同級生

〈7/30 ヤクルト 6-0 阪神(神宮)〉

勝:高橋
敗:藤浪

7回裏。
ヤクルト先頭バッター宮本のショートへのゴロを、この日スタメンの北條がファンブルして、宮本の出塁を許した。

ちょうど1週間前。
あの日も、7回、先頭バッターのところで、北條のエラーがあって、藤浪は途中降板した。

北條の体をロックしてしまったのは、その記憶と、自責の念か。

そこから、またもショートへの内野安打。
そして、ショート後方の飛球を追ったプレーでは、センター近本と交錯して落球。

まるで野球の神様が北條を試すかのようなこの光景には、お願いだからもう勘弁してほしいと懇願しながら見た。
ただ、北條を試すだけではない。野球の神様は、同時に藤浪のことも試していた。
乗り越えられるか。

藤浪は自分がこの回を投げ切ることで、乗り越えようとした。打球を右手に受けて治療のために一旦下がっても、また戻ってきた。
自分のためだけじゃなくて、北條のためだったかもしれない。

ベンチでは、自ら歩み寄って、北條に声をかけ励ました。

藤浪は、優しくなったな。
優しい人は強くなれる。
藤浪は北條のために、もっと。北條は藤浪のためにもっと。もっと。うん、もっとな。(笑)

[今日のボーア]

7回裏の青木の打球に飛び付いたが捕れず。
カバーに入った植田海のプレーを妨げまいと、グラウンドで大の字でうつぶせになったまま…寝た。(笑)

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