〈7/23 阪神 2-4 広島(甲子園)〉
勝:森下
S:一岡
敗:藤浪
「サンテレビボックス席」のオープニングテーマが流れたそのテレビ画面は、上空の銀傘カメラからの映像。
黒いまっさらなマウンド。
一目でそれとわかる背の高い選手の姿がそこに。
次にグラウンドレベルのカメラで、マウンドの一番高いところに歩を進める足元だけを。
そして、また銀傘カメラで上からその姿を伝えたあと、次の画面では背中の「19」の番号が大きく映し出された。
スタンドのファンが掲げるのは「藤浪晋太郎」とプリントされたタオル。
オープニングテーマが終わると、グラブを持つ正面からの藤浪の姿。
「甲子園のマウンドに背番号19番、藤浪晋太郎が帰ってきました」
オープニング映像が伝えたかったのは、木内アナの言葉通りだ。
そして、私が見たかったのは、この映像だ。
藤浪が甲子園に帰ってきたのだ!
藤浪の何がそんなに惹きつけられるのか、実はまったくわからないのだけど、叶うならこの日は球場へ行ってその姿を観たかった。
逆の視点から言うと、藤浪は数少ないお金のとれるプロ野球選手だということ。
勝ち星どころか、先発登板すら約1年ぶり。開幕も出遅れた男に、一体なんでここまで思い入れがあるのか。
でも、確かにずっと待ってるし、一軍に合流したと聞いただけでもう嬉しかった。
糸原の抹消で、高校時代ともに甲子園を沸かせた同期同学年の北條がショートを守ったということも、藤浪の周りには自然にドラマが生まれるようになってるんだと感じるほど。
初回のダブルプレーとった北條は「オレがヤル」そのものだった。
しかし、二人のプロ野球人生が順風満帆ではないように、7回表先頭田中のところでの北條のエラーにより許した出塁のあと、藤浪はフォアボールを出し、ここで降板。
悔しい結果だったが、スタンドからは温かい拍手が注がれ、なぜか私が泣いてしまいそうに。
あかん。藤浪の前には感情が不安定すぎる(笑)
初回の大山のホームラン、嬉しかったな!
「エースが投げて、4番が打つ」
この回、めちゃめちゃ幸せだったぞ!
次回登板もあるって矢野監督明言してくれたので、よし。
ドラマの続きを楽しみにしよう。
グランドスラム?
知らん!
[今日のボーア]
ボーアもおかえり!(軽)