「3点差」!

〈7/17 阪神 4-1 中日(甲子園)〉

勝:青柳
S:スアレス
敗:大野雄

前夜、ヒーローになった福留が、昼の鳴尾浜での二軍戦に出場したと、記事になっていた。
もちろん本人の申し出による出場なのだけど、打てないから行ったのではなくて、打った翌日だというところに福留の凄みが増す。
43歳のベテランは、実戦で打席に立つことがどれだけ大切か、嫌というほど知っている。

近本が今季初めてスタメンを外れ、センターに入ったのは、この日誕生日の陽川。(おめでとう!)
陽川がセンターの守備をどれだけやれるのかわからなかったのだけど、今これを書いている今も、わからないままだ。
青柳さんのせいだ。
今日の青柳さんは、7回を投げ、21個のアウトのうち内野ゴロは16個。
外野フライは、レフトのサンズのところの一つのみ。

そもそもだけど、センターの守備に経験ない選手を配置するなんて、どんな心臓したらそんなことができるんだよ!と否定的に思っている方なのだけど、一方で、陽川、もしかしたらものすごい外野手適性あることがわかるかもしれん…と、その未知数に期待する自分もいる。
要は、陽川が活躍すればそれでいい(笑)

その陽川が、7回裏先頭でレフトへヒット打って出塁。
ここで、代走近本だ。
次の木浪はバントを失敗してしまったが、近本が盗塁を決め、木浪を助けた。
これだ。チャンスを与えられた者が期待に応える。今季中にタイガースで見られるとは思ってもみなかった。(6月のワシ)

バッター青柳の打席途中で代打に出たのは、この日昇格したばかりの中谷。
チャンスではあったが、1ストライクからの代打、しかも大野雄大からとあっては、難しい打席だったはず。
次頑張れ!

場面は二死2塁。
糸井が内野安打とし、1,3塁。
ここで、この日ツキもあったキャプテン糸原。
4球目、少し浮いたか大野雄大のストレートに逆らわずに三遊間抜くタイムリーヒット。
欲しかった追加点だ。
私は、来月誕生日なのだけど、誕生日プレゼントには神様に「3点差が欲しい」とお願いしようと思っているぐらい、「3点差」が欲しい。
糸原からもらった「3点差」は、大切にするし、だからこそこうして日記にもつけておく。

最近、糸原のキャプテンマークが本当に板についてきたと思う。その胸のマークを見るたび嬉しい気持ちになる。
3回裏、サンズが2ベース打って、糸井がのんびり帰ってきた後ろ、猛然と走ってギリギリ生還した糸原のダッシュだったが、本当ならもっと楽に帰ってこれたはず。
まだまだ伸びしろあるな(感嘆)

…と珍しく最初から最後まで楽しかった気がする。
それもこれも青柳さんのピッチングのおかげだ。

3番に入ったサンちゃんが、3回、3ボールから、サンテレビの中継で、活躍してくれたのは、間違いなく何かのご縁。(こじつけ)

[今日のボーア]

6回裏、ライト線のすごい打球で、2塁へ爆走。
平田の好返球でアウトになると知るや、タッチをかわそうとしたのか、ヒラリ!とはいかず、ショート京田に覆いかぶさる形に。
私の手元の選手名鑑によると、ボーアは「193cm・122kg」とある。
京田にケガがなくてよかった…

9回表、最後のアウトは、ファーストボーアのダイビングキャッチ…まではファインプレーだが、そのあとスアレスのカバーが間に合わないと思ったか、自分で1塁へヘッドスライディング。

ファウルボールを追い、カメラマン席へ突撃するその姿といい、ケガと紙一重なのでヒヤヒヤしているのだけど、不器用な人間の一生懸命の姿ほど、応援したくなるのがファン心理ってものだ。

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