まだ途中

〈9/7 広島 6-4 阪神 (マツダ)〉

:九里
:中崎
:秋山

同点に追い付かれた5回裏。
安部のセンターへの打球を中谷が追い、飛び込んだが捕れず。
これが勝ち越しを許したタイムリー3ベースとなった。
レフトの福留が中谷の肩を叩き、声をかけた。

浮かんだのは、昨年、2016年の6月26日。
あの日もマツダスタジアムだった。
レフトの俊介とセンター中谷が、交錯し、俊介が怪我を負った。
うろたえる中谷。
ベンチまで寄り添ってくれた福留は
「このプレーで小さくなることはよくない」と励ました。

あの頃は自分のことで精一杯で何も見えなかった。
あれから1年が過ぎたが、何度も中谷が飛び込む姿を見た。福留の言葉通りに。
そしてこの日は、悔しさを露わに、捕れなかった自分を責め、拳を振り上げグラウンドに叩きつけた。それでも収まらず、叫んだ。

中谷があんなに悔しい顔をすることがあっただろうか。
クリーンナップの一角を任され、チームの勝敗を左右する選手になった。

先発の秋山だって、ここまで投げられる選手ではなかった。

オフからスイッチに挑んだ大和が、故障から戻ってきてくれた。

一時は出場さえ危ぶまれた鳥谷が、2000安打まで「あと1」とした。

試合後のその悔しい顔が、昨年よりうんと強くなった証し。

負けたのに、強くなった、って感じた。
おかしいかな。

頑張れ!タイガース!
その差は案外大きくない。

[今日のロジャース]

サンテレビカメラが、ロジャースを長めに映してくれる。
ただ、眺める私。とにかく癒された…だけかい!

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