~前回までのあらすじ~
わずか1点でも得点あれば勝ってきた才木だったが、6月下旬、ローテが日曜日から火曜日へと変わってからは勝ち星に恵まれず。
先発投手としてイニングを消化していくも、相手好投手に打線は沈黙。
オールスター前の最後のゲームでは山崎伊織相手に8回133球2失点で完投負け。
おい打線いい加減にしろテメー。
〈7/30 阪神 5-1 巨人(甲子園)〉
勝:才木
敗:山崎伊
今日も序盤は援護なく。
3回裏、才木は全力疾走で内野安打としたが得点には結びつかず。
5回裏、先頭大山のヒットから6番右京さんレフトへのタイムリーでようやく先制。しかし無理した右京さん三塁狙って走塁死。そんな無理する必要あったか?続く木浪にもヒットが出てチグハグ感否めず。またも才木は今度はレフトへのヒットで出塁。二死満塁になるがチャンスで打てないあと一本ガーッ!この回1点で終わる。
しかし!後半戦に入ったタイガースは意味不明な変身を遂げている。梅か梅干しかぐらい違う。
山崎伊織から9安打。球数も投げさせている。
ジャイアンツベンチは5回で山崎を降ろし継投に入った。
6回裏先頭は森下で始まる打順。
森下はこの日2打席ともショートゴロしか打っていないが、相手変われば途端にヒット。
そして佐藤輝明もヒットで続いた。
ドラ1トリオで形成するクリーンアップが揃ってヒットで出て、そして大山という胸アツシチュエーション爆誕。
さぁ大山。
スイング、インパクト、フォロースルー、どれをとってもそれはそれは力強くてとても綺麗で、打球の行方はもうわかっていたから、ただ大山に見とれてた。
一塁ベースを蹴って駆けてく大きな背中が大好きだ。ダイヤモンド一周する間に表情を変えることはしない大山が笑顔になるのは、仲間が待つベンチ前。
3ランホームラン打った大山を、喜びを爆発させて才木が待っている。
しかし才木はこの日は暑さからくる疲れもあるのか、いつものようには三振がとれない。
疲れがピークに達しているであろう7回はやや顔を赤らめながら打者一人一人に向かっていったが、佐藤輝のエラーもあって無死満塁のピンチを招く。
この回までと気力を振り絞って投げていたが、ボールも垂れてきた。
安藤コーチが水とタオルを持ってマウンドへ。
右の若林を見逃し三振でアウトにとるところまでが才木の責任だった。
汗びっしょりでベンチに戻る才木にスタンドから大きな拍手。
「J.BOY」の登場曲に乗って桐敷が登場。
場面は一死満塁。打順は丸、坂本と続く。4点リードも一発で同点になる。
厳しいなんてもんじゃない場面。
しかし桐敷はこの大ピンチに、内野ゴロの間の1点しか与えなかった。才木もチームも救ったピッチングは後から見返してみても胸のすくものだった。本当に桐敷かっこよかった。
このカードで100歳の誕生日を迎える甲子園。
5回のグラウンド整備のときにはバックスクリーンにTUBEが登場し3曲を披露。
いつもと違う特別な演出にも岡田監督は「まぁちょっと5回のイニングが長いくらいやった」と普段通り(笑)
100周年を祝う祭りの始まり。
森下!トドメの8号ナイスホームラン!
[今日のノイジー]
ぬおー!ノイジーも二軍戦でホームラン打ってる!!