〈8/11 DeNA 2-9 阪神(横浜)〉
勝:ガルシア
敗:井納
今日の勝利は、ガルシアが根気強く投げてくれたからこそ。
試合終了のときには、両手を広げ天を仰いで、喜びを爆発させたガルシア。
この様子には、見ている方まで笑顔になるし、試合後、喜びのポーズとって写真撮影に応じている姿も、全部、とにかくいい。
と、同時に今まで勝たせてあげられなくてごめんね…と懺悔の気持ちも。
開幕から8試合に先発登板して、未勝利だった。長かった。ガルシアは2018年の中日時代もこんなことあったけど、なんやかんやで13勝をあげている。ガルシア、今から間に合うだろうか…(全勝希望)
今日も高山が先発。中谷は代打での出番となった。中谷はヒット打ったのでそれはそれでよかったが、やはり先発で結果出してるところが見たい。
初回の表裏で1点ずつ。ガルシアと井納の投げ合いとなってしばらく試合は動かなかったが、動かしたのは木浪。
6回表、ヘッスラで内野安打とすると、井納をゆさぶる。警戒する井納、けん制するがこれが悪送球となって、木浪は3塁へ。井納は、3回表に木浪に盗塁を許したことを引きずっていたんだろう。
一死3塁となって、楽に打席に入ったのが、得点圏の鬼、サンズ。
この人ね、ほんとメリハリというか、いや、鬼(笑)
打率も.278と好成績だが、
得点圏となると、.500。これはセ・パ合わせても1位となる数字だ。
とりあえず、2塁ベース上にタテジマ着たカカシとか、置いといちゃだめかな(笑)
そして二死2塁となったところで、ベイスターズは5番ボーアを申告敬遠。
これは考えられない。ネクストは梅野だ。
梅野はこの日2打席とも三振だったが、タイガース唯一(規定打席)の、3割バッターなのだ。
つまり、3打席目には打つのだ。しかも、負けん気の強い梅野だ。
打つに決まってるやん。
3球目、甘く入った変化球を、なめんな!と振りぬくと、打球は3塁線キィィーーーンって音立てながら(脳内)、痛烈に破っていった。
足の速くない二走サンズもこれは悠々ホームイン。
私にしては珍しく、打たれる方ではなく打つ方で「知ってた」と思った得点だった。
ベイスターズはここで井納を諦めたが、ちょっと井納には気の毒だったな。ボーア打たせてたらこんなことにならなかったのに。(おい)
そして大きかったのは、7回表の追加点。
近本、今季初の3ベースで快足を見せてくれると、サンズの打席のパスボールで本塁突入。
サンズ、すぐそこまで近本が迫ってきたの見て、慌てて逃げる。それもホームに背中向けて本気で走って逃げる。近本無事突入成功(笑)
この1点が大きかった。
1-4として、終盤での3点差。追いつくことすらしんどいなと先に思ってしまう点差だ。
8回裏、代わった馬場が、宮崎のホームランで1点を失うが、ソロならOK。ほら!「3点差」って素敵ね!(笑)
で、あとはタイガースファンにはたまらない9回表の攻撃だった。
先頭植田海は腰にモロに死球を受けるが、プレーは続行。きっと休みたいぐらい痛いのに、この回まさかのまた打席がやってくるとは(笑)
そう、打者一巡の猛攻だった。
この日、勝利への突破口を開いた木浪、守備でも好プレーをみせていたが、仕上げにタイムリー2ベース。
一死満塁から代打出場の福留さんは、「顔でとった」押し出し四球。
なんと、と言ってはいけないけれど、代走での出場が多く、あまり打席に立つことがなかった熊谷が今季初ヒット。しかも打点つき!
試合は、2-9と大量リードして9回裏。
元ベイスターズの尾仲が、横浜のマウンドに移籍後初となる今季初のマウンドへ。これにはベイファンからも拍手。(ありがとう!)
緊張しただろうけど、なんとか無失点で役割を果たした。
打たれたヒット2本、試合後ベンチで梅野からそのあたりの話をされていたのだと思うけど、背後から能見さんが、満面の笑みで尾仲の肩を優しくポンポンポンポン…。梅野の話もそこで終わった。
能見さぁぁぁん…!
この回は、移籍するきっかけになった大和との対戦もあった。大和はレフトフライ。
矢野監督の起用に応えられてよかったし、矢野監督も嬉しいだろう。
さぁて、まだまだ借金は返せていないのだ。
卑屈になる必要はないけれど、奢ることなく、1個1個、勝っていこうな!
[今日のマルテ]
再びの故障で、戦列からまた遠ざかったマルテ。
タイガース公式インスタにあげられたガルシアのポーズの写真に「いいね」を押した。
ガルシアが勝てないとき、4番としてその責任を誰よりも感じた同志。
焦りもあるだろうけど、こうやって仲間の勝利を祝福してくれるマルテの存在は、どこにいても心強いのだ。