勝てなかった虎

〈8/30 阪神 1-4 巨人 (甲子園)〉

勝:田口
S:中川
敗:高橋遥

先発投手をいつまで投げさせるかという選択に迫られた時、シーズンを通して頑張ってほしいという育成の観点とチームの必勝と、天秤にかけて量らなければならず、そしてその答えは今日については後者であったと思う。
だからこそ、大山をスタメンから外したのであり、勝負に臨んだのではなかったか。

6回裏、梅野が打席に立っているとき、ネクストバッターズサークルでは大山がバットを構えていた。
梅野が出れば代打大山だろう。スタメンを外した選手の奮起に期待をかける、これは矢野監督らしい采配だと思った。
梅野の打球はセカンドへ。梅野は足の速い選手ではないが、必死で走って内野安打を勝ち取った。
だが、打席に向かったのは遥人。

ではどういう理由で、大山のスタメン外しと、遥人の続投ということに至ったのか、監督に聞きたくなった。一戦必勝で挑んだのではなかったのか。
6回表、確かに遥人は満塁のピンチを乗り越えたが、満塁にしたのは遥人でもある。
後ろには頼もしくて強いリリーバーがいるのに、延長戦が頭をよぎったのか、出し惜しみする形となった。

7回表、丸に勝ち越しのタイムリーを許し、続投がなんのためだったのかわからなくなった。
その裏、先頭木浪がヒットで出塁。
1番という打順に置いたラッキーボーイに代走を送ったのは積極采配なのだろうか?
勝負強い3番福留の前に、バントで送る作戦は頭にもなかったか。
福留には疑問のある打席になったに違いない。

要するに、監督の考えがわからないのだ。やっている選手も。
意図がわからないから自分のやるべきことがわからない。
疑問を持って立つ打席、あるいはマウンドに、いい結果が望めるわけがないのは、皮肉なことにこれだけは理屈が合う。

鳥谷の報道で、うろたえてんじゃないよ。
現場に動揺をもたらすフロントの責任は重い。一体何やってんだよ。
少なくとも、鳥谷だけはいつものように早くから球場入りをして、自分のやるべきことを当たり前にやっている。
まだ終わってないんだぞ。

[今日のマルテ]


リバーシブルタオルというのをもらいました。


虎の字が浮かび上がりました。

マルテは唯一打点をあげましたが、それっぽい写真はございません。

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