大竹が泣いた日。

〈5/27 阪神 3-2 巨人(甲子園)〉

勝:大竹
S:加治屋
敗:グリフィン

今日の大竹もグリフィンも共に立ち上がりに苦しみ、どちらのチームにも初回先制のチャンスはあったが得点はできず、以降は両者立ち直り、中盤まではゼロを積む展開が続いた。
特にタイガースの初回は、中野の送りバントの1アウトのみで満塁のチャンスを得たというのに、無得点。クリーンアップぅー…
ただ、以前なら「ここで取れなきゃ一生とれん!」とナーバスになったものだが、連勝中ってすごいもんで、まぁ次のチャンスまで待つかっと思えるから不思議だ。
「先発・大竹」という安心感と、その大竹が粘って投げてくれればきっと打線がどうにかするじゃろ、という大したアテもないのに借金するタイプと同じ種類の楽観からだ。

実際、「どうにか」なった。
7回裏、…ってえらい時間かかったけど、一死走者なしから坂本が四球で出塁すると、木浪が送りバントで坂本を進めた。
足の遅い坂本が2塁から還るための方策をあれこれ考えてるうち、大竹に代打の渡邉諒が出た。
この回で得点できなければ好投の大竹に勝ちはつかない。
大事な役割を背負った渡邉諒にボールが先行すると敬遠気味の四球で二死1,2塁。
2アウトでも、あるぞあるぞと思うのは次の打者が近本だから。
近本は9球粘って、誰もが苦労したグリフィンからこの日二度目のセンター前ヒット!カウントがね、3-2になっててこれがはまった。
私が一番心配してる二走坂本は、めちゃめちゃいいスタート切ってて、ホームへ!
欲しかった1点がようやくタイガースに!
ジャイアンツの守備も後ろへ下がってたことがまたカウントの妙というか、近本の狙い通りというか。
近本ありがとう!!
あれほど打てなかったグリフィンだがやはりこうなると原監督はグリフィンを諦めた。
そして代わった大江から今度は中野が2点タイムリーヒット!

そういえばね、昨日の試合後岡田監督が「明日は打つやろな、1、2番はな」と言ってた。
ハッパかけるつもりで言ったのかもしれないけど、言ったことがそのまま現実になってちょっとおののいてる。

しかし、昨日もだが一瞬のスキを逃さない怖さが今のタイガース打線にはある。
それも、終盤まで機をじっと待って、一番ダメージの大きいところで、鮮やかに点を奪って逃げていく。
…え?今私タイガースの話してるってことで合ってる?(震え)

3-0の9回表。
岡田監督は、浜地をマウンドへ。
今日は最初から湯浅、岩崎は使わないと決めていたらしい。
そしてその浜地が2ランを浴び1点差となったがここでもすぐに加治屋を投入し、ゲームを締めた。
湯浅、岩崎を温存しながら勝てたことは、長いシーズンを戦う上でチームにとってとても貴重な経験値を得た。
もちろん浜地個人にもね!

そして今日のハイライトはどうしても大竹の涙になってしまう。
近本が打ったところで、ベンチの大竹が泣いていた。
ヒーローインタビューではそのワケを、照れてごまかしたりすることなく話してくれた。誠実な人柄が出てる。
「一人はみんなのために、みんなは一人のためにというか、そういうチームプレーを感じた」からだと。
まだゲーム中なのに、大竹が感極まっているのを見ると、どうしても熱が入ってしまう。私は試合が終わった今もまだ大竹のせいで泣いている。
解説の能見さんが、泣いている大竹を見たそのとき
「野手は投手のために、投手は野手のために、という相乗効果」と話していたのだが、ヒーインの大竹が話したことと同義だったのも、思い返して熱くなった。

大竹の涙の試合、後々特別な意味を持つものになるのかもしれない。
それがわかるのは秋。
それまで、大竹にはまだまだいっぱい泣いてもらおう。

私も心がいっぱいだ。

[今日のノイジー]

ん?(ノーヒット)

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