#ありがとう能見さん

〈9/30 オリックス 4x-3 ロッテ(京セラドーム)〉

勝:平野佳
敗:オスナ

オリックス・バファローズのホーム最終戦で行われた能見さんの引退試合。

ワインドアップで投げる能見さんを見たくて行ってきました。

能見さんが楽な展開で投げられればいいなぁと思いつつも緊迫した展開は続き、「その時」は2-2同点の8回表に訪れた。
この日2安打している4番安田が相手という場面で驚いたが、いつものようにポーカーフェイスでマウンドへ上がった。
腕を振って投げた4球全てがワインドアップからのストレート。
最後は、145キロのストレートで安田を空振り三振、能見さん自身がまだチームの一員であることを示した。
チームはこれからまだ優勝をかけた戦いがあり、そのあとのポストシーズンもある。
投げる場面があるかどうか、一軍にいるかどうかは別にしても、そのための準備を能見さんは続けるだろう。
そう、まだ「最後」じゃないのだ。
引退興行によくあるお飾りのような登板ではなく、戦力として投げた本気の能見さんをこの目で見られたことが、寂しいという気持ちを超えて、たまらなく嬉しかった。
能見さんは、ずっとエースだから。


それに能見さんのスピーチもよかった。
「阪神タイガースに入団し…」というところで言葉に詰まったから、やばい!能見さんも泣いちゃうのか!と思ったら
「…ちょっと飛びました(ハッキリ」
「なのでちょっと紙見ます(ハッキリ」
これには吹き出してしまった(笑)

緊張した面持ち、潤んだ目、言葉が出てこないほどの緊張感、ぜんぶいつもの能見さんらしくはないのだけど、その中にいつもの能見さんが出てきて、うれし泣きしてしまった。

タイガースは幸運なことにこの日は試合がなく、能見さんを慕うたくさんの選手たちもビスタルームから観戦。
手を振って、スマホで撮影して、入場時に配付されたボードを掲げ…やってることただのファンやそれ(笑)


もらったボード裏面の写真たち。
タイガースに半分のスペースを割いてくれたバファローズの方に敬意を表したい。

チームも勝って、2日の最終戦へ。
オリックス・バファローズのみなさま、いい引退試合をありがとう。

そして、能見さんありがとう!

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