラーで出塁、一死2,3塁とすると、木浪は申告敬遠。
一死満塁、苦しめられてきた九里に対し絶好のチャンスが訪れたが、打席に向かったのはスタンバイしていた代打・糸原ではなく、伊藤将司だった。
結果はダブルプレー、無得点に終わった。
普通に見れば代打の場面であり、そうしなかったことで一番悪い結果を引いた。
代打でも同じだったかもしれないが、確率の問題だ。

なぜ代打ではなかったか。
ベンチ裏で伊藤将司が岡田監督に「まだ投げたい」と直訴し、岡田監督も「自分で決めてこい」と送り出したということだった。

今季あれほど、普通に当たり前に、と口すっぱくして、セオリーから外れたことをやってこなかった岡田監督だったが、そうだよな、岡田監督って本来こういう人だったよな、と思い出した。
選手の熱量に、それより熱くなっちゃう人だ。
それに伊藤将司は、岡田監督にそうさせるだけの十分な資格があった。
しかし岡田監督の温情は勝負事に邪魔になることがある。
もし、うまくいかなくてこの日負けたとする。それからずっと勝てない日がくるかもしれない。油断したと言われればそれ以外にはない。

しかし伊藤将司は、勝ち越しの絶好のチャンスを自分で潰してしまったことなど、何も気にしていないのか、そのあとのイニングを三者凡退に仕留めた。ものすごい強心臓だ。

そして代打糸原だ。
7回はカモフラージュだったが、8回裏二死満塁で打席に送られた。
あざやかなセンター返しで勝ち越し!
そりゃそうだ。昨年九里が、他球団をあわせても一番打たれていたのがこの糸原だ。
糸原が今日もこの場面でタイムリーを打ったことで、伊藤将司に白星をつけ、あってはならない危機からチームを遠ざけ、そして岡田監督を救った。
毎日代打の準備を重ね、チームを盛り上げてくれるムードメーカー。糸原のバッティングにいつまでも拍手を送った。
さらには、木浪が追加点をあげ、勝負は決まった。

最後に原口が「タイムリーヒット」を打ったはずなのだが、ランナー坂本が本塁死。打点はつかなかった。ごめんな原口。

カープとの三連戦。
10勝にリーチをかけていた3人の先発投手が揃って10勝到達。
9月負けなしの8連勝。
セ・リーグ全球団から勝ち越しを決め、貯金は33になった。糸原の背番号だ。

マジックは5まで減った。

[今日のノイジー]

「エラーで出塁」って謎に多くない!?

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村上に続く大竹10勝目!

〈9/9 阪神 5-1 広島(甲子園)〉

勝:大竹
S:岩崎
敗:森下

デーゲームなぁ…暑いなぁ…

…と思っていても、ここに来ると嬉しい楽しいって感情がプラスされるのはなんで?暑くてたまらない。直射日光が痛い。汗が気持ち悪い。嬉しい。楽しい。大好き。

ライトスタンドではあちこちでパインアメが出回り、アイブラックをしているファンの姿も。
「ひさりぶりやねぇ!」と声をかけてくださったおねえさま嬉しかった。

先発は大竹。
前日10勝達成した村上に続けるか、そして翌日の伊藤将司へといいそのバトン(プレッシャーともいう)を渡せるか、というゲームだったが、難敵森下から一挙4点という援護をもらい、楽しむように投げていた。
7回表マクブルーブに対して続けて投げたスローボールには沸いた。
しかし直後、2-2と追い込んだところでのサトテルの捕球と送球のエラーでランナーは2塁へ。
サトテルの逆シングルは要練習。(猛練習な!)

次の田中広輔の打球がフラフラとショート後方へ上がり木浪が背走、ダイビングキャッチを試みたが捕れず。
そのダイビングから木浪が起き上がれなくなった。もう息が止まるかと思った。この時期何が一番怖いかって怪我なのだ。
治療中の時間がとてつも長く感じられて、また戻ってきてくれたときには、暑さのせいだけではない汗が背中をつたった。

大竹はこの1失点のタイミングで石井へ交代したが、球場中から万雷の拍手。
「ナイスピッチ!」の意味に加えて今日は、「10勝おめでとう!」も既に含まれていたかも。

2回の攻撃の大竹のバスターには盛り上がった!
サトテル2ベースから、ノイジーのタイムリー!坂本がバントを決めて、木浪がヒットでつないだ。
一死1,3塁となってのこの打席、とりあえず一塁走者を進めるのだろう、ぐらいにしか見ていなかったのに、前進守備を見た岡田監督のサインがバスターに変わったと。(あとで知った)
バントの構えしてたはずの大竹のバットから長打が放たれタイムリーになって…スタンドは大騒ぎ!
どさくさの中、近本がまた勝手に打ってて、大竹まで還って4-0!
えっと…スタンドは大騒ぎ!(笑)

お立ち台に大竹、ノイジーと並んだ近本が、あの場面、ネクストからサインを見て「ここ打つんやー!と思ってた」と笑ったけど、近本にはそういう余裕すらあるのかとまた驚いた。

継投は、大竹-石井-桐敷ときて、そして9回表ランナーが二人出て、セーブシチュエーションになって岩崎。

岡田監督は二人ランナー出ろってベンチで言ってたって、すごいな。桐敷だって抑えたくて投げてるはずなのだけど(笑)
タイトルを取らせたいという親心さえみせる戦い方には感服。

マジックは直接対決などの兼ね合いで3つ減って7に。
普通に、また明日普通に当たり前のプレーを。

[今日のノイジー]

近本が「シェル」って呼んだの萌え死にするか思ったで…
最後の「バモス!」もめちゃめちゃいい。
あ、近本のことになってもた。
まええか。

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決戦の金曜日!

〈9/8 阪神 4-1 広島(甲子園)〉

勝:村上
S:岩崎
敗:床田

近本が帰ってきた!
少しも無理してないのかといえば絶対そんなことないはずなんだけど、最後まで守って、3打席目にはヒットも出て、近本の元気がめちゃめちゃ嬉しい。沁みる!

その近本の不在中に、近本を不安にさせたのではないかと思うぐらいの活躍をした森下のホームランで、床田の出鼻をくじいた。
床田からどうやって点をとるのかってオロオロしてた昼間の自分よ恥を知れ。
我らにはアイブラック兄弟がついてる。
弟がアイブラックを早々と卒業していようとも、もう他になにかつけるあれもないからアイブラック兄弟と呼ぶ。今日から試合を見始めたって人にはなんのこっちゃかわからないだろうが、アイブラック兄弟だ。覚えてくれ。兄がアイブラで、弟がックだ。(切るとこ)

2回、兄のアイブラも続いた。(それでいくんや)
会心の当たりではなかったが、バックスクリーンに放り込んだ!
くどいようだが、本当に今日どうやって点をとるのかってわからないままだったから、そうかホームラン打てばいいのかと!なぜそれを思いつかなかったのだろう!(アハ体験)

今日の村上も無双だ。
なんせ「2点とってくれたので投げやすくなった」と言ったのだ。
たった2点で。(ピーン)(不安を煽る効果音)
いやいや、まだ点追加しときましたからね今日は。
5回裏の1ヒットで1点の攻撃。これ好きなやつ。
先頭ノイジー四球で出塁、坂本送って、木浪が還した。

こうなるとそもそも村上なのにさらに村上。
コントロールは抜群、ストレートは走り変化球はキレキレ。
8回途中に捕まって1点を失ってしまったが、十分すぎる働きだった。
火消しには島本があがった。
村上の10勝目をアシスト。
いつも本当にありがとう。

…と!
6回表の一死1塁の三振ゲッツーの坂本誠志郎を言いたい。いや言う。
野間の打席、フルカウントから真ん中真っ直ぐで空振三振を奪うと、坂本は2塁へどんぴしゃ送球、ランナーはアウト!三振ゲッツー!
マスクをとっていた坂本は村上に向かって吠えた!
かっけえええー!!
坂本に限らないけれど、キャッチャーがランナーを刺すために送球するとき反動で足が大きく上がってるところなんかもたまらんかっこいいと思うのは私だけだろうか!?
ここまでかっこいいと、撮ってくれていたカメラさんと、スイッチャーさんにはどうにかしてお礼言いたい。

あんなに坂本アドレナリン出まくりのパフォーマンスしたのに、村上が我が子を見るような穏やかなニコニコだったという対比もいい。
要するに何しても全部、いい。

8回裏の大山のタイムリー2ベースも大きかった!1点以上に大きかった!
サード捕ったれ、とも思ったけどそこは打球速度が勝ったってことか、ヒットの扱い。
直前に島田のバント失敗もこれで救われた。
1塁から長駆ホームインした近本が、本当に帰ってきたんだってまた実感して嬉しい。

最後は岩崎が3人で締めた。
球団左腕初の30セーブ目となった。
離脱した湯浅に代わっての抑えというところから、球団史に名前を刻むところまできた。
今この位置にいられるのも岩崎のおかげ。

マジックは10。

[今日のノイジー]

5回ホームを踏んでベンチへ帰ると、糸原と二人で手で双眼鏡つくって覗き合い。
選球眼を讃える可愛いポーズ!

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1点逃げ切り!

〈9/6 中日 0-1 阪神(バンテリンドーム)〉

勝:才木
S:岩崎
敗:小笠原

腰の張りでファーム調整をしていた才木が一軍復帰登板。

5回の送りバント失敗や走塁死で、自分自身を援護できなかったことも響いたが、それ以上に11安打しながら1点しかとれなかった打線さ。
よくこれで勝ったなって嘆き90%、よく守ったなって誉めたいが20%。(頭悪そう)

そんな中での6回4安打無失点。えらいえらい。
坂本のリードにも乗ってキャリアハイの7勝目をマーク。
才木くんの何がいいって、試合が終わったらもう切り替えが終わってるところ。
反省することもたくさんあったはずなのに、憎めない顔して天真爛漫に笑う。
自分に白星をつけてくれたのは野手のみんなだと感謝することも忘れない。いいよそんなの!大したことしてないから!いや、ほんとに!1点やで!無理無理無理無理

休ませることができていたブルペン陣が万全のバックアップ。
ドラフト下位の石井や島本がこの熾烈な戦いの中、戦力どころか中心になってくれているの、嬉しくてたまらないぞ。
そして桐敷はもうしばらく先発へは戻したくないぐらい救世主みある。
最後の岩崎は、フィールディングの部分でヒヤリとしたけど、ランナー置いても最後のバッターをしっかりおさえてくれて、この日の「1点」を守り切った。

その「1点」は、初回1番センター小野寺がヒットで出塁、中野がバントを決め、3番森下が鮮やかなタイムリーヒットを決めたもの。
森下は、東海大相模高の3年先輩にあたる小笠原をカモにしているし、昨日も近本に遠慮ない活躍するしで、えげつないルーキーだ。(好き)
藤本コーチが腕を回したの、レフト大島の肩というデータもあったとはいえかなり勇気のいる決断だったと思う。応えた小野寺もナイスラン!

で、どれだけ得点するのかと思っていたらこの1点だけだったっていう…。

試合後の岡田監督も不満だったようで、インタビューを文字で読んだだけで早口でまくしたてる様子が手に取るようにわかる。
普通のプレーを当たり前に。―これが出来なかったら、勝とうが何しようが怒る。
多分自分に言い聞かせてる。

マツダスタジアムでは新井さん率いるカープが、二日連続で延長戦のサヨナラ勝ちを収めた。

決戦は金曜日。

[今日のノイジー]

マジックは13。
ノイジーはノーヒット。(チーン)

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