〈7/8 ヤクルト 0-8 阪神(神宮)〉
勝:青柳
敗:高梨
勝ったからというのはあるんですけど、ちょっとヘロヘロになってる青柳さんが、実は好きだ。
しんどくてたまらんというのを隠さないくせに、カッコ悪くマウンド降りたくないからギリギリのところで踏ん張ってる。運動会のおとうさんみたいな?(笑)
あぁでもやっぱりこんなこと言えるのも勝ったからか(上機嫌)
7回裏、先頭の山崎に13球も要したのはさすがにきつそうだった。
続く宮本にデッドボールを与えたところなんかヘロヘロのそれだったが、4番村上が遠慮のかけらもなくバッターボックスに入ってきた。当たり前か。
勘弁してよって思ったのだけど、マウンドの青柳さんの気持ちはどんなだったんかなぁ。
3つボールが先行して、打ちにきた村上から空振りをひとつとると、突然ボールにキレが戻ってきた。
空振三振に倒れた村上が悔しそうだった。
続くベテランの青木でさえも翻弄された青柳さんのピッチングは、完封挑戦権を得るには十分だった。
ヘロヘロから立ち直った。すごい。
そんな青柳さんを援護したのは、あとちょっとでホームランというサトテルのフェン直タイムリー3ベースと、近本の今季1号2ランホームラン!
近本のホームランは打った瞬間だった。
連続試合安打記録から一旦離れた近本のリ・スタートがホームランなんて最高じゃないか。
もともとホームランも打てるバッターだから今季打ってなかったのが不思議なぐらい。
この前にセーフティバントで出塁した島田もよかった。
島田のアイデアと足、そしてNEW近本の2ランがヤクルト先発高梨を6回で交代させたのだ。
これで勝負あったと思う。
7回の5点は、プロ初登板に緊張してるうえ、興奮して寝不足気味のルーキーから打ったもの。
在籍してるだけでボーナスもらったようなもんだからなんとも言えない。(それでもファンか)
首位独走のヤクルトにはたかがの一敗かもしれないけど、スタメンにはピッチャーとキャッチャー以外全部左を並べて青柳対策をしてきた中で、それでも青柳さんが完封勝利したっていうのは、こちらにはたかが、じゃないのだ。
坂本も、青柳さんと勝ててよかった。
ヒーローインタビューで「優勝を目指しているので」と青柳さんがさらりと言ったのにはドキッとした。
いいチームだ。