爪痕残した東京ドーム!

〈9/26 巨人 3-4 阪神(東京ドーム)〉

勝:ガンケル
S:スアレス
敗:山口

前回19日の巨人戦では、2回7失点という結果だったガンケル。
さぞかしプライドも傷ついただろうと思うのだけど、この日の試合前のコメントにガンケルらしさが出ていた。

「今日は自身のリベンジではなく、チームの勝利のために投げていきたい。
残り試合も前半戦のようなピッチングをしていきたい」

リベンジに燃えてエゴを通すような選手ではないのだ。
献身的なガンケルの姿勢に胸が熱くなる。
ガンケル自身のためにももっとたくさん勝ってほしいし、長くタイガースにいてほしいなという思いもどんどん強くなっていく。
矢野監督が厳しいと思っていた今日の登板も、金村コーチと福原コーチの助言で決まったというから、ちゃんと見てくれているコーチがいたことも幸運だった。
ただ先発事情が厳しいというだけでもないのだね?(確認)

ガンケルはコメント通り、前半戦のようなピッチングをしてくれた。
ゴロアウトを量産し安定していた。
ぶっちゃけると、初回の先頭吉川に簡単にヒットを許してしまったところで不安はあったのだけど、松原、坂本、岡本の3人全員が内野ゴロ…不安は払拭されたどころか笑ってしまった。
6回裏、松原にHRを打たれるが、ソロならOK。1失点に収めて、この日の役目を終えた。
グラウンドの真ん中で、何にも動じることなく自分のピッチングに専念してくれる投手がいるというのは、大きな安心感をもたらしてくれる。あの背中を見て守る選手にもモチベーションになるだろう。

2回裏、2ベースで出塁した丸が二三本間で挟まりアウトに。
流れを完全に切ったようにも見えるアウトだったからラッキーだった。

3回表、大山に一発が出た。
二死走者なし。山口、なんであんな簡単に投げたの?
甘いド真ん中。
大山が仕留めたときレフトの亀井は一歩も動かず。いや、もう投げた瞬間から亀井だってわかってたかもしれない。
大山のバットから放たれた打球は、「キリン一番搾り」の看板を直撃する特大弾。
大山は100万円と一番搾り1年分をもらえるらしい。それでビールかけしたいわ(笑)
チーム最多の虎の金メダルを獲得する大山は、一息ついたらそのメダルをお道具箱へ。メダルはもらった本人がしまいにいかなあかんシステム(笑)

そして、5回表!
3四球で満塁となって糸井。
2アウトだった。
1球見てもよかったが糸井は初球を振った。強烈な打球は一塁線を抜け、満塁だった走者は一人残らずいなくなった。
準備の賜物。ヒーローインタビューでは笑いを誘う糸井だが「爪痕残したろうと思って」の言葉は、本意だ。

岩崎は3点のリードを1点差リードに減らしてから、スアレスへ繋ぐ。岩崎、わざとやってない?(笑)
そしてそのスアレスは、ガンガン梅野のミットめがけて投げ込んであっさり試合を締めた。
最初からスアレスに不調なんかなかったんや!(笑)

負けなかった巨人戦。
しかしまだ追う立場には変わらない。
1日休んだらまた走ろう。

[今日のマルテ]

9回表。
フォロースルーだけ見たらホームランやけどなー!

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