〈6/2 阪神 6-1 西武(甲子園)〉
勝:ガンケル
敗:隅田
今日 のタイトルは、サンテレビ・橋本アナの実況からお借りしました。(無断)
ガンケル先生は自身の第一打席にもヒット、マウンドでは長坂の出すサインに首を振ることもなく、静かにバッターを打ち取っていった。
打線も初回から珍しく打って、3回までに7安打。
ただし得点はない。
これはこれでストレスの溜まる展開だった。
4回裏。無死2,3塁とまたもチャンスを作る。長坂の飛球はタッチアップに十分な距離があると思ったが、三走糸原が思ってた以上に来ない。余談だが私はこの糸原の見た目とのギャップが好きだ。オールドスタイルの着こなし、足速そうに見えてのギャップたまらんではないか。え?そのギャップは逆がいい?そらまそうやけども、面白さは上やで?(面白さ)
で、糸原は余裕でアウトとなってしまい、センターからの好返球もあったということにしとこう。2アウト2塁。
ガンケル先生には悪いが、ちょうどこれで次の回先頭から回るから、なんてこと考えていたらなんと自らのバットで先制点を弾き出した。
右中間真っ二つの見事なタイムリー2ベース!
はい!投げてガンケル!打ってガンケル!
6回にもヒット打ったものだから、打率は.357まで上昇。
これまで好投しても援護がなくて8試合に登板してもまだ1勝しかできていなかった。
ガンケル先生は考えた。
自分で打とう―
そしてそれは非常に賢明な判断だった(できるんや)
今日は7回途中で降板したが、このときスタンドから降り注がれた大きな拍手がとてもよかった。心地よい初夏の夜にピッタリだ。甲子園のファンはガンケル先生に惜しみない賛辞を贈り、ガンケル先生も手をあげて応えた。
回の途中の降板でこんなこと言うのも変だが、今年の名場面集に入れてほしい。
名場面集というと、もちろんこれも!
西武・森に打順が回る8回に登板したのは藤浪。
先頭愛斗と山川穂高をゴロアウトにとると、またもやスタンドからは拍手。
森が打席に入ったからだ。
大阪桐蔭の優勝バッテリーの、甲子園での対決は胸が熱くなる。
ストレートがくるとわかっている森の方は、藤浪の159キロの初球を火花が散るような打撃で打ち返した。
セカンドベース上の森は笑っていなかったけど、打たれた藤浪の方が笑っていたのが印象的。
リードしているからだけど、これがプロ野球なのだと二人にはいいものを見せてもらった。
今日は今季最多の17安打。安打数のわりに、、という点数だったが贅沢言うまい。
それから糸原。お立ち台での言葉は意味深だった。
「3月、4月、苦しくても、頑張れ頑張れ!って言って応援してくれたファンのために、それだけを思っていつも臨んでいるので」
打てない時期、応援の言葉もある一方、ネット上でのひどい誹謗中傷を何度も見かけたし、糸原自身も目にしてしまうことはあったと思う。
でも今日、糸原は応援してくれたファンのことだけを口にした。
糸原のヒーローインタビュー、よかった。