鳥谷が2000本目のヒットを打った日。

〈9/8 阪神 8-3 DeNA (甲子園)〉

:岩崎
:井納

いつもより早い電車に乗れたかも…!
汗だくで満員の阪神電車に乗り込んで、甲子園駅に着いたらダッシュ。
トラ友がマクドに並んでくれているところだ。イエス!月見バーガーの季節!
私は、甲チケの窓口へ向かい発券。あぁ、平日のこの時間にしてはいつもより人が多い気がする!…さらに今日は、「ファンクラブ応援デー」の列にも並ばなければならない。
17時50分。やばい!第一打席間に合うのかこれ!
1台機械がつぶれてる。ますます時間がかかる「応援デー」
いやぁぁああ!

外から聞こえるDeNAの応援歌。大丈夫、まだ間に合う。能見さんが時間を稼いでくれているようだ。チャンテになった。間に合いそうだ。どうよそれ。
やっと今日で応援デー参戦10回を達成!どうでもいいわ!

鳥谷の打席を見にやってきた!
今までたくさん見たけど、今日も見るのだ。

1点が入っていたけど、気にならなかった。秋の甲子園が綺麗すぎるせいか、広島の3連敗で耐性がついたおかげか。
いや、スタンドのこの空気のせいだ。
鳥谷が打つと信じて疑わない、そして根拠はないけど今日は勝つ。

第一打席は間もなくやってきた。
2点を追う2回裏だった。
中谷が四球で出塁していた。

鳥谷の名前がコールされるより先に沸き起こる大歓声。
グラウンド近くでは地鳴りとなって聞こえただろう。
みんなそれぞれに鳥谷の名前を叫んだ。応援バットを鳴らした。いつもより大きな声でみんな歌った。

2球続けてボール。
ストライクゾーンにきた3球目を、鳥谷は振った。13年前の「1本目」から変わらないあのスイングで。
白い残像を残しながらセカンド柴田の頭上を超えるのが見えた。打球は緑の芝で跳ね、あっという間にフェンス際まで到達した。
2000本目のヒットは、中谷が1塁からホームへ生還しタイムリーとなった。
早稲田の後輩の田中浩康が花束を届けてくれた。
名球会の先輩、そして尊敬する福留が続いた。
何度か頭を下げ、鳥谷はさっさと花束を預けてセカンドベース上へと戻った。
自分が試合を止めるなんてことは、性分でないのだ。
顔面にボールが当たってすごい出血をしても、立ち上がり、担架を待たず自分の足で帰る人だ。

余韻はスタンドだけのものとなった。嬉しいのになんで泣けるんだ。次の大和の打席は見えなかった。
坂本は注意しているからかろうじて見えた。
流れを切らなかった鳥谷の意志は、坂本の逆転2ランに繋がった。

勝つために、毎日人よりたくさんの練習をして、勝つために、毎日グラウンドに立っている。
鳥谷のこれからの目標は、今までとずっと変わらない。チームの優勝。

ベンチに戻った鳥谷に、金本監督がいつもより長めに声をかけた。
「まだ通過点だぞ2500本行け!」

トラ友が大騒ぎしながら作ってきたもの。雑だ。
2500はちゃんと作れ(笑)

トリメーターは、あと500だ。

[今日のロジャース]

鳥谷のための会見場を見つけ、広報さんに記念写真を撮ってもらうかわいいロジャース^^

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