スアレス坂本で逃げ切ったで…

〈10/9 ヤクルト 1-2 阪神(神宮)〉

勝:アルカンタラ
S:スアレス
敗:今野

バッティングもリード面も、明らかに疲れの見えていた梅野に代わって坂本がスタメンでマスクをかぶった。
とはいえ、途中…例えば先発ピッチャーが降りるときや、チャンスで打席が回ってきたときは交代になるんだろうな、と思っていたら、矢野監督は最後まで坂本に任せた。
この大事な試合で最後まで使ったのはギャンブルと言われればそれまでだが、“捕手矢野”の意志を感じる采配だった。実際、坂本のリードもよかった。
梅ちゃんはリセットできたらまた頼む。
坂本は…なんでもいいからとにかく打ってくれ。坂本推しは気が気でないのだw

はい。
ゲームは………なにこれ……………
最初から最後まで怖すぎた。

初回、相手先発高橋を攻め大山の先制タイムリーで1点をあげるが、(以下略)

我らが先発秋山は立ち上がりから不安の見えるピッチング。
二死1,2塁でオスナの打球がセンターへ上がったときの秋山の振り向き方は、ホームラン打たれたピッチャーのそれ。
…が、近本がフェンス際でジャンプ。ドンピシャの好捕だった。3アウト!
今だからぶっちゃけると入団以来ずっと、近本は後ろへの守備がとことんイマイチと思って見てました。すみません(笑)
練習したかな。だんだんうまくなりました(笑)

防戦一方の展開で、案の定3回裏に同点とされるが、この1点止まり。
追われるチームの焦りというやつだ。マジックを点灯させて固くなるのはヤクルトの方なのだ。そこを突いていければよかったのだけど、この日のタイガースは5安打。優しすぎぃ…

秋山がなんとか5回は投げたが、あと4イニング…(遠い目)
まず6回をアルカンタラ。
楽々ではなかったが、無失点でしのいだ。
二死1,2塁の塩見に対してワンバンで空振りとったバッテリーには大声出た。
ワンバンが怖かったのと、坂本が逸らさないかってことと、振ったぁぁ!ってことと。多い。

同点のまま7回へ。
7番ロハスから始まる打順。ロハスこの日初めてのヒットで出塁。(あっさり書いてすまんロハスよ。ものすごい喜び表す大きなアクション良かったよ。笑)
代走に熊谷が出て、坂本はバントの構え。
2球目で決め、口を結んで走ってベンチに戻る途中でひとつ息を吐いた。
そして6回の守備から出場していた島田の打順。
「足の速い外野手」というだけではなかなかチャンスもなかったけど、神様っているんかな。
大事な場面で回ってきた打席、カウント2-2。振り抜いたバット、打球は一塁ゴ…ベース手前!?なんか跳ねた!!オスナの頭上を越えライト前ヒットになった!!
熊谷ホームイン!欲しかった追加点は島田の一打だった。
単なるラッキーとも思えない何かを感じる7回の攻撃だった。

しかしゲームはまだまだ。
7回からの3イニング。
矢野監督は2番青木から始まる打順に、岩崎を投入した。
7,8,9回を岩崎とスアレスで繋ぐ、非常時の継投だ。
明日どうすんだって?
そんなこと言ってたら鬼が笑う。

試合前の声出しにはこのカード登板予定のない青柳さんがわざわざベンチにやってきてくれた。
「俺たちは今日やるしかないから。今日勝つしかないから!」
青柳さんの言ったことが首脳陣を後押しした?(笑)
そう、明日のことは明日だ。

まず7回裏。岩崎が青木、山田、村上を3人で終わらせた。
そして8回裏、一人目を岩崎、二人目と三人目をスアレスが斬った。

ここで一旦。8回表と9表のタイガースのクリーンアップから始まる攻撃は何も起こらなかった。

やっときた9回裏。
不運な内野安打で出塁を許すと、代わっていたショート山本がファンブルして、一死満塁のピンチとなった。
絶体絶命の場面で打席には山田哲人。
内野も外野も前を守る。
さぁスアレスと坂本。
ファンも、ベンチも祈るしかない。

スアレスは、うなるような160キロを見せ、山田もこれについてきたが、2球目のインハイに詰まらされセカンドフライ。
さぁ、2アウトまできた。
そして村上。
勝負は1球目。スアレスのストレートに力負けした打球はスアレスの足元へ転がるのが精一杯。
スアレスが一塁送球するのをいつもより念入りに見守って、ゲームセット!
スアレスが!坂本が!勝った!!

もう、ヘトヘトです。
あ、あしたも、がんばれぇ・・・(かすれ声)

[今日のマルテ]

4タコ。

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