143試合目。

〈10/26 阪神 0-4 中日(甲子園)〉

勝:小笠原
敗:青柳

負けるのも、優勝できないのも、慣れっこだと思っていたけど、なんだろう…今日は諦めが悪い。

今日の試合にだって言いたいことがいっぱいある。
2回裏、青柳の打順で代打。得点されたら早いうちに交代させるつもりだったのだろう。なのに先発陣をスタンバイさせていないのだから、なぜ?と疑問が残る。

後を受けたリリーフ陣も失点。
守りではミスが出て、攻撃ではドラゴンズ投手陣の前に4安打のみ。完封負けを喫した。

一年を総括するような拙攻拙守を見せられることになってしまった。

それだけならまだ少しは諦めもついたかもしれない。

9回裏、この回先頭の糸原がサードへのゴロに全力疾走。アウトだったし決して足の速い選手ではないが、このときの糸原は、今までで一番速かった。
ベンチでは、選手たちが身を乗り出して声を出し、打席に立つ選手を鼓舞した。
試合後、涙をぬぐうキャプテン大山の姿があった。

諦めが悪くなったのは、ちっとも諦めていなかった選手たちを見てしまったからだ。
先に書いたようにボヤきたいことはいっぱいあるのに、今はそんなことより、日本一になってくれということしかない。

スワローズのみなさん優勝おめでとうございます。
この先ヤクルトの優勝が決まるまで「負けろ負けろ」と念を送るだけの数日はしんどいなって思ってたところだ。
10月は負けろ念を送り続けてきた性悪女の私が言うのだからよほどのことだ。(やってんな)

クライマックスシリーズで会いましょう。
えげつない念を神宮へ送るよ。

[今日の岩田稔]

ご家族が見守る中でのスピーチ、パパは涙ぐんでいたのに、3人のお子さんたちはずっとニコニコ。
あぁ、こんなふうにいつも、どんなときも明るくて、だから岩田は長く頑張れたんだなぁ、ってよくわかったよ。
それに、このなんとも言えない敗戦後のくさくさした気持ちも、岩田の家族に癒してもらったような気がする。

大阪桐蔭の後輩でもある藤浪が、ベンチでひとり最後まで岩田を待ってた。
岩田が、タイガースファンのことをビッグファミリーと表現してくれた。

16年間、おつかれさまでした。
ありがとう。本当に。たくさん、ありがとう。

This entry was posted in コラム. Bookmark the permalink.