次の挑戦へ!

〈10/7 DeNA 1-2 阪神 (横浜)〉

勝:ドリス
S:藤川
敗:エスコバー

一つ負けてもいい試合をきっちり一つ落とし、また負けられない試合、それも同点でも負けという試合。
試合前の声出しは、負けて途切れたと思っていた坂本誠志郎。リベンジなのだそうだ。

思えば、リベンジの連続だ。
CS初戦に4失点した島本も、遥人の後を2イニングのナイスリリーフ。
先発の遥人だって、シーズン終盤の悔しい結果を見事取り返した好投を見せていた。

そして、前日サヨナラホームランを浴びた岩崎を、矢野監督は迷いなくマウンドに送った。
バッテリーを組む梅野のリベンジでもある。
岩崎は険しい登板だったと思う。雨でぬかるむマウンドに踏み込む足が合わない。前日2イニング投げた疲れもあるだろう。ボールが高くなっていた。
それでも6回裏は3人で打ち取った。
岩崎すごいね。修羅場を乗り越えた感覚は岩崎をどんどん強くする。
だからって矢野監督よ、2イニングはやり過ぎだ(笑)
あなたのガンコさはときに、守りたい選手をも傷つけるかもしれない。

7回裏、上位打線に回ったベイスターズ打線はやはり簡単ではなかった。
満塁からサード北條が、ゲッツーコースの打球を弾いてしまい同点に追い付かれる。
ここでようやくドリスにスイッチするのだが、一死満塁という場面での交代は、岩崎にもドリスにも厳しい交代だ。
ランナーを置いてのピッチングが極端に苦手なドリス…目を開けてられないどころか、さっきからずっと口の中が酸っぱい…
バットに当てられたら…ドリスの前に転がされたら…ネガティブが次から次へといくらでもリアルに脳内再生されている。
だから柴田から空振り三振を奪ったとき、この3試合で一番大きな声が出たかもしれない。
私が言うのもおかしな話だが、ベイスターズベンチは一死満塁でドリスなら他にいくらでもやりようはあった。
なんせ助かった…!(涙目)
続く代打佐野もドリスからヒットは奪えず。
しのいだ…
ドリス!ありがとう!ありがとう!ごめんな!ありがとう!

そして、8回表だ。
一死から高山が太ももでエスコバーの153キロのストレートをモロに受けてしまう。
痛みに顔をゆがめた高山だったが、トレーナーさんが駆け寄ると「大丈夫大丈夫」とほぼ反射的に言ってしまっているのは金本前監督の教えが染みついているのか…!?
とにかくものすごい痛いはずだが、エスコバーの方が痛そうだ。
そして、代走に植田海が送られたのだが、高山がデットボールでなく、仮にヒットでの出塁だったとしても、矢野監督は海を代走に出した気がする。

海もリベンジだ。
昨日、大和の好守もあり盗塁を阻まれ、チャンスをつぶしていた。試合の中では流れを切ったような痛い失敗だったから、正直、海がその失敗を引き摺っていないか、いいスタートを切れるのか少し心配ではあった。
だが、全く心配いらなかった。
初球、海が走った。
「行く前から初球行ったろうと決めていた」という素晴らしいスタートだった。
ちょっとね、この盗塁にはやられた…勇気ある素晴らしい盗塁だった。
海はなぜ初球から走れたんだろうって、試合が終わるまでずっと考えてた。
ヒーローインタビューに答えはあった。
「昨日やられてたんで、絶対やり返したるっていう気持ち持って走りました」
そうか、いつまでもみんなの弟的存在ってだけじゃないんだ。海も、生き残りをかけた厳しいプロ野球の世界で戦う選手だ。

海の盗塁成功は、エスコバーの暴投を誘い、そして、梅野が決めた。
ファウルで粘った梅野は7球目、ちょっと浅かったが、伸びろ伸びろって祈るように打球を見ながらバットを持ったまま走り出した。
海には十分だった。
勝ち越しの犠牲フライ!
ここで決めた梅野はすごい!!

だが、早い回から継投に入ったタイガースには、まだ2イニングもあった。
8回から登板したのは球児。
昨日投げていなかったし、もうここは確かに球児の出番だった。
8回は三者凡退に仕留めたが、9回はまた筒香から始まる強烈な打線だ。
雨が、大降りになって、どうしてこんなに球児に試練なのだろうかって、天候を恨みながら見てた。
だけど、マウンドに土を入れてもらう間の球児は、内野陣が集まる輪の中で笑顔を見せていた。不安しかないこの場面に、球児の笑顔…どれだけ救われたか。
そして、真っ白い雨の景色の中、最後は球児が打球を処理して、ゲームセット!

タイガースが勝った!!

木浪の打席では暴投あったりベースに当たって2ベースとなるラッキーもあり、鳥谷は、ブレずに四球を見極め、梅野は雨の中ワンバンを何度も止め、糸原は猛打賞に加え二度の好守あり…とはいえ、今日両チーム合計の3点というのは、暴投、失策、犠飛というもの。
うまい試合運びでもないし、両チームとも褒められるゲーム内容ではなかったはずだ。
ただ、熱量が凄かった。素晴らしい試合だった。

両チーム、一歩も引かず、前へ前へと出て、その結果、ほんのわずかな差でタイガースが次のステージの挑戦権を得た。
ベイスターズの分まで頑張ってなんてちょっとおこがましいと思うから言わない。
あくまでもタイガースは挑戦者だし、それは忘れないでいようと思う。
北條は、チャンスだ!

ガルシアが、雨の中最後まで声を枯らしたレフトのファンの近くまで行き、バンザイ三唱。
今日、何もしてないから、特に元気(笑)

さぁ東京へ!
頑張れ!タイガース!

[今日のマルテ]

東京ドーム行ったらホームラン打ってダンスだ!(それソラーテ)

Posted in コラム | 次の挑戦へ! はコメントを受け付けていません。

明日も野球がある日

〈10/6 DeNA 6x-4 阪神 (横浜)〉

勝:山崎
敗:岩崎

試合が終わると、今日という日は、明日の野球を楽しみに待つ日に変わっていた。

つまり負けたのだけど。

まだ明日がある。ということが、今の心の支えになっているし、また一日頑張ろうって思ってる。

それに、無抵抗で負けたわけじゃない。
目一杯の抵抗をしてみせた。

1点を追う9回表2アウト。
山崎康晃の初球、福留さんはアウトコースを思い切り空振りして見せた。
確かに違和感はあったけど、これがインコースを誘う演技だったとしたら、ただ脱帽だ。
福留さんは来たボールをただ打つ人ではないから、恐らくそうなんだろう。
今日は福留さんの「オレがヤル日」。
3球目。福留さんが、山崎-嶺井バッテリーに、インコースの真っ直ぐを投げさせた。
つまり勝負は、バットを振る前に決まっていた。
ライトへ特大の同点ホームラン。
実況アナをも無言にさせる、百戦錬磨のこれぞ福留、という強烈なホームランだった。

5回、代打で登場した上本もまた、技ありのバッティング。
濱口のチェンジアップにクルクル回るしかないチームメイトに、チェンジアップはこう打つんだと、まるで手本を見せに登場してくれたようだった。
この回、このヒットを皮切りにタイガースは得点。
上本は俊足も見せ、シーズン中の出番が少なかったことなど微塵も感じさせないプレー。シビれた。
守備にも就いて、6回にはタイムリーヒットも。

すごい試合だったね。
明日、また野球がある。
矢野監督はまたいつものように、当然の顔して、岩崎をマウンドに送るだろう。
見たい野球がきっとある。

北條今日も良かったで!

さぁ行くぞ!
頑張れ!タイガース!

[今日のマルテ]

目立たないですけど、一応マルチでした。

Posted in コラム | 明日も野球がある日 はコメントを受け付けていません。

甲子園に行きたいんや!大逆転でまず一歩!

〈10/5 DeNA 7-8 阪神 (横浜)〉

勝:ドリス
S:藤川
敗:エスコバー

横浜入りしていたジョンソンだったが、奥さんの出産に立ち会うため急遽帰国。
CSのファーストステージは、ジョンソン抜きで戦うことになった。
代わりに、シーズン終わり欠場していたマルテが戻ってきた。
もしかして…マルテ…生まれ変わり…!?(違)

今日も、試合前の声出しは坂本誠志郎。
毎日毎日、何言ってるのか、言うネタには困らないのか、そろそろとても気になっている。毎日寝る前に明日の声出しを考えているのかもしれないと思うと、誠志郎が愛しくてたまらん。

先発は、西。…だったが連打を浴び、筒香には、あれを放り込むなんて…と唸ってしまうほどの3ランを打たれ、その後続くロペスや宮崎にもヒットを打たれ、しかも宮崎の打球が左足に当たり、西は一死もとれずここで降板。

この緊急事態には、守屋が登板。絶対準備も出来ていなかったと思われるのに、このあと3人で3つのアウトをとった。守屋次第ではゲームにすらならなかったかもしれないから、初回を3点で止めた功績は大きかった。

そしてすっかり充実の中継ぎライフを送っているガルシアが、今日も楽しそうだ(笑)ベンチでチャンテ歌ってたり(笑)
ガルシアはこの日一番長い3イニングを、1安打無失点。

あとは援護を待って…と目論んでいたけどそうはいかず。
5回裏に島本がつかまってしまう。
7月以降31試合で自責点0、しかも対戦成績11の0だった筒香にも打たれ、5失点。7-1の6点差となった。これは正直痛かった。
だからと言って、ここでテレビを消す、という選択肢は元々持ち合わせてないのだけど、セールやってる通販サイトを覗きに行ったりのよそ見は確かに、、した。(ポチ)

ベイスターズにビッグイニングを作らせてしまったので、直後6回表は、ちょっとぐらい抵抗…すぐ!すぐ!終わったわ!!
その裏、6点ビハインドで登板したのは能見さん。能見さーーん!

4回のベイスターズベンチの、ピッチャー交代が認められないという凡ミスには驚いた。
それと、7回、8回の継投策には、正直言って助けられた。
どこか、「いつも」と違っていたのは、本来優位に立っているはずのベイスターズの方だった。
6点差という中で、バリオスを試しておきたかったのか、ファイナルステージの戦いの策を巡らせたのか、とにかく、目の前の相手を叩くということに徹していたかというと、そうではなかったように思う。慌ててエスコバーを投入するが、イニング跨ぎという負担を強いることとなる。

…って偉そうなこと言ってるけど、7回の反撃の糸口を作ったのは、代打の高山と、同じく代打の木浪だからな。
代打が当たったいう前に、スタメンオーダーハズレとるからな…コホン…やめとこう。
「ウチ」は全員野球というスタイルでやらしてもらってますっ(言い切り)

その7回は、高山と木浪で1点を返し、ベイスターズはここでバリオスからエスコバーに交代。
しかし近本は足で内野安打。ランナーを2人置いた状況で、北條の3ランが出た!
ギャー!!!
この3ランで2点差に!!
行ける!全然行ける気がする!
負けているのに相手を圧倒する勢いが、タイガースにある!

8回。
高山のピッチャー返しは、エスコバーの送球が一瞬遅れたことで、ダブルプレーとならなかった。
これでチェンジとならなかったことが、とんでもない大逆転の結末を呼ぶ。
高山の盗塁もいいね。木浪、今度は1点差に詰め寄るタイムリーヒット。
続く近本の繋ぎのバッティングと盗塁がまた効いていた。

そして打席には北條。

「今日はオレの日ちゃうからお前行ってこい」という、「オレがヤル」をスローガンに掲げるチームにおいては、あってはならない発言だが(笑)、福留さんからの熱いゲキを受けたと言う。

近本の盗塁がスマート過ぎて目立ってないのだけど、この二盗こそがベイスターズに前進守備を敷かせていた。
北條のスイングには迷いがなかった。
打球は前を守るセンターの頭上を越え、ランナー2人が帰ってきた!!
北條のタイムリー3ベース!!!

すぐ近くの、ベンチという名の特等席で、お揃いのユニ着て並んでガッツポーズしてる熱烈なタイガースファンに向け、北條もどでかいガッツポーズ!
北條の背中越しに見るみんなの笑顔が弾けて眩しい!
大逆転だ!やった!やった!北條やった!!

8回裏、ジョンソン不在のマウンドに上がった岩崎も完璧。
三者三振には震え、そして岩崎が珍しく吠えたので、胸のあたりを打ちぬかれたような気持ちになったよ。

完全アウェイの中、9回裏を締めるのは球児。
心臓から火が出たんじゃないかと思う宮崎の当たりにも、高山、あんなに守れるようになったんだ。判定は微妙なものだったけど、高山の守備で救われたのは確か。
そして、ウイニングボールは、きっと明日が「オレの日」であろう福留さんがキャッチして、ゲームセット。

タイガースが初戦をとった。
初回で先発が降りてしまうという想定外の事態にも、途中引き離されても、みんな最後まで諦めなかった。
挑戦者は、案外強いのかもしれない。

監督インタビューでまたも泣いてしまった矢野監督も、応援、おつかれさん(笑)

[今日のマルテ]

9回裏。ロペスのファウルフライを梅野が追う。カメラも梅野を追う。
そこへフレーム外から突進してきたマルテが梅野に激突しながら、ファウルフライをゲット。
お、おう…(ヒィィー)

Posted in コラム | 甲子園に行きたいんや!大逆転でまず一歩! はコメントを受け付けていません。

シーズンラストの甲子園!夢じゃなかったCS進出!

〈9/30 阪神 3-0 中日 (甲子園)〉

勝:青柳
S:藤川
敗:三ツ間

143/143
ついにこの日がやってきた。
シーズン最終戦、ドラゴンズに負ければタイガースの2019年はここで終わる。
ここまで、もう一つも負けられないという状況を作りながらいや、ちょっと待って、なんでこんなに追い詰められた崖っぷちで野球してるんだろう。腹が立ってきた(笑)

ドラゴンズ先発は、大野雄大。苦手とする相手だ。
が、この日大野は最優秀防御率のタイトルがかかっていた。
3回1/3を自責点ゼロに抑えてあとは交代すればいい。
与田監督の配慮もあり、タイガース打線も忖度無しのガチの得点できず、4回、大野は一つ目のアウトをとったところで交代した。
ビジターエリアから大きな拍手…だけではなかった。タイガースファンからも拍手喝采。
おめでとう大野!ありがとう大野!…ん?ありがとう…そう、大野がタイトルを確定させて交代するのを待っていたのだ。心からセコイと思う。だが、今は使えるものはなんだって使うのだ。
大野がマウンドを降りて、三ツ間に交代した途端に打ちだすタイガース打線。そのわかりやすさはなんだ。
北條がチーム初ヒットを打つと、次の福留さんは貫禄の四球。
そして大山が決めた!4番!
実はこの日の3点のうち、あと2点は暴投によるものだ。
だからといって悲観しない。
ちゃんと打って繋いでいたからの結果だ。

7回。高橋聡文が引退登板。
バッター福田に対し、全球ストレート、4球目でサードゴロに打ち取った。
高橋はここで交代。
引退会見と同じように、ここも福留さんが花束を持って高橋に歩み寄った。
そして、古巣ドラゴンズからも大野が花束を持ってマウンドへ。
ビジターのドラゴンズファンから「聡文!聡文!」の大きなコールが起こっていた。
18年間という年月のほとんどを敵として見ていたが、高橋が来てくれるって決まったとき嬉しかったな。
本当にお疲れ様でした。

そして鳥谷。

代打として姿を見せた鳥谷に大歓声が沸き起こった。
ショートの守備にも就き、鳥谷は、何度も足元の土の部分を均していた。
イレギュラーしないように、鳥谷が欠かさない準備の一つだが、今日はそれにしても多い気がした。
まだ、鳥谷と共に戦う日が続く。
鳥谷も帽子を掲げて歓声に応えたが、鳥谷からはそれ以上のことはなかった。

本当にちょっと信じられないようなことだけど、今季初めての6連勝でタイガースが勝って、CS出場を決めたのだ。
1球1球に空気を震わせる大歓声が起き、興奮の渦の中、彼らはやってくれたのだ。
ファンは、まるで今CSを戦っているかのような緊張感で、ピッチャーが投げるのを見守り、打席に立つ選手には応援歌で鼓舞した。
シーズン最終戦が球児によって締めくくられた。

決してかっこいいスマートな試合運びではなかったけど、そんなことは全然慣れてる。
エラーもまたあった。
けれど、全部取り返す挑戦権を得た。

“hope not. I should be”
横浜へ、そしてその先へ!

[今日のマルテ]


マルテおったぁあぁああ!

Posted in コラム | シーズンラストの甲子園!夢じゃなかったCS進出! はコメントを受け付けていません。

メッセの“Last Dance”

〈9/29 阪神 6-3 中日 (甲子園)〉

勝:ガルシア
敗:柳

甲子園のまっさらなマウンドにメッセが帰ってきた。
背番号54の大きな背中、少し久しぶりだったけど何も変わらない。
いつもと違うのは、これがメッセの引退登板ということだ。

沖縄キャンプでの木内アナのインタビューで「開幕投手になりたいですか?」の問いに、メッセの答えは
“hope not. I should be”
(なりたいんじゃない 絶対だ。)

メッセは日本での10年で、開幕投手になることに誇りを持っていたし、そしてそれを夢だとは語らない。「開幕投手になる」とはっきり言葉にした。
夢をつかむ人が、メッセと同じことを言うのを聞いてきた。
メッセに学ぶことは多かったが、これが一番だった。

グラウンドでは険しい顔をしても、ある年の沖縄キャンプで、カメラを持っている私のそばを通るとき、「ハイ!チーズ!」と自らおどけた表情を作ってくれたことがあった。
大きなメッセの姿が見えただけで固まってしまっていたので、せっかくピースしておどけてくれても、ただビックリして妙な愛想笑いを返すのが精一杯だったけど、あのときのメッセの笑顔は忘れない。

メッセが怒っていると哀しくなったし、メッセが喜んでいると嬉しくなった。
チームメイトにもファンにも慕われ、みんなの先生であり、父親のようであり、そして何より大切な仲間だ。
助っ人という枠などとっくに飛び越えた存在であり、かけがいのない選手。
タイガースのエースは、メッセだった。
来年の開幕投手がメッセじゃないなんて、タイガースにメッセがいないなんて、どうやって受け入れていいのかわからない。

先発したメッセに対する先頭バッターは大島だった。
大島は今季だけでも、ヤクルト館山、広島永川に続き、メッセで3人目となる引退登板に立ち会ってくれているそうだ。
ストレートで勝負したいメッセだったが、力んでストライクが入らない。
2ボールとなったところで、大島がわざと振ってくれた。
全球ストレートのメッセに、ストライクゾーンにきたボールを大島は振る。奪三振王だったメッセへの敬意からか、空振り三振でメッセを見送ってくれた。
大島にもだけど、ビジターエリアの中日ファンにもお礼を言いたい。メッセのセレモニーにも残ってくれて、ランディコールを一緒にしてくれた。
本当にありがとう。

メッセは、この大島1人で交代。
同級生の鳥谷が出てきて花束を贈った。共に闘った二人は別れを惜しむように二度も抱き合った。

タイガースは、CS進出へ向け負けられないゲームを戦う。
実質先発の高橋遥人に、2回裏の打席で代打を送ったのには驚いた。…と同時に、なりふり構わない攻撃を仕掛ける矢野監督に、本気を見た。
ピッチャーも代打も、今日と明日は全部つぎ込むつもりだ。
最後まで戦うために、明日を戦うために、今日に全てを賭けている。
勝つか負けるか…熱い戦いを目にすることができて、今、一番幸せなプロ野球ファンは間違いなくタイガースファンだ。

陽川と大山にホームラン。
二人も決して満足のできるシーズンではなかったと思うけど、なんだっていい。今日、この試合で打てたことを明日の糧にすればいい。

セレモニーでスピーチするメッセからは、悔いは感じられなかった。
毎日、球場の周りを一人で走っている姿が浮かんだ。
強くて自分に厳しいメッセも、プロ野球選手ではない一人のお父さんに戻る。
心の支えになってくれていたんだと思う。
今、寂しくてたまらない。

メッセがいた10年間は本当に楽しかった。
ありがとうメッセ。
タイガースにきてくれてありがとう。
ずっと大好きです。

[今日のマルテ]

うそやん!こんな大切な試合におらん!

Posted in コラム | メッセの“Last Dance” はコメントを受け付けていません。

次、行くぞ!!

〈9/28 DeNA 0-7 阪神 (横浜)〉

勝:西
敗:今永

27日のゲームでカープが敗れたため、タイガースが残り3試合を全勝すれば、CS進出できる。
うーん…カープが敗れたから、って言い方、まるで他力みたいでヤだな。自分じゃ何もしてないみたいじゃないか。
カープが負けてタイガースに優勝の可能性が出てくるって言うなら、他力って言われても甘んじて受け入れますけども。
(それって他力っていうか別の力)

143試合を戦った勝率で、タイガースがカープを上回る可能性がある。
うん。これにしよう。
…で、そのためにこの日を含めた3試合を全部勝つのだ。

試合前の声出しがね、ずっと坂本誠志郎のままなのです。勝っているから。
こんなお得あるか?チームが勝って坂本誠志郎が毎日当番やってくれるんだぞ?
ますます勝とう。

既に2位を確定させているDeNAのモチベーションはなんだろうか。先発今永の奪三振のタイトルか。でもこれは野手は何も手出しできないわけで、モチベーションの高さからいったら断然タイガースだ。今までサラッと負けてたくせに、ここへきてCS行きたいってどんなキリギリスかっちゅう話だが、なりふり構わず戦っている男たちは好きだぞ(笑)

さて!

先発の西の立ち上がりに、震えた。初回から得点圏にランナーを置いている…。
初回、それも先頭の梶谷の打球に足を出し、ひざまずくほど痛くて…そらそうなるよ…テンポも悪く、西はもう交代させてもいいと思ったぐらい。
だが西は5回を投げた。
4回表、味方が点をとった。ウソみたいだがホントの話だ。西に援護があったのだ。
西には点が何よりの良薬だったようで、このあと完全に西ペースに持ち込み、勝ち投手になった。
これで10勝。
恥ずかしいけどこれでもチーム最多の勝利勝なのだ。

4回表の満塁の中谷!バットの先だったけどよく外野まで運んだ!
守備でもいい守備があり、甲子園なら久しぶりのお立ち台に上がっていたはず。
中谷!あと2回そのチャンスあるよ!(笑)

木浪もプレッシャーのかかる場面でのスクイズ。
器用なのか不器用なのか…打席で座ってたね(笑)

でもいいんじゃないか?
なりふり構わず甲子園へ帰ろう。
満員のファンが後押しするよ!

一方で、今日も寂しい知らせ。
ナバーロが帰国。
タイガースファンの声援が大好きだと言ってくれた。
私もナバーロが大好きだ。
これからもナバーロの活躍を追いかけたいと思う。

[今日のマルテ]

「左足の張り」のため横浜入りせず様子見。
甲子園ではマルテ見たい。

Posted in コラム | 次、行くぞ!! はコメントを受け付けていません。

阿部惜別の甲子園

〈9/24 阪神 5-0 巨人 (甲子園)〉

勝:ガルシア
敗:高橋

5-0とタイガースがリードして9回表。
引退を表明した阿部慎之助が3塁側ベンチ前にバットを持って現れた。
代打いつ出てくるかなって思って見てたので、なるほど9回か!と思ったと同時にリンドバーグのあの曲が聞こえてきた。
セーブはつかないけれど、球児が阿部慎之助の甲子園の最終打席を出迎える。
よくぞこの対戦機会を作ってくれた。

唐突だけど、私の母は巨人ファンだ。
なかでも阿部慎之助がお気に入りらしく、ある日私にその理由らしきものを説明してきたことがある。

「あんな顔して野球めっちゃうまくて憎めへんやろ?」

(ほんまにファンか)
(本人に言いつけてやりたい)

でもこの母の意見には完全に同意だ。

お立ち台での「最高でーす!」は、最高にカリカリさせられたが、嫌いにはなれなかった。
それどころか、このフレーズを聞くようなときは、完全に「阿部にやられた」あとだ。凄い選手だと何度も思い知らされた。

この日、阿部が打席に立つと、レフトビジターから慎之助コールがあると同時に、ライトスタンドからもコールされた。
まぁ、勝ってるからというのが大きいのだけど(笑)、それでも、巨人のユニフォームを着る選手に、ライトスタンドからこんな反応が起きるなんて、とても特別なことだ。

球児は、ストレート1本の真っ向勝負。
初球の阿部の迫力のフルスイングに、拍手が起こった。
阿部も球児がストレートしか投げてこないことをわかっている。
4球目がライトポール際の大きなファウルになったとき、タイガースファンからは、良かったーと、惜しかったなーと入り混じったようなどよめきがあった。
応援歌は歌詞がわからなかったので歌えなかったのだけど、多くのタイガースファンが手拍子で合わせていた。

5球目。ボールは阿部のバットの上だった。阿部の渾身のフルスイングと、球児も負けないストレートを。
球児と阿部の対戦は、ずっと記憶に残ると思う。
空振り三振してベンチへ戻る阿部には、球場中から大きな拍手が注がれた。

でな。こんな演出が出来たのも大量(5点だが)リードできたおかげなのだ。
梅野と福留のホームランが大きい。甲子園で見るホームランは格別だ。

阿部は一生タイガースに恩に着てほしいw

阿部!おつかれさまでした。

高橋聡文が引退を発表。
小柄でも全身を使って投げる強い強いセットアッパーだ。
彼に救われたゲームがどれほどあったか。後ろにいてくれるだけで心強いピッチャーだった。
タイガースに来てくれてありがとう。
本当におつかれさまでした。

[今日のマルテ]

「左足の張り」があったとのことで、3回表の守備にはマルテ就かず。
ムリしない系なので。

Posted in コラム | 阿部惜別の甲子園 はコメントを受け付けていません。

横田引退と、鳥谷のお立ち台。

2016年、超変革のスローガンとともに、一軍デビュー。開幕戦ではスタメンに名前が載った。
背番号24 横田慎太郎
2歳上のルーキー高山との1,2番には、新しいタイガースを予感して、本当にワクワクして野球を観た。

恵まれた体格から放たれる長打が魅力で当時の金本監督に起用された…のだが、長打ではなく足の速さで内野安打を量産してしまい、金本監督を「横田だけ逆変革してる」と笑わせた。
確か、プロ初ヒットも内野安打だったはずだ。
バントをしない2番打者。打ち損ないでもヒットになる。横田が塁にいるとまた何かが起きる予感と期待で、目が離せなかった。

「小さい頃は、とにかく外で遊び、家の引き出しにはダンゴムシがいっぱいで―
横田のお母さんの言葉が記事になっていたことがあった。
横田はそのまま大きくなったんだなって笑ったりもした。

2017年、沖縄キャンプ。
突然、宜野座から横田の姿が消えた。安芸にも鳴尾浜にもいない。
「数日前から続く頭痛の検査のため帰阪」というニュースが出たっきり、ウソもホントもなんでも拡散されるこの時代に、続報はなかった。
半年以上経った9月。
脳腫瘍と診断されていたことが、球団と本人から発表された。
選手生命どころか命の危険にあったということに言葉を失ったが、それまで球団やマスコミの方々が完全に沈黙を貫いたのは、横田や横田のご家族を守るためだったとも知った。

背番号24は、横田のために空けてその日を待っていた。
横田は実戦出場が叶わなくても、バットを振り、声を出した。

だが横田はユニフォームを脱ぐ決断をした。
一番の想い出は、と聞かれた横田が、2016年の開幕スタメンより、もがいで苦しんで野球をやった2年半の方がいい想い出だと語った。

野球より大切なものはたくさんあるし、これからの人生の方が長い。…わかっているけど、神様、横田からこんな形で野球を取り上げるなんて、やっぱり私は全然納得できないでいる。
ただ、これからの横田も応援する気持ちに変わりはない。

〈9/22 阪神 3-0 DeNA (甲子園)〉

勝:ガルシア
S:藤川
敗:バリオス

先発した望月に4回途中から能見を送り、そのあと、ガルシア、岩崎、島本、ドリス、球児と、実に7人もピッチャーをつぎ込み、そして、無失点リレーを完成させた。

先発してもなかなか勝てなかったガルシアがこういう形で勝利が舞い込んでくるのを見ると、野球は本当に不思議だ。

決勝打は鳥谷。
打ったことももちろんよかったが、走塁がまたかっこよかった。
三遊間抜けようかという木浪の打球に大和がジャンプして捕球、難しい体勢からセカンドへの素早くて正確な送球。何度だって助けられた大和のファインプレーだ。ジャッジはアウト…だったがここは矢野監督のリクエストによりリプレー検証。
待つ間の鳥谷と大和が楽しそうに会話している。
映像では、鳥谷の足が早かった。
間もなくして出てきた審判により、判定が覆ると、大和が静かに笑った。「トリさんには敵わないな」そんな感じかな。
一流と一流がぶつかって、鳥谷が勝った。

9回、球児が試合を締めた瞬間、鳥谷のとなりで福留が笑っていた。
この時期にお立ち台は心底嫌だったのかもしれない。
自分が打って勝って、ガックリうなだれるプロ野球選手を初めて見た(笑)

けれど、甲子園の景色をあのお立ち台から、鳥谷に見てもらえてよかった。
インタビュアーの橋本航介アナが、鳥谷が今シーズンで退団する点に言及したのは少し驚いたが、よかったと思う。
今、どんな思いで試合に臨んでいるのか、鳥谷の声で聞くのは退団表明以来初めてのことだ。
鳥谷も、真面目に応えてくれた。

チームにも鳥谷にも、悔いのない野球をやってほしい。あと少しを、その先のために。

[今日のマルテ]

9回表、木浪のショーバンになった送球をマルテが捕り損ね…今季100個目の節目のエラーにマルテ見事に絡む。

Posted in コラム | 横田引退と、鳥谷のお立ち台。 はコメントを受け付けていません。

明日に繋げる北條2ランホームラン!

〈9/21 阪神 4-2 広島 (甲子園)〉

勝:西
S:藤川
敗:菊池保

チーム初ヒットは3回裏センターオーバーの2ベース!
さすが頼れる9番!西勇輝!(ファッ
他に誰もジョンソンを打てない。
このまま、また誰かが打てるようになるまで待っているつもりだろうか。延長30回ぐらいジョンソンが一人で投げるというなら、それもアリだろうが、残念ながら9回までだ。
ジョンソンフラフラ28回裏…なんてやってこないのだ。

攻略の糸口が見えないまま6回裏。
先頭梅野が四球で出塁した。
もうここしかないし、ここで得点できないなど、父さんはそんな子に育てた覚えはない。(誰)(誰の誰)
西のバントと代打北條の進塁打で二死3塁となると、ここでカープにバッテリーミス。
1点を返した。
1日1本を掲げる近本が155本目のヒットをシャラッと打ち、福留も1,2塁間破るヒットで出塁。
3塁にランナー背負いマルテの打席。ジョンソンの投じた3球目がまた暴投となり、同点となった。
こつこつと塁を進めた攻撃がジョンソンには堪えたはずだし、それに、木浪に代えて北條という伏線がまたドラマだ。

8回裏。
この回もまた6回と同じように、梅野から始まった。ジョンソンは既にマウンドを降りていた。
梅野は2ベース。
6回ではバントを成功させた西だったが、ここはアウト。
そして北條だ。
西がバント成功で一死3塁なら、また違った結果になったかもしれない。
北條は振り抜いた。
前進守備の頭越えてくれと、そんなバッティングだったが、打球は躊躇することなくレフトスタンドへ!浜風はいつもと逆でレフトへの方向は伸びないというのに。
北條、勝ち越しの2ランホームラン!!
久々にスカッとした。
8回裏というのも良いよ。突然山が動いて、そして9回は球児が14セーブ目をかっさらっていった。

だけど、たまたま勝ったとも思わない。
シーズンを通して、1つしかワイルドピッチを記録していないジョンソンにこの日2つも出たのも、ただの偶然ではないはずだ。優位にあったのはジョンソンのはずなのに、西がスイスイ投げているのに焦りを感じていたかもしれない。
毎日打つと公言しているルーキーの打席に嫌なものを感じたのかもしれない。
途中負けてたって、踏ん張ってれば、諦めなければ、何かが起きるって…さすがに綺麗な夢を見過ぎか…。
だけどこんな毎日を積み重ねて、1年分になったら、もしかしたらいいことあるのかも。

ジャイアンツ優勝したんだね。強かった。これは認めなきゃならない。
おめでとう。

[今日のマルテ]

苦手なファウルフライを捕りにいき、上手に捕れて嬉しかったのか、フェンス越しにファンにちょんとハイタッチするマルテ。ファウルゾーンに広がる優しい世界。

Posted in コラム | 明日に繋げる北條2ランホームラン! はコメントを受け付けていません。

「154」を記憶に刻んだ谷口アナ最後の名実況

〈9/19 阪神 0-8 ヤクルト (甲子園)〉

勝:小川
敗:高橋遥

「1、2塁間! 154安打!おめでとう近本光司!
70年のセントラル・リーグの歴史の1ページが塗り替えられました。
近本光司、あのミスタープロ野球 長嶋茂雄さんの153安打を今日の第1打席で塗り替えました。
ぶち破れ!オレがヤル
近本光司がやりました。」

この日のサンテレビボックス席がラスト実況となる谷口アナが、近本のセ新人最多安打新記録更新の瞬間を伝えてくれました。
そしてこの続きには、私が最も聴きたかったフレーズがありました。

「今日、球場に来られなかったみなさん、今、ボックス席をご覧くださったみなさん、すべてのみなさんが歴史の証人となりました」

「歴史の証人」です。
谷口アナといえばこのフレーズだと思っているので、昨日の日記を書いたときもこの言葉が頭にありました。

試合開始から終了まで放送するサンテレビボックス席だからこそ証人になれる。
確かに見た。近本のその瞬間を。谷口アナからお墨付きをもらった。
谷口アナは、長嶋茂雄さんの偉大さを讃え、そして私たちに伝えてくれながら、近本にもこの記録だけでなくもっと大きな選手になってほしいと、タイガースファンである谷口アナ自身の願いもひしひしと伝わるようなお話もたくさん聞かせてくれた。

谷口アナの実況がとても好きだから、聴けなくなるのが寂しい。
一つ一つのプレーや、選手の心情に添い、解説者の方の話を引き出して、紐解くような実況をされていた名アナウンサーだ。
ときには、バットを折る選手に静かに「これはいけません」と諌めてくれたりもした。
谷口アナの静かに飛び出すダジャレも好きだった。

初めてお会いして、ご挨拶できたときは嬉しかったな。
爽やかな見た目と落ち着いたお話ぶりからは想像もできなかったが、カメラを構えていたらパッと入ってきておどけて被写体になってくださったり、過去の失敗談なんかも楽しく聞かせてくださって、真面目な方なのでそこがまた面白かったり。

長きに渡り、来る日も来る日も弱いタイガースを実況しながら見守って応援されてきて、よりによって最後の実況の日にまで、完全なまでの敗北を喫したのだけれど、そういえばどんな日も、谷口アナの実況からは、やり返せというエネルギーはもらっても、情けなさや怒りというものを感じたことがなかったな。
今日もそうだった。

谷口アナ、おつかれさまでした。
またお会いできたら、そのときはまたポーズとってください(笑)

[今日のマルテ]

セカンドゴロ、捕りに行きがち(笑)

Posted in コラム | 「154」を記憶に刻んだ谷口アナ最後の名実況 はコメントを受け付けていません。