〈8/6 阪神 11-0 巨人(甲子園)〉
勝:高橋
敗:メルセデス
左肩のコンディション不良ということで出遅れた高橋遥人。やっと開幕。
でも一応今季初登板だし、野手はアレだし、過度な期待はしないでおこう…と、ショックを最小限に留めるための保険かけて見てたのだが、その初回…
1番 北村 空振り三振
2番 坂本 ショートゴロ
3番 丸 空振り三振
ウォォーー!なんじゃこりゃ!
遥人最高だ!!
7回111球。打者25人に、被安打3。奪三振は自己最多の11。
マウンドでの堂々とした態度、投げっぷり。
昨年だって、援護さえあれば二桁は勝ててた。(怨)
コンディション不良っていうのが、どの程度なのか、具体的にどういうことなのか、さっぱりわからないので心配して見てたけど、そんな心配はいらなかった。
今季初登板には緊張したなんて言ってるけど、マウンドの遥人を見てると、ありゃウソだね。
お立ち台で緊張してるのはよくわかるけど(笑)
投球のリズムが早いのもいい。
メルセデスもテンポはいい方なので、ゲームはサクサク進んで、1点勝負になるのかな、という展開だった。
それが3回の近本のタイムリーヒットであり、その後サンズと大山が続かなかったから。
だから4回裏の植田海の打席での、一走木浪、二走梅野のダブルスチールは、爽快。
メルセデスはカリカリ、植田海の打球は、前を守る外野手の頭上を越えていく。今季初打点おめでとう!…ていうかありがとう!セカンドの守備でも、いいとこ見せてくれた。
この回、陽川も代わった沼田から打って、4-0。
それにしても、原監督ってのはつくづく怖い人だと思った。
敗戦の中にも育成と、守るべき投手との使い分けがきっちりされていて、過密日程となるこの難しいシーズンに構想をもって挑戦していることが、よく表れていた。
継投は、育成出身選手4人が投げた。
8回には中谷が満塁ホームランを打って、大差をつけたが、火消しに上がったのが、こちらも育成出身の、しかも野手の増田だった。
まだ、他にピッチャーはいたのに、だ。
ライトフライに打ち取られた大山には屈辱的な打席となってしまった。
ただ一方で、楽しそうに投げてた増田はあれでいいと思う。苦労人が憧れの甲子園のマウンドで投げてるんだ。つられて私も思わず笑ってしまった。
そういえばメルセデスも育成出身だったね。どんだけ!
この原監督の采配は、私は気に入らないけどね、立場によっても意見は変わると思う。
そうだな、えっと、とりあえず、どうだろ糸井、ピッチャーまたやらないか?(笑)
最後は戦意なき打線が相手となったが、ガンケル、望月で完封リレーを完成。
とにかく勝ったぞ。
中軸が打てなくても、やれることをやった。
原監督にあんな継投させたのも、遥人の前に、タイガースの前に、降伏したってことだ。
今日の勝利は、胸を張ろう。
[今日のボーア]
8回、どさくさに紛れてタイムリー打ったが…
違う、そこじゃない(笑)