〈4/22 ヤクルト 0-6 阪神(神宮)〉
勝:青柳
敗:高梨
タイガースファンには見慣れた光景だが、青柳さんは一塁送球の際、少し距離があるとバウンドさせて送球する。近い場合は走り寄って下からトスをする。
これはたまたまではなくて、青柳さんが自身の弱点である悪送球を克服したいと考えて出した一つの答え。格好悪くてもアウトをとれればいいとあえてそうしていることだ。
この日、ゼロを積み重ねていた青柳さんだが、6回裏この回先頭の青木に2ベースを打たれ、2点リードしているとはいえ3巡目ということもあってピンチだった。
しかし青柳さんはここが正念場と、3番山田哲人、4番村上から空振り三振を奪う。
強打者二人が思わず首をかしげる三振に、普通は気分も高ぶるだろう。ヒーローインタビューでも「しびれました」と自分で言ってたぐらいだ。冷静でいられるだろうか。
そんな中、続く宮本のゴロを青柳さんのグラブが弾いてしまった。慌てた送球になるに違いない、と思った。
しかし捕球した青柳さんは、いつもそうしているようにしっかりワンバンを投げた。
格好悪いどころか、めちゃめちゃ格好いいと思う。
同じ悩みを持っている人は、プロアマ問わずいると思う。将来プロでの活躍を夢見る野球少年にも。
でも「格好悪くて」できないと思ってたことを、プロの野球選手がやってのけることで、悩んでる人たちの何かを変えるきっかけに必ずなると思うのだ。
野球選手でなくてもこういうことって日常にもあるよね。見栄とか恰好とかって、めちゃめちゃ邪魔になってるときある。
さぁ、めちゃめちゃ格好悪いタイガースは今日はどうだ。
初回に大山の2ランホームランが飛び出して…まぁ、これぐらいなら一応ある、このあとなんだよな、、なんて思ってたら、ロハスにも3ラン!!!
青柳さんの好投でリズムを掴んだ野手も好守連発。
出た。いいときだけ調子いいやつら(笑)
ずっといいときになるように、調子乗っててください。
最後にもっかい青柳さん!
わずか3安打の完封勝利!
27のアウトのうち17のゴロアウトも圧巻だった!
さぁ、次いこう!