開幕三連戦は岡田阪神に軍配

〈4/2 阪神 6-2 DeNA(京セラドーム)〉

勝:才木
敗:笠原

監督が選手を評価するように、選手だって監督のことを値踏みしている。
この人の言うことにブレはないか、信じていいのか、自分を生かしてくれるのか。
最初は半信半疑だろう。
彼らは全員プロで、プライドがある。
同じチームといったってそこにはライバルもいて、全員野球で飯を食ってる。
そんな「個」の集まったチームをまとめ、ひとつの目標に向かわせるのは簡単なことではない。

岡田監督にとってこの開幕三連戦はとても重要な意味を持っていた。
自分についていこうとその気にさせられるか。
岡田監督はまずそのミッションを自分に課し、そして着実に遂行している。

キャンプでは、守備の練習を強化した。中継プレーは徹底的にやった。
肩を見込んでショートのポジションへ抜擢した小幡は、あの練習の意味を今日、試合で示した。7回のホームへの返球はビッグプレーだった。

そして8回裏。
二死ながら中野が出塁すると、守備からゲームに入っていた島田には中野の盗塁のアシストをさせ、1ストライクという状況ながら代打原口を送った。
2ストライクになっても原口を出すと告げていたというが、そうまでして原口を送ったのは、このあとの9回は、二連投していた湯浅ではなく石井でいくと決めていたから。
1点を取りに行くという形を明確にチームに示し、そこで託された原口は意気にも感じただろう。
だからといって原口が1球でホームランにしてしまうとは、岡田監督もそこまでは計算になかったと思うが。
走れと言われた中野だってプレッシャーのかかる場面、よくスタートを切った。

岡田監督が迷いない采配を見せ、そしてそれが結果に繋がっている。
この三連戦で、選手たちが一番感じていると思う。
与えられたポジションや役割は、それぞれが望むものばかりではないかもしれない。
けれどその役割を全うすることが、勝利に繋がっているとわかった今、納得して突き進むことができるだろう。

中野は新しい持ち場、セカンドのポジションでファインプレーをみせた。
佐藤輝明は四球を見極めるようになった。
長いイニングをと任された才木は、強いボールでゲームをしっかり作った。

無理をさせたと監督の気遣いを受けた岩崎は、次またやり返す。
ケラーだってやり返した。

お立ち台ではしゃぐ森下の無邪気な笑顔、最高だった。

ナイスゲーム!

[今日のノイジー]

今日も半袖。いいぞ。(半袖推し)
屋外どうかな。

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