〈10/24 広島 2-7 阪神(マツダスタジアム)〉
勝:伊藤将
敗:九里
人事を尽くして天命を待つ―
って初めて使うわ…なにこれ賢そう…
でもたぶん言葉の意味と状況は合ってる。
自分の可能な限りの最善を尽くしてやることやったら、あとは天のみぞ知る…っちゅう。
これを書いている今は、神宮でのヤクルト‐巨人戦が終わって、ヤクルトのマジックがひとつ減ったところ。
ヤクルトにマジックが点いているという時点で天命待ちなのだけども、それにしてもタイガースはよくやってるんじゃないかと思うのだ。
だから、今日もタイガースが勝った試合を書こうと思う。
先発は伊藤将司。
今日勝てば、二桁勝利をあげるというゲームだ。それも負けは許されないという状況の中。
改めて、すごいルーキーだと思う。
与えた点はソロホームランの1点のみ。6回途中に交代したが、4安打のみに抑え、安定したピッチングを続けてくれた。
そしてもう一人、すごいルーキーのアイツ。
快音が聞かれなくなってから2ヵ月。
スタメン落ちも珍しくなくなって、打撃を心配する声に溢れる毎日となっていたが、2回表、一死1,3塁。走者二人を置いてその時はやってきた。
あれは九里の失投だったのだろうか?いやそんなに簡単な球ではなかったと思う。
カウント1-2からの5球目。少し内側にきたストレートに佐藤輝が回った。
と思ったその瞬間、ものすごい音が鳴り響いて、瞬く間にライトスタンドのずっと上の方へ。
ライト鈴木誠也は一歩も動かず、どこまで飛ぶのかを見届けただけだった。
その場に居合わせた選手やファンも、敵味方関係なくただただ見る者を圧倒する、すごい、ものすごい、ホームランだった。
野球は、飛距離や打球速度を争うスポーツではないとはわかっていても、たまらない魅力が佐藤輝明のホームランにはある。
あれを見たいから球場にだって行きたくなる。
本人は今まで苦しかったと思うけど、ダイヤモンドを一周してZポーズを決めるその様子には、今日の晩ごはんが寿司と知ったときぐらいの喜びぐらいしか表現されていないのも、佐藤輝明らしくていい。
ヒーローインタビューでは「気持ちよかったです」と。
その程度かい!(笑)
この3ランホームランは景気づけの一発となって、決勝点にもなった。
あ、サトテルだけで終わっちゃいかん。
試合が少し固まっていたときに、きっちり犠牲フライを決めた7回の糸原は勝利に近づけてくれたし、8回にはなんと2点タイムリー3ベースなどというビックリの坂本誠志郎の打撃もよかった。
さらには、一死3塁からスクイズを決めた島田も。
そんな攻撃ができるのならもっと早いうちにやっといて欲しかったという愚痴はいつ言おう(笑)
この日中野が30盗塁を決めた。そう、この日はルーキーズデー。
未来は明るい。
今日も頼もしい投手陣よ、ありがとう!
さぁラスト1試合。
いい試合見せてな!
[今日のマルテ]
15打席ぶりのヒットは2ベース!