6番大山

〈8/10 阪神 6x-5 広島 (京セラドーム)〉

勝:岩崎
敗:フランスア

まず、ソラーテの外野守備。
昨日の日記で、今やれる布陣としてその名前にソラーテも入れた。が。
ソラーテ恐ろしい子!
ヤクルトのバレンティンの守備でもあれほどではない。(しかもバレはその分めっちゃ打つ)
左打席にも右打席にも入れること、一発があることはあるので使うのだが、タイガースにとってレフトはデンジャーゾーン。相手チームにはラッキーゾーン。
タイガースファンは、あそこへ飛んだら目を瞑って祈るしかない。(辛いです)

ソラーテの守備もあって、レフトには打たせられない西-梅野のバッテリーは苦労したと思う。
失点は5だが仕方ないと思うし、4、5、6回を結果3人で片付けた方の西に賛辞を送りたい。
5回の1塁けん制→セーフのジャッジ→マルテ矢のようなベンチへのリクエストしろ要求(笑)→結果、西のけん制すごい!アウト!って、西のファインプレーだ。

さぁ大山だ。
矢野監督が、初めて大山を4番から外した。
「4番を外すことは簡単」と常に言っていたが、矢野監督にとっては一番難しい選択をしたと思う。
4番でこのままシーズン最後まで使っても使わなくても、どちらにしても私は大山の起用については矢野監督の決断を支持できる。
「4番大山」には矢野監督の信念があったし、それを変えることにもまた、魂の決断があると感じるからだ。
他もそれぐらいでやってほしいけどな(笑)
代わりに4番を務めたのはマルテ。適任だと思うよ。最後に[今日のマルテ]読んで!

この日、ボックス席解説の岡田彰布さんが一番エキサイトしたのが、2点を追う無死2塁の7回裏、大山の打席でのバッティングについてだ。
それまでもキレキレの解説だったのだが、大山のライトへのヒットが不満でならなかったようで…

このあと打順は、7、8、9番
ここでのバッティングは、ランナーを還さなければいけない。
なのに、ライトへ打って繋ぐつもりで打席入ってそれでライトへ打って。1,3塁になったからってなんだ。

ということを岡田さんはおっしゃっていた。
結果は、8番北條の6-4-3のダブルプレーで、この回無得点…
そうしたらこうなる、という結果も岡田さんには見えていて、何より、打順は6番でも「4番大山」としての心構えで打席に入らなかったことが残念で寂しかったようで。
私に、無得点という結果まで見えるわけがないのだけど、ファンとしてもこのバッティングは寂しかった。
何番に入ったって、大山のバッティングをしてほしいし、右打ちの指示が仮にベンチから出ていたならベンチがあかんし、右打ち指示を出していなくても大山には右打ちするなと指示ださないベンチがあかんし。

6番の打順を告げられた大山は、「4番を取り返す思いでやります」と言ったそうだ。
岡田さんはこれを知ってか知らずか、「これでは4番には戻れないですよ」と言った。

そして…
9回裏だ。2点差のまま。何も起こせなければ今日も負ける。

だが、カープ抑えのフランスアが良くなかった。
マルテヒット、ソラーテが四球をもぎとって、舞台が整った。
打順は「6番大山」。
野球は、回ってくるのだ。
回ってほしい人に。

大山の狙いは決まっていた。外ストレート。
2球目、振り抜いた!
それだ!
アウトコースだったので方向こそライトだが、狙って打ったホームランだ!
逆転サヨナラ3ランホームラン!!!
大山が打った!!!

岡田さんは「大山は6番と思って打席に入ってない」と、とても嬉しそうだった。
私は、岡田さんが嬉しそうなのも嬉しかった(笑)

ライトスタンドのファンからあの位置は死角になってスタンドインしたことは恐らく見えていないと思うのだけど、そこは内野のタイガースファンと歓喜の連動だ(笑)
ベンチからみんな飛び出してきて、抱き合って、大山のホームランを共に喜んだ。
出迎えるスタッフさんたちの笑顔もいい!
一軍マネージャーの清水誉さんもベンチの中でハイタッチの列にいて、ああああああああああああああああああああああああ!!大山のヘルメットをポンって!!清水誉スマイルーーー!!!!なんちゅうーご褒美か!!!!!!
この様子おさえたサンテレビ1塁側カメラさん優秀か!!!!

お。話それてる。

ビハインドでも投げてくれて、流れを渡さなかった、能見、島本、岩崎という、素晴らしきサウスポーの活躍がなければなかった勝利ということも忘れてはいけない。
さらに言うと、この3人のピッチングがあったから、今日の勝利は、必然だったのかもしれない。

[今日のマルテ]

タイガース公式インスタのストーリーに、大山のヒーインを通路からマルテ一人で見守ってる様子がアップされていた。
これってマルテが「4番大山」への敬意を持ってくれてるってことだよね。
ちょっとビックリしたのと、またマルテが好きになったよ。

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