連敗止めた大山の一打

〈9/1 阪神 2-1 中日(甲子園)〉

勝:伊藤将
S:スアレス
敗:松葉

薄氷を踏む―
それもほんまうっすいやつ…
ひとつ勝つって本当に大変だ。
それも、懸案事項だった大山の打撃がことごとく試されているかのような。

今日は6番サードでスタメンの大山。
初回、二死満塁の一打先制の場面ではボテボテのピッチャーゴロ。
4回には、一死1塁で、ダブルプレー。
とにかく大山のところで回が終わる。

4回表に、エラーから失点を招き、1点を追う展開となっていた。
だが伊藤将司は今日は強かった。
ビシエドと福留を打ち取って、これ以上点を与えることはなかった。

そうして6回にまたチャンスが訪れた。
先頭近本がヒットで出塁、中野がしっかり送りバントを決め、マルテが無双だ。同点に追いつくヒットを放った。
次の4番サンズのところで、ショート京田がトンネルをしてしまい、次の糸原はゴロアウトだったが、やっぱりここで回ってくるのが大山だった。

静かに入ったバッターボックス。
応援なんて余裕もなくただ見守った打席だった。
3ボール。
この次だ。大山はバットを振った。そう!
振れなくなった元4番の姿など誰が観たいものか。
バット折りながらも、まさに気持ちが運んだといえるライト前への勝ち越しタイムリーヒット。
あぁ、よかった、、本当によかった。
ベンチに向かって控えめに頷いた大山だったが、ベンチではコーチ陣も一切合切みんな大はしゃぎ。
いいよなアイツら。ブルペンの気持ちになってみ?(笑)

7回を投げた伊藤将司の粘りのピッチングと、大山の勝ち越し打。
これらを死守してくれたのが8回の岩崎と、9回のスアレス。
はい薄氷。
9回の二死3塁のビシエドなんて、ネクストに福留さんの圧まであったから、どんだけ怖かったか。
大山のあのヒットをチーム全員で守ってくれた。

お立ち台には、伊藤将司と大山が上がった。
大山はやっとヒット1本打ったからって、6試合連続複数安打の近本を差し置いてな。
でもそれだけ意味のある一打だったということだ。

世話の焼けるキャプテンなのだが、大山を中心に回るチームはいいチームだと思う。
整列して一礼したあと、ベンチに戻る大山の背中にくっついて飛び跳ねる坂本の姿はご褒美映像(笑)

大山で勝ったな。

さぁ次行こう!

[今日のマルテ]

タイムリー打って、ファーストのビシエドに褒められた(*^^*)

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